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5件
瞳子(とうこ)
著者 吉野 朔実
“明日は今日の続きじゃない。傷は癒える人は変わる、今日何が起こるかわからない。だからこそ人間関係は常に危うい。”――そんなことを感じながら日々を送る瞳子(とうこ)は、大学を卒業しても働かない実家暮らしのプー太郎。父と姉は毎朝仕事に出るので、必然的に母と過ごす時間が長くなり…!? 他誌で活躍していた吉野朔実が『週刊ビッグコミックスピリッツ』で掲載を始めた、1980年代後半の流行を織り交ぜて描いた話題の連作短編集!
瞳子(とうこ)
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瞳子
2002/07/29 22:06
あこがれ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:壱子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瞳子のような女の子になりたい、と思った。いさぎよくてさっぱりしてて、でもちょっとかっこ悪くて大事にしたい友達がいる。
好きなものがはっきりしていて、それに向かって夢中になれる。
日々いろんなものに目移りして飽和状態にある私は、きっぱりとした瞳子の言動にあこがれさえ感じてしまうのだ。
でもまてよ、おいおいそれは言いすぎじゃない?ってところもある。そこが瞳子のただのヒロインに収まらぬ所以であり、人間味を感じさせるポイントでもある。
しかし、いい友達がいてうらやましい。個人的にはキングクリムゾンのライブのくだりできゅんとします。
瞳子
2002/05/14 11:26
宙ぶらりんな心地よさ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
「見たいものだけ見ればいい。」
主人公・瞳子が、友人の母に言われた言葉である。
就職もせず将来が見えない若者にこんな事を言える大人って、いいなあと思ってしまった。
この作品の登場人物はみな個性的で魅力的である。
そんな人々の中で生活する瞳子の日常は、自分に対するコンプレックスや将来の不安を抱えながらも、どこかのどかで心地よい空気が流れているように感じた。
瞳子
2001/11/16 22:30
ちょっと普通と違う女の子・瞳子のストーリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学を卒業したものの、就職もせずに好きなことをして過ごす瞳子。そんな娘にイライラする母の無粋さ、未知の姉の行動、身近な人の死、物欲のための労働など、瞳子と家族や友達たちとの日常生活を楽しく、時にせつなく描いた物語です。