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世界地図の下書き【電子特別版】(集英社文芸単行本)

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世界地図の下書き【電子特別版】

著者 朝井リョウ (著)

【電子版限定特典つき】突然の交通事故で両親をなくし、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らすことになった小学生の太輔。悲しみでしばらく心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間た...

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世界地図の下書き【電子特別版】

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商品説明

【電子版限定特典つき】突然の交通事故で両親をなくし、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らすことになった小学生の太輔。悲しみでしばらく心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間たちのおかげですこしずつ打ち解けていく。とくにお母さんのように優しい高校生の佐緒里は、みんなにとって特別な存在。施設を卒業する佐緒里のため、4人の子供たちは、ランタンに願い事を託して空に飛ばす「蛍祭り」を復活させようと、作戦を立てはじめる――。直木賞受賞後第一作! 電子版限定! スタジオジブリのアニメーター・近藤勝也氏が本書のために描き下ろしたカラーイラスト3点&「青春と読書」’13年7月号に掲載された、著者インタビューも収録。

著者紹介

朝井リョウ (著)

略歴
1989年生まれ。岐阜県出身。2009年「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「チア男子!!」「星やどりの声」など。

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みんなのレビュー269件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

小学校は過去

2016/02/23 04:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

児童養護施設を舞台にした作品は多い。本書も同様だが、いささか朝井氏らしくない作品に仕上がってしまった感がある。高校生や大学生の、とりわけ女性を描かせると抜群なのだが、小学校時代は氏にとっても古すぎたか。児童文学とも呼び辛いし―いや、無理にジャンル分けすることもないのだけれど。

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2013/08/11 13:25

投稿元:ブクログ

+++
「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。
夏祭り、運動会、クリスマス。そして迎える、大切な人との別れ。
さよならの日に向けて、4人の小学生が計画した「作戦」とは……?
著者渾身の最新長編小説。
+++

舞台は児童養護施設「青葉おひさまの家」。年齢も境遇も違う五人がひとつの班として日々を過ごしている。施設での暮らし、親や親戚とのかかわり方、学校での位置、それらは家族と暮らす子どもたちからは計り知れないほどの心構えや心配り、そして忍耐と孤独にあふれている。だがそれだけではない絆が培われていることもまた確かなことなのだった。あまりに辛くてそこから逃げたとしても、次の場所にはいままでと同じ幅の道が続いているのだという言葉に胸を打たれる。誰かのために、という気持ちが力を生み出すのだということも強く伝わってくる。スタジオジブリの近藤勝也氏による挿画を読後に再度見直すと、あたたかな気持ちになる一冊である。

2014/07/22 08:14

投稿元:ブクログ

 施設の子どものおはなしは、あまり好きではないです。知っておかなければいけないし、子どもたちに罪はないけれど。やっぱり悲しいし、こういう世界を売り物にするかんじがちょっとイヤ。

2013/10/18 00:49

投稿元:ブクログ

朝井リョウの描く世界はあまくない。やさしく残酷だけど、希望が持てる。最後の数ページに全ては集約されている。

2013/09/10 21:07

投稿元:ブクログ

エエ話や・・・~太輔が事故で両親を失い,入った児童養護施設には,同学年の淳也とその妹の麻利がいて,2つ違いの中間にはお洒落な美保子がいる。もう一人は6才上の佐緒里で班のまとめ役。大学進学を夢見ていたが,弟の入院費を負担してくれた遠い地の親戚から,高校卒業後は経営する印刷所を手伝うように言われる。資金不足で中断している願い飛ばしを園を出ていく前に実現したい4人は小学校の卒業生を送る会での実行を決意する~どこかで見たような画風だと思ったら,スタジオ・ジブリの人だった。ジブリのアニメにしたらほのぼのとして良いかも知れないな

2013/11/12 23:25

投稿元:ブクログ

大人の都合と、社会と戦う子供たちの話し。
最後の願い飛ばしはとてもキレイなシーンでした。

ただ、結局、班の中で、太輔が一人残されてしまう寂しさ…
他の子達は、親か兄弟がいるのに、太輔だけ「家族」がいないのは、なんだかなぁと思う。

2013/10/09 20:08

投稿元:ブクログ

情熱大陸で「いじめられたら逃げていいんだ」という事を書いたと言ってたのが印象に残り、読んでみました。
最後のこのセリフにそのテーマが凝縮されてます。


「いじめられたら逃げればいい。笑われたら、笑わない人を探しに行けばいい。うまくいかないって思ったら、その相手がほんとうの家族だったとしても、離れればいい」
「逃げた先にも、同じだけの希望があるはずだもん」


それぞれの事情を抱えてる施設の子ども達。
その中で何かが解決されてはいなかったけれど、もがく子ども達に「逃げる」という選択肢を気付かせてくれる。

漫画だけど、荒川弘の「銀の匙」でも「生きるための逃げはアリです」というエピソードがあったね。

2013/09/06 10:23

投稿元:ブクログ

『わたしをみつけて』を先に読んじゃったから、ちょっと浅く思えちゃったけど実際はどうなんだろう。
主人公が年齢のわりに達観しすぎてて、感情を寄せられなかった。こんなにかっこよくしなくてもいいのに。で、結局恋か…という。

