ITエンジニアとして生き残るための創造的発想術
最近では、ITエンジニアにも、プログラミングやシステム構築といった業務に直結したエンジニアリングスキルだけでなく、いわゆる「ヒューマンスキル」や「仕事力」といった非エンジニアリング系のスキルが求められるようになってきています。
本書では、そうした数あるスキルの中から「思考力」について取り上げます。近年、インターネットの普及によって思考力の低下が叫ばれています。しかし、新しい製品やサービスを生み出したり、業務上のさまざまな問題を解決するためには思考力がかかせません。そして、このように新たなものを作ったり問題解決を行う際に必要とされるのが、「創造的発想力(ラテラルシンキング)」なのです。
思考力と言うと、ラテラルシンキングの他にもロジカルシンキング(論理的思考力)が有名ですが、この2つは相反するものではなく、両方をうまく活用して使い分けることが必要です。
本書では、今までになかった革新的な製品やサービスを生み出してきた成功企業9社に取材し、そうした製品やサービスが誕生した経緯や開発中に直面した問題の解決方法などを事例として紹介しています。この事例を基に、読者のみなさんが創造的発想力を身に付けて実践するためのノウハウを解説しています。
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2016/01/17 13:08
インタビューがおもしろい
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投稿者:ちゃる - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが固くて、中身をみなかったら購入しませんでした。
第2部の企業9社へのインタビュー記事大変興味深かったです。
成功した商品やしくみに、いたるまでの、企業担当者の失敗や思考の紆余曲折などが語られています。それも、苦労しましたという内容ではなく、タイトルにふさわしい、「思考」つまり考え続けたことが各製品やサービスに結びついているということでした。ここだけでも十分読む価値のある本でした。
第3部に創造的発想のプロセスが書かれていますが、第2部の取材をもとに、書かれています。創造的発想のプロセスの公式はわからないが、ふーんそうかと納得感は得られます。
第2部がおもしろかったので、もっと事例ベースで創造的発想を知りたいので、第2弾の発行を希望します。