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7件
青の読み手
王都の貧民街で暮らす少年ノアは、ある日、奇妙な依頼をうける。
<修道院から、ある本を持ちだしてほしい。>
依頼主の黒ずくめの男爵は、本と引きかえに、ノアが姉と慕う少女の行方を教える、という。
怪しみながらも、情報ほしさに依頼を受けたノアは、首尾よく修道院に忍びこむ。しかし、盗もうとしたその本は、選ばれし者だけが読むことのできる魔導書<サロモンの書>だった。
やがてノアは、囚われの王女や、人語を話すネズミと出会い、依頼主である謎の男爵の正体にせまっていく。
1冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー。
「あなたも、いっしょにいらしてください。」
「おれも?」
トマスは、ノアの青い瞳を見つめた。
「あなたこそ、〈青の読み手〉にちがいない。
わたしたちは、ずっとあなたをお待ちしていたのです。」
(本文より)
紫の女王
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紫の女王
2024/06/06 18:44
『紫の女王 青の読み手4』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界をほろぼそうともくろむザスーン皇帝アレクセイに対抗して、秘術の使い手である熾火の導師たちがノアのもとに集まってくる
いっぽうラベンヌ王国の女王セシルは策略にはまり軟禁されてしまう
国教会とルドン派の抗争のさなか、王都ミラに危険が迫る
〈青の読み手〉ノアはいったい何者なのか
〈サロモンの書〉が語ることとは
《おれは世界の傷を癒すためにここにいるんだ》
近世フランスを思わせる王国を舞台に、一冊の魔法の本をめぐって展開する長編ファンタジー第4弾は最終巻
クライマックスに向けてテンポよく進行する物語は一気読みまちがいなし
[シリーズ既刊情報]
『青の読み手』2021年2月
『紅の魔女』2022年6月
『黒の皇子』2023年7月
『紫の女王』20243月=本書
黒の皇子
2023/11/30 19:40
『黒の皇子 青の読み手3』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キトラ山中で熾火のサンドラのもと秘術の修行に励むノア
北の大国ザスーンで起きた反乱には、古代の大導師サロモンを裏切った弟子レトの影が
いっぽうラベンヌ王国にも不穏な動きがあり、ノアとパルメザンは王都に乗りこむ
『わたしは生命をもつ書物。読み手を選び、語るときを選ぶ。』
〈青の読み手〉ノアだけが読むことができる「サロモンの書」がノアに語ったのは『名前を思いだせ。』
近世フランスを思わせる王国を舞台に、魔女の伝説に陰謀渦巻く権力争いがからみあい、一冊の本をめぐって展開する長編ファンタジー第3弾
テンポよく進行する物語は一気読みまちがいなし
ノアとパルの落語のようなやりとりが今回も笑いを誘う
[シリーズ既刊情報]
『青の読み手』2021年2月
『紅の魔女』2022年6月
『黒の皇子』2023年7月
紅の魔女
2022/10/31 19:51
『紅の魔女』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「サロモンの書」が読める〈青の読み手〉であることがわかった少年ノア
ものいうネズミのパルとともに「ナントの魔女」をさがす旅に出る
立ちよったリバーレイの街はブーケ子爵の領地で、ブーケはおかかえの錬金術師オルガトフと悪だくみを練っていた
『心して修行にはげみ、予告された未来を見よ。では、うつろな城で。』
サロモンの書を追ってパラダイン城に忍びこんだノアとパルは……
《『青の読み手』から続く、一冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー第二弾。》──カバー袖の紹介文
近世フランスを思わせる王国を舞台に、魔女の伝説に陰謀渦巻く権力争いがからみあい、テンポよく進行する物語は一気読みまちがいなし
著者は『ニコルの塔』で第5回ちゅうでん児童文学賞大賞(2003年)、第22回新見南吉児童文学賞(2004年)を受賞した小森香折