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電子書籍

恥じらう肌 完結

著者 作:村生ミオ,画:優斗

夫の浮気のあてつけに見知らぬ男・堂島に肉体を許した妻・由香子。一夜限りのその情交が悪夢の始まりだった!! 膨張する肉欲と夫への罪悪感の間で悶える若妻…。村生ミオ&優斗の黄金コンビがスリリングに描く衝撃の官能ロマン!!

恥じらう肌 1巻

税込 715 6pt

恥じらう肌 1巻

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本恥じらう肌 5

2014/03/18 03:11

王道的展開故の正道なる結末

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

原作者があとがきで『あまりにも過酷で残酷なまでの性の攻撃にずっと耐えてきた由香子さんへのごほうび』と記したように、最後の最後で急転直下の結末を迎えた最終巻。と言っても、ラストの1話で無理に纏めて唐突に幕を引くのではなく、数話をかけて絡まり切った糸が段階的に解けていくような流れだったのは良かったと思う。

まぁ、一見すると妻には裏切られたようにも写り、その友人や義妹とも関係を持って心が離れそうになる中で最後は騙し討ちまで喰らってもなお……という圭一の清廉過ぎる人の良さにはやや現実味を欠くと言うか「自分だったら果たしてここまでの態度でいられるだろうか?」などといった感慨も禁じ得ないし、それには由香子が堂島の手に堕ち過ぎで穢れ過ぎてしまったのではないだろうか?といった思いも微かにチラついてしまうところだが、そこは王道的寝取られ凌辱だったからこそ最後まで正道を貫いた結果の顛末と圭一の言動なのであろうし、何より由香子に失礼と言うものであろう。紙一重となりながらも作中にある『信じあうことの大切さ』と『許しあうことの尊さ』を最後まで貫いた夫婦が掴んだものだと考えたい。由香子のサポートを続ける理由が哀しい過去として飛び出してきた島崎にも希望をもたらすオマケ付きである。

堂島から見れば、これまで最も従順だったように見えた女性に最もキツい一撃を喰らった形でもあり、まさに因果応報。これに尽きる。

元より女性の肢体描写は抜きん出ていた作画だが、巻を重ねるにつれ表情も豊かになり、官能場面(体位など)にも幅が出てきたように思う。結末へと収束する前段階として様々な女性との交わりが出てくるために由香子自身の場面は思いのほか多くないのが個人的には少々残念ではあるが、本巻は物語としての行方が主眼でもあるので致し方あるまい。

制作側としては5巻まで続くとは思っていなかったようだが、全体を通せば物語と作画を分担する原作付き作品として双方がすべきことをきっちりやり遂げた内容だったと思う。

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紙の本恥じらう肌 4

2013/08/19 03:15

さらに底深かった奈落

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻のレビュータイトルに『堕ちるところまで堕ちた』と記したが、これを早くも訂正せなばならない。物語としてもある程度の方向転換が本巻よりなされるのでは?と思っていたのだが、その予想は大いに裏切られた……悩ましい官能成分の多大なる増加という素敵な意味で。要するに「まだ堕ちていくのか」という第4巻である。

前巻の最後に登場した男が由香子に執着する冒頭から何とも言えない奪い合いを匂わせるいやらしさだが、これは今後に含みを持たせているようでもある。本巻はむしろヨリが戻ってしまった堂島による、さらなる調教的展開がメインと言えよう。どうやら本気で惚れてしまったらしい堂島が、由香子の心までをも奪おうと奮起している。ここで言う奮起とは、由香子の心が折れそうな、そのポイントとなりそうな時と場所で凌辱におよぶことである。これまでより輪をかけて場面も淫猥さも増したシチュエーションプレイや軽いコスチュームプレイが出てきて興奮させられる。

