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フシノカミ
著者 雨川水海(著者) , 大熊まい(イラスト)
前世らしき記憶を持つ、辺境の寒村に暮らす少年アッシュ。
豊かな生活の記憶を持つアッシュにとって、内燃機関すら存在しない中世暗黒時代並みの今世の生活は耐え難いものだった。
記憶にあるような理想の暮らしを送るためには、現状の最上級ではまったく足りない、今ここに存在しない最低限が必要だった。
アッシュが目指すのは、整備された上下水道や衛生的な住居、馬より速い移動手段で世界を繋いだという文明の再生!
そのためには、遙か昔に発達していたという、古代文明の知識が記された本を読む必要があった。
識字の教育機関を兼ねる教会すら形骸化しつつある中で、アッシュは文字を覚えて本を読み、知識を得る。
さらには、村長家の令嬢マイカをはじめとした、周囲の人々からの協力を得ながら、手始めに自らの住む村で養蜂業の再興を行い、村の発展を目指していく――!
理想の暮らしを手にするため、世界に変革をもたらす少年の軌跡を紡いだ文明復旧譚、開幕!
フシノカミ 7 ~辺境から始める文明再生記~
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2019/12/06 23:00
派手さはない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひたすらに畑を耕し収穫を挙げることがいい男で立派な人間だという思考が当たり前の寒村で、アッシュは本を読みたいがために文字をほぼ独学でマスターした
アッシュには前世の記憶と思われる豊かな文明生活の記憶があるのだ
アッシュ八歳は理想の暮らしを手にするため動き始める
主人公アッシュは知識チートというほどの記憶(知識)はないので、まず自分が努力して字を覚え本からの知識で村の生活向上に役立てようとするし、周りの人間の手を借りているところが好感が持てる
異世界転生ファンタジー独特の派手さはない、地味だけど地に足の着いたアッシュの活躍が次巻も期待される
2022/01/03 12:23
ルネサンスものに納得できるものは少ない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:再版 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ルネサンスものは沢山あるが、文化文明に対する作者の知識不足で納得できるものは少ない。悪いがこれもそう。
他には主人公を超人化と、少女小説でありながら一夫多妻はどうなのかと思いました。