電子書籍
可愛い子には鉄道の旅を
著者 村山茂
元国鉄の専務車掌で、今は現役の小学校教師が、実体験にもとづいて提案する子どもたちのための100項目の社会体験教育講座。鉄道が単なる移動手段であったり、マニア的興味の対象であるばかりでなく、子どもたちの成長に多大な効果をもたらす「教材」でもあることを、実際の体験の中から教えてくれる。家族旅行のあり方や初等教育の行く末についてのヒントも満載の一冊。
村山 茂(むらやましげる)
1954年生まれ。73年国鉄入社、84年教員免許取得、85年国鉄退職、86年兵庫県で小学校教諭となる。主な著書に『クイズ鉄道100線の歌』(成山堂書店)、『阪神・淡路大震災から100学んだ』(海文堂出版)、『親子で楽しむ兵庫の算数』(共著・六甲出版)
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2009/11/14 08:10
おもしろさと納得がほどよくミックス。鉄男・鉄子のみならず、鉄道利用者なら誰でもたのしめます。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
交通新聞社が発行する新書の第一弾。タイトルに惹かれて購入しました。
元車掌で今は現役の小学校教師が提案する、子どもたちのための社会体験教育講座で9章、100講から成り立っています。
第1章 鉄道は学習をするところだ
第2章 列車に乗って楽しもう
第3章 いろいろな線や列車や車両を調べよう
第4章 マナーを良くしよう
第5章 駅から大いに歩こう
第6章 駅員や乗務員を知ろう
第7章 安全・快適のための設備を知ろう
第8章 時刻表の魅力を探ろう
第9章 駅や車窓の景色を見よう
第10章 新幹線の魅力再発見
マニアックすぎず、説教臭さはほとんどなく。
「おもしろさ」と「納得!」がほどよくミックスされている、とても読みやすい本です。
大宮の鉄道博物館に向う電車の中、という最高のシチュエーションで読みました。ほどよく長男と話しながら、読める本、ということでセレクトして持参したのです。
うちの目の前を電車が通る、という家庭環境(?)が影響して、長男は大の鉄道好き。
最初は車両を「見る」ところから入りましたが、最近は「乗る」ことがいちばん好きなようです。
わたしは長男の影響で、ずいぶん電車に詳しくなり、これまで気づかなかった魅力を感じるようになりました。
この本を読みながら、こうなんだってよ、ああなんだってよ、とわたしが話すと、長男は知っていることもあり、知らなかったこともあり。親子の会話も弾みました。
「読む 知る 楽しむ 鉄道の世界」と、挿入してあるしおりに書かれていましたが、まさにそのとおり。
鉄男も鉄子もその親も、予備軍も。鉄道を利用する方なら、どなたでもたのしむことができる本です。
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