日本はこうしてオリンピックを勝ち取った！　世界を動かすプレゼン力

日本人よ、もっとストーリーを語れ！
日本中が歓喜に沸いた二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの決定。
その立役者の一人であり、招致活動のメッセージ策定からプレゼンテーションの戦略や草稿の執筆までを手がけ、“五輪招致の請負人”と言われるのがニック・バーリーだ。
自己主張を良しとせず、感情表現に乏しいとされるため、国際的には「プレゼン下手」と言われる日本人が、最終プレゼンで見せたあの素晴らしいパフォーマンス――
そこには二一世紀のグローバル社会を日本人が生き抜くための、世界基準のコミュニケーション術と戦略が込められていた！

◎世界で最も価値あるプレゼン
　―ニック式、プレゼンを成功に導く７つの戦略―
　
［戦略1］ DO THE MATH/まずは数字から
　　　　　―与えられた条件から計算しよう
［戦略2］ KNOW YOUR AUDIENCE/オーディエンスを理解する
　　　　　―相手について、できるだけのことを調べていこう
［戦略3］ MAKE AN IMPACT/インパクトを演出する
　　　　　―プレゼンの中に驚きの要素を入れよう
［戦略4］ KEEP MAKING IMPACT/インパクトを持続させる
　　　　　―聴衆を飽きさせないために考えるべきこと
［戦略5］ BE VISUAL/視覚に訴える
　　　　　―ビジュアルは賢く、適切に使おう
［戦略6］ BE VISIONARY/明確なヴィジョンを持つ
　　　　　―プレゼンでは必ず新しい視点を提供しよう
［戦略7］ PERFORM/パフォーマンス
　　　　　―優れたストーリーを練習で補強する