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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 6件

電子書籍

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

著者 養老孟司,竹村公太郎

「(すべては情報という)社会でおそらくいちばん忘れられそうなこと、それはモノである。モノとカタカナで書くのは、私の場合には、ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、という定義になる。……私は日本人で、人間を中心に考えるから、ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい。以前からそう思っていた(養老孟司氏のまえがきより)」。 このような立脚点から養老氏が知見を論じ合うのは、ダム行政に手腕を発揮し、また地形やデータから日本文明の歴史を解き明かしてきた元国土交通省河川局長。石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化などの問題の本質に迫る。「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。戦う農業経済学者・神門善久との鼎談「日本の農業・本当の問題」も掲載。ものの見方、日本の見方を変える一冊。

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

税込 721 6pt

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

食料自給率の八百長。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

養老孟司と竹村公太郎の対談。対談ならではの細部に宿る語りが光っています。でもって、いろいろ引用したいのはやまやまなのですが、かえって散漫になるのを嫌って、ここでは一箇所にしぼって。竹村氏の発言。

【竹村】ところで、食料自給率40%というのはトリックの数字です。極端な表現を使えば八百長です。1987年までは農林水産省は自給率を生産額ベースで発表していたのです。生産額ベースで出すと当時は80%でした。ところが、88年から94年まで生産額ベースとカロリーベースを併記するようになった。生産額ベースで70数%、カロリーベースでは40数%というように。そして95年からは、生産額ベースが隠されカロリーベースだけになって、その結果、みんなが『日本の食料自給率は40%』と刷り込まれてしまった。最近は生産額ベースの数値も出すようになりましたが、論調は依然としてカロリーベースの40%です。
国民が自分の国の食料自給率を40%と聞いたら、誰でも腰から脚の力が抜けていきます。ところが、生産額ベースで計算すると、70%あるのです。生産額ベースとは、わかりやすく言えば、私が一万円で食料品を買ったら7千円分が国産だったということです。なぜカロリーベースの自給率を流布させたのか?これは、『農水行政は大事だ』と思わせるための操作だと思います。農水行政の重要性を私は理解しているつもりです。しかし、農水行政の重要性を強調したいがため、都合の悪いデータは隠し、都合の良いデータだけを出す。それはいけない。それによって国民が自立していく気概を損ない、自信を失ってしまった。『食料自給率40%』という国民の自立への気概を損なう宣伝は罪深いと思います。
ウナギとか牛肉とか、カロリーの高いものは外国依存率が高いし、コンビニなどがどんどん食べ物を捨てるでしょう。そういったことを考えると、カロリーベースの自給率は贅沢を示す数字と思った方がいいです。アフリカの貧しい国のカロリーベースの自給率は100%になります。なにしろ自分たちの消費しているカロリーが極端に少ないのですから。
・・・日本は生きていくことはできるのです。食料事情をより良く表わす生産額ベースでは70%近いのだから、日本国民は頑張って食料自給に立ち向かっていくべきなのです。


ちなみに、養老孟司さんは、2004年1月4日の毎日新聞書評欄で竹村公太郎著「日本文明の謎を解く」(清流出版)を取り上げておりました。そこでの養老さんの書評をすこし、ここに引用しておくのも、まんざら無駄にはならないでしょう。

「・・・こうした問題を、著者は一生懸命に考える。そして自分なりの回答を出していく。その真摯さが自然に伝わってくる。この本のよさは、まずそこだと思う。それぞれの職業に従事する人たちが、こうして態度でものを考え、当面の問題にぶつかっていけば、社会はおのずから良い方面に進む。そういいたくなる。」
「データを提示して議論するから、それぞれの具体的な問題について、読者もまた自分で考えることができる。」
「著者の論じているような問題を、英語ではオープン・クエスチョンと表現することがある。だれにでも『開けれている問題』なのである。答えたいと思う人が、それなりに答えていい。この場合、人文・社会学だと、ご託宣になることがある。理科系・技術系だと、データを出して議論しなければならない。それだと議論が生産的になる。おたがいに参考になるからである。」


さて、この新書にもどると、後半には鼎談も用意されており、枠から外れてゆくようなスリル感も味わえるのです。養老さんの会話の手綱さばきも見ものです。

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これからの世界のあり方

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきはじめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主題を見る限りでは自己啓発本のようですが、副題にあるとおり「環境・食料・エネルギー」問題の実態と解決の方策が石油の話から農業の話まで対談形式で綴られています。
 それが単なる問題提起に終わらず、具体案と実行するための心構えを問うているところが貴重に思います。
 手段を選ばない金融錬金術の破綻による地球規模での経済災害が爆発した今、これからの世界のあり方を決心するためにも、誰もが読んでおくべき一冊だと思います。

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ひとつのモノに落とす態度

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本質に迫るという「そもそも論」はややこしそうに思える。
現代社会を問題の根っこまで論理的に遡っていくには、日経新聞を
毎日精読しないとわからないような気もする。そもそも論に
あんまり触れずに、誰もがとりあえず目先のコトの流れを追って
わかったふりをしてしまいがちになる。


