電子書籍
サクラ町さいず 完結
著者 松田円
ミニマムサイズの中学生、文筆家の義父とおじぎ草のジギーと共にサクラ町に引っ越してきました。他人のハズの2人がひとつ屋根の下で暮らしていると…。サクラ町のゆかいな仲間達に会いにきてね。
サクラ町さいず1
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2006/06/11 15:12
サクラ町さいず
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チルケギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この漫画は、その登場人物ひとりひとりが、舞台の上に立っているという感じが全くしないのが、不思議な魅力になっていると思います。声をかければこちらを振り向いてくれそうな、存在感、現実感があるのです。
かわいい絵柄で、義理の父親とふたり暮らしの主人公や、母親とふたり暮らしの女の子や、病気がちな兄と良くけがをする弟、などの日常を4コマ的な距離感で切りとって見ると、こんな感じになります、という作品。別に、サクラ町で不思議な事件が色々と起こる、といった、SFハートフルコメディ(?)ではなく、かといって、シリアスでも、シニカルでもシュールでもない。この漫画の世界でなくとも、現実のどこにでも起こりうる、ごくありふれた話を、「サクラ町さいず」という4コマで表現すると、また違った、他にはない世界ができあがるよ、というのを見せてくれます。
あと、この漫画が好きになれるかどうかは、主人公が好きになれるかどうかによると思います。4つ星というのは、私の主人公に対する好感度です。とくにこの作品の評価は、主人公に対する好感度に比例すると思います。大体表紙の絵柄からキャラが想像できると思います。