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日経新聞の「本当の読み方」がわかる本
著者 小宮一慶 (著)
新聞読みの達人 小宮一慶氏が、日経記事の読みこなし&活用テクニックを初公開!
著者が長年の経験から培った新聞情報活用ノウハウがぎっしり。この1冊を読むだけで、経済の動きがより鮮明に、より立体的に見えてきます。
【著者から一言】 私は新聞を読むとき、1つひとつの記事を独立した情報ととらえるのではなく、常にその他のニュースやイベント、数字との関連性を考えながら読んでいます。特に日経新聞を読むときには、様々な景気指標と関連づけながら読まないと、経済の動きが見えてきません。本書をお読みいただければ、それだけで、日経新聞の読者としてのレベルが着実にアップすることでしょう。
★主要景気指標過去20年分のデータも収録★
日経新聞の「本当の読み方」がわかる本
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日経新聞の「本当の読み方」がわかる本 ニュースを関連づければ知識に変わる
2010/05/10 12:47
新聞は未来の予測と分析のために読む
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
『日経新聞の数字がわかる本』の姉妹本。
経営コンサルタントの小宮さんが
日経新聞の読み方を解説した本です。
日経新聞を毎日、ただ記事を読むだけではなく
ほかの記事との関連づけをすると
より世の中の動きがわかるというもの。
でも、それには経済、会計、政治など
いろいろな分野の知識が必要です。
これはすぐに真似できません。
それらを勉強しつつ、
まずは日経新聞だけで完結する「数字」について学びたい。
例えば、数字の基準を覚えます。
アメリカの新車販売台数は1500万台くらいが妥当。
新聞の記事だけでは、新車販売が1000万台を
割り込んだ後、1000万台を回復すれば
「大台を回復」と書かれてしまいます。
でも、それは経済が好調になってきているわけではありません。
住宅着工件数は180万戸で絶好調。
100万戸を割り込み、それが100万戸を回復したら
やはり同じような記事が出て、
経済が回復しているような氣になってしまいます。
でも、本当は違います。
そのために、月曜日の「経済指標」をとっておき
ほかの曜日に記事が出てきた時
その数字を検証してみます。
すると、本当にその記事が正しいかどうか、
あるいは経済がどのような状況なのかがわかります。
さらに参考になったのは、小宮さんの日経新聞のなかの
コラムで読んでいるものをピックアップした「日経新聞の1週間」。
やはり日経新聞はコラムが充実しています。
比較的、土・日曜日はコラムをあまり重視していなかったのですが
小宮さんはしっかり読んでいるんですね。
自分なりの仮説を立てるためにも
土日の日経新聞は役に立つことがわかりました。
日経新聞の「本当の読み方」がわかる本 ニュースを関連づければ知識に変わる
2023/04/20 02:58
日経新聞のお供にすると知識が深まるつくりになっている本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶんてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、以前読んだ『日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える』で小宮さんが紹介していた指標の見方を実際の記事に即して他の記事とも「関連づけて」読む方法がまず紹介されている。
そして、小宮さん流の日曜日から始まる日経新聞の1週間の読み方指導。
実践テクニックとして、注目記事から経済の動きを読み解く方法など、今回もとても参考になる。
ただ、時の流れとは恐ろしいもので、2007年の夏のサブプライム危機と2008年秋のリーマン・ショックが同じ時期だと勘違いしている人が多いとの指摘に私も見事に当てはまっており、情けなかった。
私のようなものは常に世界経済よりも、自分の身の回りの雑事の方が忙しかったりして、リーマン・ショックのことでさえこれでは、もっと小さな出来事などは、記憶に頼ることは難しい。
けれど、この本には、そんな私のために資料編として、現在を読み解くために過去の数字を押さえると称して主要景気指標の時系列データが丁寧にも掲載されているのである。
本当に手元において、日経新聞のお供にすると知識が深まるつくりになっている良書である。