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MMT現代貨幣理論入門
第一人者による「バイブル」、待望の邦訳!
アメリカで大論争、国会でも議論白熱。
いち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮の旗手」松尾匡氏によるダブル解説。
貨幣観を一新!
MMTは、イデオロギーでもなく、願望でもなく、現実なのである。
【MMT(現代貨幣理論)の特徴】
●日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。
●政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は税金を納めることも、国債を購入することも論理的に不可能である。税金は所得、国債は金利にはたらきかけ、経済を適正水準に調整するための政策手段である。
●政府は「最後の雇い手」として、希望する人々全員に、一定以上の賃金水準で就業する機会を約束することができる。この「就業保証プログラム」は、「完全雇用と物価安定」という公共目的に資する、強力な経済安定装置である。
MMT現代貨幣理論入門
05/16まで通常3,740円
税込 2,618 円 23ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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MMT現代貨幣理論入門
2019/10/20 01:31
マクロ経済の教科書
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自国通貨建て国債のみを発行している国の政府は、債務不履行には陥らない。
政府の赤字は民間の黒字、政府の黒字は民間の赤字である。
貨幣とは債権であり、債権はただ通帳に記帳したりお札を刷るだけで、発行する事が可能である。
などなど、言われてみれば当たり前なのだが、言われてみないと気付けない事実を丁寧に説明したマクロ経済の入門書である。
MMT現代貨幣理論入門
2023/05/07 14:16
面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代貨幣理論について,非常に長いページを割いて解説されている.MMTに関してはまだ理解できていないが非常に面白いと感じた.
MMT現代貨幣理論入門
2019/10/15 21:47
書いてあることはわかりやすい。でも内容は難しい?
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカはじめ、話題になっている経済・財務理論だったので、興味があり、読んでみました。
日本語自体は読みやすいです。読む前段階として、簿記3級ぐらいの下地があると、負荷が少なく読めると思います。
書いてある内容は、なるほどと思える内容で、素人である自分では間違っているとかおかしいと感じる説明はありません。完全雇用実施のため、公的セクターが労働者を募ることも、最低賃金を上げていくことも、自身が夢想したことがあったので、イメージしやすかったです。
ただ、なぜ租税を徴収するための道具としての貨幣、ということをこれだけ強調するのか、そして、それだけ強調されても自身が腹落ちしないのはなぜなのか。モヤモヤが残っています。単純に、国にはその貨幣を使うことを強制させる力があるから、公共の決済は計算貨幣を使うことが半ば強制されているから、公的セクター以外でも計算貨幣が使われることが疑いないことが個々人疑いない状況を形成できているから、という説明ではダメなのでしょうか。
所得税の累進課税は、貧富の不均衡を是正するのに良い、しかし法人税はよくない、というところも、それだと頭が良い人は法人に純利益を作って、それを無配当で法人にため込んで、その代表者が費用として私用するのではとか思いました。
今の日本だと、公共事業として国土整備や国内サービスセクターに支出するのが良い? 今の量的緩和政策とは仲良く出来ない理論? もう少し勉強が必要だと実感しました。