電子書籍
「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか
著者 中野京子(著)
あの有名な画家――その最後の作品を知っていますか?
ルネサンス、バロック、印象派……もう、そんな西洋絵画の解説は聞き飽きた。知りたいのは「画家は、何を描いてきたか」、そして「最後に何を描いたか」。彼らにとって、絵を描くことは目的だったのか、それとも手段だったのか―。ボッティチェリからゴヤ、ゴッホまで、15人の画家の「絶筆」の謎に迫る。
*電子版では、絵画はすべてカラーで収載しております。
「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2020/02/01 13:19
巨匠も人間ですよね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで、巨匠の作品なのだから絶対的にすばらしい!みたいな考えを改めた。巨匠といえども先人や同世代人に学び、自分なりの試行錯誤を繰り返していたのだ。
生前に評価された人もいるけど、不遇のうちに亡くなった人も多い。ハウツー本によくある「こうすれば、上手くいく」なんて万能薬はないんだ。って言われているような気がした。
2017/12/09 20:28
画家の画風が変化するのがわかる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Uni - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる芸術の大家の初期作品、絶頂期、絶筆作品を掲載しながら、画家とその絵の背景を説明している作品です。短い章で構成されていること、この作家さんは分かりやすく、まとめていただいていることから、非常に読みやすい内容です。
2022/01/19 21:15
面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:calimero - この投稿者のレビュー一覧を見る
中野先生の本は何冊か読みましたが、相変わらず面白く引き込まれて夢中になって読んでしまいます。
画家は「最後に何を書いたか?」と絵画を鑑賞するのにそんなことを考えたことはなかったので新たな発見です。
ボッティチェリやラファエロなど誰でも知っている芸術家から、あまり有名でない人などバランスよく紹介されています。
個人的にはウィリアム・ホガースやダヴィッドが載っていたのは嬉しかったです。
2021/10/27 23:19
着眼点が面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
画家の絶筆はどんな作品だったのかを紹介する本。こういう視点で作品を見た事がないので面白かった。多くの人が知っている傑作ではなくても技術が衰えていなかったり逆に衰えて人気が落ちてしまったり、変わらずエネルギーある作品だったりと画家の人数だけ色んな人生があって興味深かった。表紙にも使われているミレーの作品が印象に残った。
2019/11/04 19:45
ボッティチェリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名作や代表作は知っていても、絶筆というのはなかなか知らないかも。というわけで興味深いです。ボッティチェリはあまりにも変わりすぎていて悲しい。
2017/12/29 11:33
西洋絵画の入門書としてもOK
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
ルネサンス期からポスト印象派まで、十数人の画家の人生(の浮沈)と作品の変遷を解説した本。一人の画家を扱った長大な伝記や画集となると取っつきにくい人も、これなら要点を抑えていながら簡潔で分かりやすい説明がされているので、読みやすいかも。
2017/01/14 21:59
酷い その後
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのボッティチェリの絶筆は技巧があるだけに艶も輝きも無いのが明らかになっているのに呆然。ダヴィッドの絶筆からスケール感が失われていた。時の流れが彼らから何を奪ったのか。残酷さを感じた。