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電子書籍

ドゥルーズ 解けない問いを生きる

著者 檜垣立哉(著)

いま必要な哲学とは何か。「問いが解けない」事態をどうとらえるか。生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く。

[内容]
I はじめに──解けない問いがあらわになってくること
II 世界とは解けない問いである──ドゥルーズの〈哲学〉素描
III 〈私〉ではない〈個体〉が生きること──結論に代えて
ドゥルーズ小伝

ドゥルーズ 解けない問いを生きる

税込 990 9pt

ドゥルーズ 解けない問いを生きる

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評価内訳

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世界とは解けない問いである

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小林浩氏が【連載コラム】で『批評と臨床』(河出書房新社)を書評しており、面白く拝見したが、「彼の哲学書についていけなかった読者も本書なら割合に入り込みやすいのではないか」の言を信じて、まずは本屋で確認しようと、紅葉狩りを兼ねて京都に行ってきました(地元の本屋には置いていないのです)。
 さすが、京都の某書店ではベストセラーズに並んで、入り口のラックにフェース陳列されている。手にとって見たが、かような名著は腰を落ち着けて熟読すべきだろうと、自己弁明して、これも新刊で【シリーズ・哲学のエッセンス】全十六巻の中から、このドゥルーズの入門書を先に読み始めたのです。勿論、百二十六頁の小冊子でドゥルーズが理解出来るはずはないのだが、筆者の言説が巧みなのか、実写を見ないで、淀川長治の映画解説を聞いて良い心持ちになってしまった気分に似た読後感であった。
 筆者のつかまえているドゥルーズ像が本人と、どの程度、違うのか浅学の私には判らないが、少なくとも彼のドゥルーズはとてもチャーミングであった。

 「『人間』のパラダイム以降を描く倫理とは『生命の倫理』を目指す」と言うメッセージを筆者は強調したかったのだと思うが、その軸を明確にしたから明晰な書物に成り得たのだと思う。だから、第三章の「(私)ではない(個体)が生きること」にすんなりと、着地出来たのであろう。

 ー利己的な言説と利他的な言説、自己への固執を述べる倫理と死の方向から照らしだされる倫理とは、奇妙にも似通い、ほとんどかさなりあってしまう。単純にいえば、それらは純粋性という観点から酷似するのである。それどころか、他者や死をめぐる言説においては、不在の中心が設定されるが故に、実際にはさらに純化された倫理の言葉が語られる危険がある。つまりいっそう先鋭的であり、そうであることに自らが酔うような正義や宗教の言葉が紡ぎだされる可能性がある。純化された何か、というのは倫理にとってもっとも危険なものではないか。純粋に倫理的な主張ほど(そしてそれが正義に基づくといわれればいわれるほど)、とめどない暴力の源泉になりはしないかー(九十九頁)

 まさに今、我々は逃れようもなく数々の正義に取り囲まれている。『アメリカはなぜ嫌われるのか』の桜井哲夫によれば、「何が善で何が悪か」についての絶対的な基準があると考えている人の割合が、他の先進諸国では二割から三割なのにアメリカは唯一つ五割に達する国らしい。【道徳的絶対主義】のもと正義が戦争の紛争の源泉になり、なろうとしていないか。ドゥルーズを脇に置いても彼の言説は今の政治状況の批評の的に届いている。
 筆者の言うように、議論を狭い視野に閉じこめないためにも、諸領域を動きまわりながら、しかしあくまでも原則的な言葉を投げつけることは不可避ではないか。それが出来るのは哲学だけかもしれない。彼の哲学に対する想い、ドゥルーズに対する愛情が伝わって来る。その意味でこの本はドゥルーズに関する見事なレビューになっている。

 

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タマホコリカビにとって倫理とは何か

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 ドゥルーズの哲学は「根拠なき生成の論理」を探る「生の唯物論」である。

 ドゥルーズは世界を「卵(ラン)」=「潜在的な多様体」と捉えた。否定性に対して多様性、可能性に対して潜在性を代置し、世界のリアルさ、すなわち「新たなものが現れつづけることにさらされる、剥きだしのなまのもの」を「俯瞰」的に記述しようとした。それは「潜在性の存在論」である。

 また、ドゥルーズは、潜在性から現実化へと向かう生成の過程のなかで、出来事を現実化に導く、分化の途上にあるものとしての個体を重視した。個体は、現実化された諸区分(同一性)に収まらない、ひとつひとつが特異な存在である。ドゥルーズの哲学は個体の存在論であり「個体のシステム論」である。

《そして本当のことをいえば、われわれが生きる対象、われわれ自身、時間のなかでありつづける存在は、すべて特異な仕方でシステムを表現する個体にほかならないのではないか。個体こそが、この世界の姿そのものではないか。》

 個体をめぐるドゥルーズの議論には、倫理についてのメッセージがはらまれている。ドゥルーズのポジティブな生成のシステム論において、個体とは「潜在的な多様体が、それを通じてしか表現されえない特異なもの」であった。それは〈私〉に依拠しないし、他者や死といった「否定的であることにより力を与えられる対象」が倫理の根拠におかれることもありえない。

《〈私〉ではない個体の倫理とは、人間の倫理というよりは、むしろ人間もそこに根づいている〈生成の倫理〉を目指すだろう。それは、人間の観点からなされる倫理のヴィジョンをひっくり返し、生命の唯物性や、その過酷さにすらしたがった言葉を導くことになるだろう。「人間」のパラダイム以降を描く倫理とは、こうした方向からしか生じないだろう。》

 「人間」のパラダイム以降を描く倫理。──「生命や情報が緊急の主題になり、生態系がクローズアップされ、国家を逸脱したグローバリティが問われる」時代、つまり「ミクロな領域からマクロな領域まで、脳や遺伝子や免疫という生命の領域から、広域のひとの経済社会的活動に到るまで、包括的なシステムとしての視界が要請される」時代における倫理を考えること。

 それは「単独でもあり群生でもあり、単性的でも有性的でもあり、植物でもあり動物でもあり、自己でも他者でもあり、さまざまなポテンシャルを含みつつあるハイブリッドな(異質なものが内的に入り込んでいる)もの」、たとえばタマホコリカビの個体に即して、「生命のハイブリッドな転変にそのまま応じる動的な視線をもちながら、倫理性について考えること」である。

 ──ドゥルーズの思考を俯瞰しつついくつかの襞にわけいって、その「衝撃力」を読者に実験させること。この小冊子を読み捨てて、ドゥルーズそのものへと向かうとき、解けない問いであるこの世界のうちに新しいものが産出される。

 豊かな可能性、いや潜在性をはらんだ書物だ。生命系=ポジティヴィズム=ライプニッツ=ドゥルーズと情報系=ネガティヴィズム=ヘーゲル=デリダという「ヨーロッパ的な思考の二つの究極的なモデル」の提示は、示唆に富む。

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NHK出版のHPにインタビューが掲載されています

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投稿者:檜垣立哉(筆者) - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHK出版のHPにインタビューが掲載されています。
ごらんいただければ幸いです。
http://www.nhk-book.co.jp/magazine/column/book/index.html

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