由香子もまた堂島への順応性が高まっており、逆にまだ慎み深い矜持や夫への操が残っているのかと思えるほど体は馴染んでしまい、官能スイッチを入れられるとほとんど抵抗せずに求めてしまっている。冷静でいる間は保たれる理性も昂ぶってしまっては感情に支配され、気づけば貪欲におねだりさえしてしまうほどの肉欲的完堕ち状態に。最初から望むことは無くとも、ここまでくると凌辱とは呼べなくなってしまうほどの愉悦と絶頂を堂島から与えられる由香子である。惜しむらくは、悩ましくも艶っぽい感じこそ出ているけれども、爛れた感じや堕ちた牝の貪婪さを描くには作画が綺麗過ぎることか。

また、由香子の元同僚という男性社員……すなわち夫の部下でもあるのだが……が本巻より登場し、ステレオタイプではあるが、由香子への秘めた恋慕の情と悩ましい欲望をぶちまけている。登場人物をこれ以上増やさなくても、という意見も出てきそうだが、誰もが皆一筋縄ではいかない想いを抱いているために、その広がりが新たな展開にも繋がっていて悪くない。こうなると却って由香子の方が男達を吸い寄せ、ことごとく虜にしてしまっているのでは?とも思えてくるし、その魅力がさらに魔性の水準にまで達しているようにも見えてくる。

そして、夫の圭一の側にも動きがある。まだ未練を残す圭一の心を覆させようというのは何も妹だけではないのだが、これまでの手法を大胆に変えてきたところに今後の展開を占うものがある。場合によっては決定打ともなりそうなアプローチの最後に描かれた堂島との「コラボ」が決定的にも見える絶望感を与えている。

ここまできちゃったら、この先は一体どうなるの?再び絆を取り戻すことなんて本当に出来るの?というほどの状況にまで至った本巻の「あとがき」から察するに、どうやら物語は佳境を迎えている様子なのだが、原作者が思いついたという『面白い展開と圭一と由香子の最後の着地点』が如何なるものか。由香子と圭一、それぞれの側に多少ながらも干されかかっている人物がいるため、それらの今後の動きにも注目しながら次巻を楽しみにしたい。

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堕ちるところまで堕ちた若妻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙のカバーイラストは扇情さを増すばかりである。
そして、どんどん堕ちていく若妻である。

男の手からは逃れたものの、その幻影が離れなくなった序盤は「それって、もぅ恋じゃん!」といった様相。もちろん、その背徳を忌み嫌う若妻ではあるのだが、疼くカラダを持て余すばかり。そこをまたもや引き合わされることになって元の木阿弥という流れが前半である。距離を置いても置いても外部から阻まれる四面楚歌な悲哀が今回も出ており、この若妻夫婦を取り巻く環境は相変わらず芳しくない。

肉欲的に陥落してしまった若妻だが、これがとうとう最も知られてはいけない人に事実として知られることとなった後半は、家庭崩壊一歩どころか半歩手前という段階にまで進んでいる。それでもなお最後の修復の機会を互いに求めてはすれ違う中で芽生えたある種の諦念がこの先どう転がるのか?に次巻への不安と期待を伺わせるものがあった。夫婦の出会いから現在に至るまでを回想する辺りには堕ちるところまで堕ちた感が漂うのだが、それ故に今後の展開には逆転の希望も見出したいものである。

相変わらず妖艶な肢体を余すことなく描く作画に情交の淫猥さが加わっていき、図らずも2度目をおねだりしてしまったり、あるいはコールガールよろしく他の男にまで弄ばれてしまうといった展開が盛り込まれるに至って、官能描写にも随分魅力が増してきたようである。夫の妹にも新事実が発覚したことで「最後の一線」という壁が無くなり、皮肉にも逆に相姦的要素が淫靡に増加している。