2014/10/09 18:43

投稿元:ブクログ

朝井リョウの長編7作目は、児童養護施設を舞台に、小学生が主人公。
どうしようもない悲しみやいじめがあり、思うままにならない境遇でも友達は出来て、希望を見出していく話です。

太輔は小学校3年生。
両親を交通事故で亡くし、伯父伯母ともうまくいかず、児童養護施設「青葉おひさまの家」に入りました。
子供のいない伯父伯母をお父さんお母さんと呼ぶことがどうしても出来ず、しだいに叩かれるようになったのだ。

施設で親切にしてくれた佐緒里は、中学3年のお姉さん。佐緒里のことが大好きになる太輔。
同じ班の淳也、美保子、麻利とはだんだん仲良くなります。
同じ年の淳也は小柄で優しく、学校で何かといじめられがちでした。
美保子はおませで、母親のことが大好きで自慢なのだが、その母親から虐待を受けていたために施設にいる。
麻利は淳也の妹で、天真爛漫だが、クラスで仕事を押し付けられたり、変だとからかわれたりしていた。

3年がたち、佐緒里が予定していた大学進学を諦めなければならなくなる。
事情を知った太輔らは、自分達でお祭りにランタンを飛ばす行事を再現しようと、頭を絞ることに。
子供ならではのつたないやり方でも、だんだん形になっていき‥

前半は重苦しいですが、後半の頑張り、子供達の仲のよさが救いになりますね。
「逃げてもいい、逃げた先にも同じだけ希望はある」「私たちみたいな人にこれからまた絶対出会える」と最後に繰り返し語る佐緒里の言葉が感動的です。

2013年7月の作品で、「何者」の次。
直木賞受賞後初の作品ということになりますね。
朝井リョウが書いているという感じがあまりしない。
ある意味、若さを抑えて、広範囲の人に読みやすいようにと意識した、大人になった書き方かな。
この作品で坪田譲治文学賞を受賞しています。

2016/08/19 17:57

投稿元:ブクログ

『子どもの頃は楽しかったな~』とか言う人がいると
つい、『本当か?!、本当に本当か?!!』と思ってしまう。
別に自分が不遇な子供時代を過ごしたというわけではないのだけれど
大人になった今とは違う、理不尽さや憤りや畏怖があふれていたように思うのだ。
この物語は、それらのものと真正面からぶち当たっていく小学生(一部中学生)たちの物語です。
児童養護施設で暮らす主人公たちが背負わされているものは、同年代の子どもと比べるまでもなくとてもとても重い。
それがわかった上で、
この物語は子どもたちに安易な救いを与えたりはしません。
その代わりに
自分ではどうしようもないことばかりの中で、
辛ければ逃げてもいいこと。生きて行く先には必ず
信じるに足りる未来があることを教えてくれているのです。
教室の隅でうつむいてばかりの子どもがいたら、
そっと差し出してあげたい一冊です。

2014/05/29 18:57

投稿元:ブクログ

児童養護施設で生活することになった小学生の男の子の話。どの子もとても人間らしいと思う。一人ということの意味を考えて、落ち込みもするし、前向きにもなる。
2014/5/29

2014/03/11 13:43

投稿元:ブクログ

児童養護施設で出会った5人の少年少女達の物語。特にこれといった感動もなく、登場人物達がたくましく成長するわけでもなく、結末に大団円が待っているわけでもなく、最初から最後までメリハリのないストーリにいささかウンザリしました。

2014/12/30 17:35

投稿元:ブクログ

読み終えて表紙を見ると誰が誰なのかよく分かった。
みんなのいる場所がバラバラになるときに「私たちは、絶対にまた、私たちみたいな人に出会える」という佐緒里の言葉がいい。

2014/04/22 22:33

投稿元:ブクログ

児童養護施設が舞台の5人の少年少女の話。

家に帰る場所がない、親がいないなどの理由から施設で生活する彼ら。
将来を考えると、生きていく世界はあまりに広大で、1人で立ち向かうには無力で、
でも生きていかねばならない。
歩かなければならない。
その道の険しさは、施設の子達にとってはそそり立つ壁のようだ。

5人1組の班で家族のように過ごしたかけがえのない時間と、絆。
お互いが前を向き歩き始めれば、バラバラに進むことにはなってしまうけれど、
それでも置かれた現実と向き合い、1つ1つに答えを出していく彼らは強い。

離れ離れになっても、きっと彼らは互いのことを忘れるいことはないだろうな。と信じたい。

2014/02/26 07:56

投稿元:ブクログ

「朝井リョウの作風は好きで全作品読んでるけど、こういう内容にはちょっと興味ないからなぁ」と思いながら、淡々と読み進めていましたが・・・
結末は素晴らしかった。よくありがちな、「仲が悪かった人たちとも結局はわかりあえて、めでたしめでたし」みたいな安易な結末ではなく、非常に現実的な、でも未来への希望を感じさせる明るさを持った結末。内容だけど無機的に要約しちゃうと、希望も何もない悲劇的結末としか感じられないんじゃないかとすら思うのに、でも彼らの心の中には確かな希望の光があるのがわかる。衝撃でした。