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鬼平犯科帳(十)(文春文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/06/14
  • 販売開始日:2012/06/14
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-714262-9
一般書

電子書籍

鬼平犯科帳(十)

著者 池波正太郎

相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。いまはお上の御用ではたらく身ながら、人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲ん...

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鬼平犯科帳(十)

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鬼平犯科帳 新装版 10 (文春文庫)

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商品説明

相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。いまはお上の御用ではたらく身ながら、人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲んでいるものだ。鬼の平蔵、自分でさえ、妻を捨てお上の御用を捨て、岡場所の女と駆け落ちをするかも知れぬ、という。彦十をみはる平蔵、密偵たちの活躍を描く「むかしなじみ」他、「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「消えた男」「お熊と茂平」の七篇を収録。

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.2

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

むかしなじみー『鬼平犯科帳(十)』所収

2007/08/11 18:58

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よくきた - この投稿者のレビュー一覧を見る

むかしなじみ

 盗賊改方の老密偵・相模の彦十は、威勢はいい

が情にもろい。むかしなじみの盗賊、網虫の久八

の内輪話にもらい泣きした。

 久八は上方で女房をもった。しかし、盗人稼業

があり、何時までも女房のおきんとは暮らせな

い。四天王寺の、豊次郎という少し頭の足りない

男に、五両をつけて女房をやった。

 十八年ぶりに大阪に戻ったところ、おきんは身

すぼらしい、垢くさいなりをしていた。聞けば、

せがれが一人いるという。そのせがれの豊吉は久

八の子で、あのとき、おきんは身籠っていた。

 豊次郎は豊吉が久八の種と知りながら、育てて

くれた。豊次郎とせがれの豊吉は、共に労該(ろ

うがい)にかかり、小さい家の中で凧の骨のよう

にやせ衰え、枕を並べて寝込んでいた。貯えも使

い果たし、三人で首をくくるしか道がないところ

へ、久八が現われたというわけだった。

「こうなったら、恩義ある豊次郎どんのために、

ぜひとも、まとまった金をつかみてえと、おら

ぁ、江戸へやってきたのさ」と、久八は締めくく

った。


 秋の気配がしのんできた役宅の庭に、葛(く

ず)の匂いも流れていただろうか。

 平蔵の前に現われた彦十は、久八と会ったこと

を隠し、しょんぼり、おずおず、本所界隈で鳴ら

した江戸っ子らしくない。

 平蔵は相手をチラッと見ただけで泥棒と見抜く

勘ばたらきをするから、彦十の胸中に異変が起こ

ったことが、直ぐにわかった。それから、昔馴染

み一味を捕縛するまでの平蔵の心づかいは、放蕩

無頼の生活を送っていた頃の仲間に対する、友情

の厚さであった。

 

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2005/12/11 01:57

投稿元:ブクログ

ホームステイしていた家になぜかあった本。あまりに暇で読んだところ、日本に帰ってきて1巻から集め始めるほどはまりました。食べ物の描写がおいしそうで好きです。

2010/03/26 21:59

投稿元:ブクログ

9巻のトーンとは変わって、また前と似た雰囲気。今回はおまさ&五郎蔵が活躍する話が多かった気が(お気に入り?)。安定して面白いし、話は似た展開だったりするのに、飽きないってすごい。

2011/10/22 18:41

投稿元:ブクログ

鬼平ワールドは何処を読んでも面白い。もう、盗賊たち沢山いすぎてうろ覚えだったりもするんだけど、良いんだよね。

なかなかしっとり良いです。

2017/03/12 01:17

投稿元:ブクログ

鬼平犯科帳 10巻。
あっという間の10巻目。
今回は、切ない物語が多い。
「犬神の権三」の雨引の文五郎、「五月雨坊主」の善達、「消えた男」の高松繁太郎。。。

そして、彦十も、お熊も、平蔵さんをとりまく人たちは、みんな、情に熱い。

類は友を呼ぶ。というところか。
(友ではないけれど。。)

2012/10/27 13:39

投稿元:ブクログ

20121027 今回は密偵のドラマが印象的。登場メンバーが多いので話しもいろいろなパターンが組めるようだ。

2016/11/07 17:14

投稿元:ブクログ

「犬神の権三」、「蛙の長助」」、「追跡」、「五月雨坊主」、「むかしなじみ」、「消えた男」、「お熊と茂平」の七話収録。なかでも、「むかしなじみ」では、相模の彦十が古くからの知り合いだった盗賊の網虫の久六から盗みを持ち掛けられ・・・。

2013/06/03 07:54

投稿元:ブクログ

1巻から読み始めて、気付いたらもう10巻。
今回収録されている話は、
「犬神の権三」、「蛙の長助」、「追跡」、「五月雨坊主」、「むかしなじみ」、「消えた男」、「お熊と茂平」の七篇。
このうち二篇で、平蔵の密偵になった者が死んでいる。レギュラーの密偵になるのは難しいようだ。
個人的には、雨引の文五郎はもう少し活躍してほしかった。
「蛙の長助」にて、長助が「生きているうち、せめて飲み食いだけは好きにしたい」と願う一節がある。これは結構大事なことだと思った。現代は様々なモノであふれている。コレクターやマニア向けのアイテムも山のように存在し、その購入と維持に大金をつぎ込んでいる。これにより、文化水準が向上、ないしは維持されるという面もあるだろう。しかし、所有者が亡くなった時、棺桶に入れられるものは知れているし、その意思を継ぐ者がいなければ、せっかく蒐集したモノもバラバラになってしまう。だから、これは考えようだが、あまりモノに執着しすぎず、美味しいものを食し、日々充実させた方がいいのかもしれない、と思ったりした。ある程度の年齢になると、残りの食事回数を意識するようにもなるのかもしれない。
読んでいて我ながらしょうもないことを、と思ってしまったこと。「むかしなじみ」に登場する彦十の昔馴染みの盗人「網虫の久六」について、その人物描写を読んでいたら、ベニー松山著『小説ウィザードリィ』に登場するホビットの忍者“ハ・キム”を思い出した。子どものような矮躯で、身軽だという久六。足の裏に毛が生えていたら、間違いなくホビットだ。

2015/04/24 05:31

投稿元:ブクログ

蛙の長介 平蔵に心づけを与える元盗人。

消えた男 堀帯刀時代にひきこみの女と駆け落ちした元盗賊改同心

2015/11/05 09:03

投稿元:ブクログ

またもや再読だった。ボクはどのくらい鬼平犯科帳を読んでいたのだろうか。ま、再読でも面白いんだけどね。今回はお熊大活躍だったな。

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