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紙の本恥じらう肌 1

2013/06/23 20:55

昼ドラマ的略奪愛憎官能物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

漫画家が自ら筆を取らずに原作を手掛けるのは珍しいのではなかろうか。おそらく原作者が思い描くドロドロな昼ドラマのごとき略奪の愛憎劇に相応しい劇画を基調とした絵師の魅惑的な女体描写をコラボレーションする形で新たな官能寝取られ物語を構築する狙いがあったものと勝手ながら推測する。そして、それは上手くハマったようである。悩ましさと艶かしさの中で肉欲の愉悦に抗い、葛藤しながらも最後の心の一線だけはと抵抗を続ける若妻の振る舞いが気丈であればあるほどタイトル『恥じらう肌』の意味が深長に思えてくる作品である。

話のきっかけは少々安易というか、しっかりしている若妻にしては軽率に過ぎる気がした。しかし、ここで若妻がほぼ唯一となる足を踏み外したことにより現れる男との出会いが全てを塗り替えていく。その展開が王道故に圧倒的な迫力となっている。格好の獲物を見つけた男の狂喜と狩人のごとき狡猾さが正面と搦め手の両方から若妻に襲い掛かっており、抗うに抗えない、引くに引けない若妻の懊悩とのコントラストが実に淫靡な世界を生み出している。若妻の魅力を存分に引き出す絵師の悩殺的な作画がこれを後押ししているのは言うまでもない。

官能面においてもバラエティに富むシチュエーションとバリエーションに富む凌辱描写によって若妻のココロの抵抗とカラダの愉悦が交錯し、せめぎ合う悩ましさを魅惑的かつ蠢惑的に次々と描き出しているが、惜しむらくは元より女性の表情の描写が少々画一的で、髪型や眼鏡といったパーツでしか違いを出せていない点が実に勿体ないところか。凌辱場面においても体位の描写こそ秀逸なれども動きが少し足りないため、漫画という活劇よりもイラストといった静止画を得意とする絵師なのかな~?などと思ってしまった。

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紙の本恥じらう肌 2

2013/07/09 03:22

加速するドロドロの寝取られ愛憎劇

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

さらに扇情的で参ってしまうほどの表紙カバーイラストが示すがごとくドラマと官能がより深遠に粘りと湿りを見せ始めた第2巻。刹那の打算が漂う自墜落な方法でしかないものの、一旦は執拗な男の魔手から逃れる術を見出したかに見えては黙阿弥に帰するのが何とも言えない揺らぎとなって読み手にも迫ってくる。むしろ官能的にはますます深みにハマッてしまう様相を呈しており、ココロの抵抗よりもカラダの疼きが時に上回ってしまう場面もちらほら。徐々に堕ちていっている状況に興奮もいや増す次第である。

また、秘密を知られ、ずっと苛められている義妹からの搦め手による義兄(夫)の籠絡も少しずつ進行している中で「こうキタか~」という驚きの展開が盛り込まれており、この若妻(あるいは夫婦)への怨嗟は義妹だけではなかったというドロドロ愛憎劇の深みが増している点も見逃せない。思いのほか複合的な背景を湛えた物語となっているのである。

相変わらず動きは少々乏しい凌辱描写ではあるが、前回にも増してシチュエーションやアプローチがいやらしくなっていたり、若妻の他にも裸体が現れ始めたりしていることから官能面は増している。何より肉欲に抗し切れなくなってきた若妻の行動に変化が見られ、時には自ら求めるような場面や3Pなどもあって複合的な淫猥さが醸されてきた印象である。

諦念による「二足のわらじ」を履こうとの十字架を背負う覚悟を決めた若妻と、事をそうそう上手くは運ばせないと動き出す周辺とのズレがさらなる悲劇を生みそうで、次巻の行方が気になるところである。

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愛し合ってるなら

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょっぴりネタバレ
妻に脅しをかけて、頻繁に誘い出す堂島。その男の元に現れた妻玲子の友人美也子。
美也子の目的は?正体は?

ん~...本当ならどうなるんだろう!?って思うんだろうけど、続きは...
無料なら見るかな~...

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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

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