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優等生令嬢の憂鬱~絶望の未来から~
ある日町中で、魔法学園に通う男爵令嬢コーラルの脳裏によぎったのは――親友に婚約者を奪われ、実家は没落し、やがて殺害されてしまうという残酷な未来の記憶。その記憶に翻弄された瞬間、「炎」の覚醒魔術が暴走してしまった!? このままでは町を焼いてしまう! 必死に力を制御しようとしていた彼女は、見知らぬ男性に助けられ、彼に心惹かれるようになるけれど……。彼もまた、コーラルの絶望的な未来に関係する人のようで!? 悲惨な運命を覆せ! 幸せな未来を掴むために戦う、優等生令嬢のラブファンタジー。
優等生令嬢の憂鬱~絶望の未来から~
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2017/03/13 16:44
思ったより複雑な話でしたが、面白かったです。
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投稿者:ペンギンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーラルが持ってる未来の記憶は親友だと思っていたランに裏切られ、婚約者も取られた上、「炎」の魔法の覚醒で大火傷をし、父の男爵は処刑され、自分も殺されるという悲惨なものだった。その記憶を持っているゆえに、その未来に対する心構えが出来、違う未来へ進むよう頑張るのだが、少しずつ未来は変わっても、婚約者を取られたり、父が処刑される原因となった禁制の植物の育成に関わっていたりと、悲劇へ続く出来事は、なかなか阻止できない。でも記憶よりだいぶ早く訪れた覚醒の暴走を止めてくれた「フレイム」と、同じ記憶を持つ先生や級友に助けてもらいながら、記憶とは違う未来へと変えていく。
未来の記憶とはなんなのか、なぜ同じ記憶を持つ人たちがいるのか、ランの真の目的は、などなど、謎だらけで始まるので、話に入りこむのに少々時間がかかりましたが、一旦設定を飲み込むと、話の勢いに押され最後まで一気に読んでしまいました。読み進むにつれ、謎が解けていくとランの印象がガラッと変わり面白かったです。
恋愛関係のドキメキは、押せ押せの行動派「フレイム」のおかげで、弱気なヒロインにしては、甘さ十分な方だとおもいます。初めは先生ともいい感じだったので、このややこしい設定の上、三角関係まで、と思いましたが、先生の方は彼の仄かな片想いで終わり、最終的には別の形で落ち着きました。
ちょっと納得できない部分とか、説明足らずなところもチラホラあるんですが、それ以上にキャラに魅力があり、サスペンス要素も多めで、最後までドキドキしながら(いろんな意味で)楽しく読めました。
最後にストーリーの筋に関係ない事が一つ。「フレイム」が自分の記憶は保存されるから大丈夫、みたいな事をコーラルに言うのですが、それについてなんの説明もないままでした。WEBの方の最後は書籍と少し違うと言う事で覗きましたら、記憶の保存を担当する人物がチラッと登場してました。実はこの人物、書籍の本文にも一箇所だけ出てます。いわくありげな描写だったので気になっていたんですが、これでスッキリしました。
2020/03/07 19:47
登場人物達の思惑はいかに
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さん、初めて読みましたが、面白かったです。過去に起きていたことの真相究明と破滅回避への行動が、「記憶」が重要になっているので最期まで引き込まれました。ラスボスがちょっとショボかったのと、洗脳されていたとはいえ婚約者の言動がひどすぎたのが残念。主人公を含めて登場人物がそれぞれキャラが生きていたので満足です。
2017/02/05 22:53
最後まで読んでいろいろ納得。
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投稿者:ゆーり - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めはなんだか意味の解らないことばかり。
自分の身に起こることがわかっている様な表現が何度も出てくるのに、プレイ中のゲーム世界に転生でも予言能力があるわけでもない。
そもそも、先のことを知っているような言動をするのは主人公だけじゃない。どういうことなのか、首を傾げつつ読み進め、最後の最後で種明かし。
もうちょっとわかりやすい書き方でもよかったのでは?と思わなくもない。