Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する
著者 著者:田中 祥平
(概要)
HTTPキャッシュ、リバースプロキシ、CDNなどWeb開発で大切な「配信」の技術。重要な技術ながら、現場では知見のあるエンジニアが少なく、なんとなくで運用されていたり、導入が遅れていたりします。本書では、HTTPキャッシュの基礎から解説し、一冊でしっかり配信が学べます。速くて落ちないWebサイト/Webサービス/Web APIの実現はもちろん。キャッシュ事故やセキュリティ上の問題を防ぐのにも役立ちます。
(こんな方におすすめ)
・CDNやリバースプロキシの導入に興味のあるアプリケーションエンジニア・インフラエンジニア
・配信技術を学びたいインフラエンジニア
・Webサービスを高速化させたいフロントエンドエンジニア
(目次)
第1章 はじめに
1.1 本書の対象と目的
1.2 本書の構成
1.3 下準備
第2章 配信の基礎
2.1 配信のとらえ方
2.2 標準仕様でやりとりする
2.3 配信の経路
2.4 配信をより高速なものにするために
2.5 キャッシュの格納場所による分類
2.6 private/sharedキャッシュ
2.7 どこでどうキャッシュすべきか
第3章 HTTPヘッダ・設定とコンテンツの見直し
3.1 HTTPヘッダの重要性
3.2 HTTPメッセージ
3.3 ステータスコードと説明句―RFC 7231\#6
3.4 HTTPとキャッシュ
3.5 Cache-Controlによるキャッシュ管理
3.6 Cache-Controlにおける期限指定
3.7 Cache-ControlとExpiresヘッダ
3.8 TTLが未定義時の挙動―RFC 7234\# 4.2.2
3.9 キャッシュをさせたくない場合のCache-Control
3.10 さまざまなリクエスト
3.11 さまざまなヘッダ
3.12 HTTPヘッダの不適切な設定で起きた事例
3.13 ヘッダクレンジング
3.14 コンテンツのサイズ削減
3.15 適切なメディアの選択によるコンテンツの改善
3.16 問題点を調査する
第4章 キャッシュによる負荷対策
4.1 キャッシュの構成・設定例
4.2 さまざまな負荷とその事例
4.3 負荷をさばくこととキャッシュ
4.4 キャッシュを使わない場合どうさばくか
4.5 キャッシュを使う
4.6 キャッシュ事故を防ぐ
4.7 キャッシュ戦略・キャッシュキー戦略
4.8 キャッシュのTTLとキャッシュを消す
4.9 キャッシュのTTL計算と再利用―RFC 7234\#4.2
4.10 キャッシュの消去
第5章 より効果的・大規模な配信とキャッシュ
5.1 ヒット率だけによらない効率的なキャッシュの考え方
5.2 どのようにリクエストを処理してレスポンスをするのか
5.3 RxReq―クライアントからのリクエストを受信する
5.4 Cache lookup―キャッシュヒットの判定を行う
5.5 Wait for cache―キャッシュができるまで待つ
5.6 TxReq―オリジンにリクエストを送信する
5.7 RxResp―オリジンからレスポンスを受信する
5.8 TxResp―クライアントにレスポンスを送信する
5.9 キャッシュキーをVaryで代用する
5.10 効果を高める対策
5.11 動的コンテンツのキャッシュ
5.12 分割してキャッシュする
5.13 Edge Side Includes(ESI)
5.14 配信構成の工夫
5.15 多段Proxy
5.16 障害時に正しくサーバーを切り離す(ヘルスチェック)
5.17 ドメインの分割
第6章 CDNを活用する
6.1 なぜCDNが必要なのか―自前主…
Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
評価内訳
- 星 5 (0件)
- 星 4 (0件)
- 星 3 (0件)
- 星 2 (0件)
- 星 1 (0件)