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ヒッコリー・ロードの殺人
学生寮で次々と起きた盗難事件。変哲もない事件に思われたが、たまたま学生に探偵術講義に来ていたポアロは「すぐ警察をよんだほうがいい」と主張する。やがてポアロの予感は的中し、学生の一人が怪死を遂げてしまう。マザー・グースを口ずさむポアロが導き出した二つの事件の意外な真相とは?
ヒッコリー・ロードの殺人
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紙の本ヒッコリー・ロードの殺人
2022/02/10 16:56
人は何度でも殺人を冒す
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ・クリスティーの作品には、時々そのタイトルに推理を解く重要なキーが忍ばせてあることがよくある。
では、1955年に発表されたこの作品はどうだろう。
原題が「Hickory Dickory Dock」で、これはマザーグースの童謡だという。
作品の終わりでは、名探偵ポアロが「時計が一つ鳴り、ねずみが駆けおりる、ヒッコリー、ディッコリー、ドッグ」と口ずさむ場面があるが、これは事件が起こる現場がヒッコリー・ロードにある学生寮ということの関連からきているのだろか。
物語はまずポアロの優秀な秘書であるミス・レモンのちょっとしたミスから始まる。
ミスの原因は彼女に気にかかることがあって、それは彼女の姉が働く学生寮で窃盗事件が頻繁に発生していて姉が心配しているというものだった。
しかも盗まれたものは靴の片方とか電球とかささいなものだという。
ポアロが出ていく事件でもないが、秘書の悩みを解決するために出かけていく。
やがて、その寮で殺人事件が起こってしまう。
今回は学生寮の事件ということで男女複数人が登場するが、あまりキャラクターに差がなく、読んでいる途中で、この人どういう人物だったかと人物紹介を何度も見返すことがなった。
そういう難はあるが、犯人像としては面白く出来ていた。(多分最後まで犯人はわからないだろうし、ましては犯人が抱えていた過去は最後の種明かしまでわからない)
紙の本ヒッコリー・ロードの殺人
2020/05/28 17:24
盗まれた物の因縁
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロンドンの学生寮を、覗き見ているような不思議な気持ちです。平凡な盗難騒ぎが殺人事件へと発展していく、急展開に驚かされました。
紙の本ヒッコリー・ロードの殺人
2019/12/10 19:45
ヒッコリーロード
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポアロの優秀な秘書、ミス・レモンに姉がいたのか!という所しか面白くなかったような。さすがのクリスティーでも、全部大傑作というわけにはいかないのかな、と思います。