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問題解決ファシリテーター
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 4件

電子書籍

問題解決ファシリテーター

著者 堀公俊 (著)

コンサルの間で注目されているファシリテーションの解説書。戦略型リーダーに必要とされる組織の力を発揮させ、問題解決を実現させる技術を事例をもとに指南。

問題解決ファシリテーター

2,138 (税込)

問題解決ファシリテーター

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みんなの評価4.2

評価内訳

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「あらゆる組織」の問題解決のために

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:知りたい人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファシリテーション=「促進する、容易にする、円滑にする、助長する」を
ケーススタディー形式で習得できる一冊です。
ファシリテーターに必要なことはプロセスをコントロールして組織の意思決
定の質を高めることで、そのために必要なスキルについて書かれています。
「ふむふむ」と感じさせられた言葉が多くありました。

◆優れた問題解決のためには、思考を発散させるステップと収束させるステ
ップをワンセットにしなければいけない。
◆ビジネスにおける分析は、科学的なデータ解析を通じて新しい真理を見つ
けるのとはわけが違う。
(⇒分析のための分析に陥ることが時としてありますよね。いけないいけ
ない。)
◆「どこを起点に」「どこを通って」「どこに到達するか」が基本の要素と
なる。これを論理の3点セットと呼んでいる。
(⇒論理的思考に欠かせません。)
◆ファシリテーターには文学的な素養も必要なのである。
(⇒発言者の心のメンタル・イメージを表現できる能力が必要。)
◆ファシリテーターの思考の枠組みが目的思考と全体思考になっていること
が求められる。
◆複数の立場から問題を眺めるからこそ幅広い選択肢がうまれ、その中から
ベストな答が選び取れる。
(略)「どちらが正しいか」という見方を捨て、「両方が正しい」ことを出
発点にするのだ。
◆ファシリテーターは、話し合いの場の質を高め、前向きな気運をつくって
いくことに専念すればよく、とりたてて議論を整理したり、意思決定を助け
たりする必要はない。
◆ホワイトボードをキャンバスにして、記録にはデジタルカメラを使えば
よい。
(それまでの模造紙を使った記録から、道具の普及でやり方が全く変わるのですね。)

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問題解決を、よりスムーズに、より創造的に

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本で、紹介されているファシリテーター(ファシリテーション能力)とは、
組織のなかの問題、課題の解決を、容易に、円滑に、促進するために、
協働する人の意識や考えの違いを調整し、共通の目的のために協力させるよう

はかる人のことを示している。
本書では、GEのジャック・ウェルチや日産のカルロス・ゴーンなどを
優秀なファシテーターとしてあげている。
組織改革や戦略変更などにおいては、異なる利害をもった人びとの衝突はしばしば起こりうるもの。
そうした場面において、衝突しがちな人たちの利害を調整しながら、

当事者たち自身によって、単なる妥協や譲歩などではない、
創造的な問題解決に向かわせるのが、本書でいうファシリテーションである。
その意味でファシリテーション、ファシリテーターというのは、特別な能力というわけではない。
個人がそれぞれすこしずつ、その能力に理解を示し、それを有していれば、

問題解決のための行動はよりスムーズに、創造的に行なわれるだろう。
そんな意味でこの本に書かれた数々のテクニックに触れてみるのもいいだろう。

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「ファシリテーション」に適切な日本語を!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日産のゴーン氏による『ルネッサンス』を読んだときに、ゴーン氏があの短期間で改革を成功させたのは、社員の中に改革のエネルギーを見出したことにある、と語っていたことが気になっていた。

 会社でも地域社会でもいわゆる組織体は全て、人間の集まりによって成り立っている。そしてそれら集まりには目的があり、自立的に動いている。ひとたびその組織が目的を忘れ、自己保存に動き始めると、組織の肥大化と老朽化が始まる。

 しかし組織の若い部分ではまだ目的を忘れておらず、常に目的を求めて効率的に動こう、というエネルギーがある。しかしそれが人間の弱さや組織の自己保存志向などによって妨げられている。失われかけた目的をいかにメンバーから引出し、組織の本来の目的に合っていない部分はどこにあり、何を解決するべきなのか、ということに構成員自らに気づかせ、自らによる改革を可能にする、ということが組織体の永続的な繁栄の条件となる。

 この本はそのための問題解決・調整・プロジェクト管理に必要な能力「ファシリテーション」について語った文章である。「養成講座」と呼ぶには荒削りだが、パラパラとめくると全体としての「ファシリテーション」が見て取れる。さきの『ルネッサンス』のほか、『V字回復の経営』など、企業改革本の技法版、といったところだろうか。

 著者の掘氏は日本ファシリテーション協会の立ち上げを準備しているという。しかし、このテーマ普及のためには、「ファシリテーション」を適切な日本語に訳すことが求められているように思うが、いかがだろうか?

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組織を動かすためのコミュニケーション技術。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:平野雅史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近、ビジネスに関する書籍にはコミュニケーション技術に関する書籍が増えてきた。説得、交渉術、リーダーシップ、コーチングなどなど。無論、昔から、コミュニケーション技術関係を取り扱った書はあったが、多くは対顧客活動など対外的なコミュニケーションや上下関係が主で、企業内など組織内を取り扱ったものは少なかったように思う。それだけ、企業内でコンフリクトになり易い、対立的なコミュニケーション場面が増えたということなのだろう。
 特に、企業業績が芳しくなく、変革の実現に向け、合意形成とコミットメント獲得のためのコミュニケーション技術は今後重要性が増して行くと思われる。

 本書は、こうした創造的な合意形成とコミットメント獲得のためのコミュニケーション技術として『ファシリテーション』を紹介する実務書である。
 企画関係の仕事に携わっていると、「なんで解らないんだ!」という想いを抱くことがある。不理解は各人固有の背景が影響している、言われてみればなんということはないが見落としていることも多い。また、その不理解を如何に理解と合意に変えていくか、より創造的な合意形成を促進しチームの力を最大限に発揮させるにはどうすれば良いのか、そんな視点を探すことさえ忘れてしまうこともあるのではないだろうか。
 本書は、こうした悩みに対して、オーソドックスではあるが体系化された道具「ファシリテーション」の用い方を示してくれる。

 コミュニケーションは平素付き合い続けている道具であるだけに、一朝一夕に変えられる技術ではないが、他者に原因を見出すよりも自己のコミュニケーションの改善点を見出し、より良いチームワークを引き出すため、場面場面でコミュニケーションスタイルを意識的に使いこなすために参考になると思う。

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