でも本質はそんなに複雑なものではない。
脳だけで世界が制御できそうな幻想はどうやら急速にしぼんできた。
これからの世界を生きていくための本質的作業は、現代文明を成り
立たせている下部構造に目を向け、鼻を向け、耳を向け、触って
舐めてみることから始めてみたい。養老さんは言う、大事なことは
五感で感じられる「モノ」だと。なんと当たり前でなんと本質的な
言葉だろう。


共著者である竹村氏曰く、文明の下部構造とは、安全・食料・
エネルギー・交流の4本柱で、政治やら経済やら文化などというものは
全てこれらの上に成り立っているという。そして近代文明とは、便利さを
極限まで追求するためにひたすらにエネルギー=動力源となりうるモノを
奪い合ってきた歴史でもあった。石油だけでなく、木も、水も。


本書はイデオロギーの系譜で語られがちな日本と世界の歴史をモノの
争奪戦の観点から語り直し、木が足りなくて遷都した平城京の話や
江戸時代の利根川東遷(関東を乾燥させるために家康が利根川の河口を
銚子にまで持って行ったなんて知ってました?)、石油の枯渇による
太平洋戦争開戦に至るまで、モノがなければ生きられない人類の本質を
炙り出していく。議論は、鎖国中に鍛えられたコンパクトなニッポンに
着目しなおし、現代の官僚的農政の機能不全状態を嘆き、食と農を通じて
アジアへ目を向けることに進む。本気の憂国放談がここにはある。


さてさてそれでは日本に住む我々はこれからどうするのか。
それはもうこの雑多なモノにあふれた世の中を徹底してモノの来歴で
考えていくことでしょうね。カロリーベースの食料自給率40%を
騒ぐなら、まず自分が食べてるモノの来歴とカロリーを知る。
エコロジーが気になるなら、エネルギーを少しでも抑制できるように
カラダというモノを鍛える。そんな風にして、「ひとつのモノに
落とす態度」がこれからの日本の行く道を決めていくのでしょう。
さらっとそんな覚悟を迫られる、実に本質的な本でした。

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モノから考える

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る

『バカの壁』の養老猛司氏と『日本史の謎は「地形」で解ける』の竹村公太郎氏の対談です。二人とも、従来の歴史家や経済学者とは異なる視点で、様々な事象にアプローチしておりハッとさせられますが、その根本にはモノから考えるという発想があるそうです。わが国の直面する環境、食糧、エネルギー問題について、世のマスコミに溢れている論調とは異なる見解にやはりハッとさせられます。
本書の最後の方で、「正しいやり方」があるのではなく「正しい受取り方」があるだけとの示唆は、色々な場面で本質を見抜くための発想のヒントになると思います。また、地理学の重要性を説いている点にとても共感します。

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「抽象的な概念を積んだだけでできる社会はあやうい」

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 二人の著者の、一方は解剖の専門家、もう一方は土木工学が専門である。 社会・経済・政治・歴史といった人間がおこす「現象」は、確かに「どう思い、どう考えたか」という人間の研究から理解しなくてわからない部分もある。しかし、この本では、「モノ」からみれば、歴史も見方が変わる、ということを「水」「食料」「燃料」などを具体的に取り上げ、対談で説明していく。
 だれそれの勢力から離れたい、という「動機」で行われた「遷都」と言うようなものであっても、実際に「ではどこへ」になれば「もっと便利な」とか「水が豊富」などの「モノ」要因が入ってくるのは納得できる。違う考えもあるでしょう、と異論のでそうな部分、例えば「(幕末)日本には資源が何もなかったから列強の餌食にならずに済んだ」という仮説などもあるが、「モノ」でみてすっきり理解がしやすくなる部分がたくさんあった。
 対談ではあるのだが、武村さんが話題提供、養老さんがまとめを主張という雰囲気が強い。鼎談の部分は、若干養老さんが神門さんに引っ張られる感じであるが。

 タイトルにふさわしい、認識論的に面白い内容は「第七章 いま、もっとも必要なのは「博物学」」だと思う。
 確実なものから考えを伸ばしていくこと。形而上学とは反対の方向から考えることが「本質を見抜く力」である、という本書の主張の、第六章までが各論とすると、この章が総論というところだろうか。「社会科学はしばしば恣意的な学問になり、自分が書いた筋書きに都合が悪い要素を全部無視する。」「どうやってみればいいのか。そこを鍛えるのが博物学の一番基本的なトレーニングです。でも、それが今は流行らない。」など、養老さんの自論が飛び回る。
 頭の中であれこれと理論を練り上げて行くばかりではあやうい、という主張は、そう書いてみればあたり前のようにも思える。人間を体の構造から考えていき、「唯脳論」にたどりついた養老さんの考えが書かれているものとしては、本書は比較的理解しやすいのではないだろうか。
 
 「モノ」から本質を見抜いていくこと。解剖学者の養老さんには、武村さんの専門の地学は「地球の解剖学」としてみえるのだろうな、きっと。

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この本にもだまされないようにしよう

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

石油,温暖化,農林水産業など,さまざまな問題がとりあげられている.新聞にだまされずに「本質を見抜く力」をやしなおうという趣旨はよい.しかし,ほんとうにこの対談によって本質が見抜かれているのかどうかについては,疑問がおおい.この本にもだまされないようにしよう.

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