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陰の季節(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 236件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/08/21
  • 販売開始日:2014/08/21
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-765901-1
一般書

電子書籍

陰の季節

著者 横山秀夫

『64』で話題沸騰! 横山秀夫「D県警シリーズ」はここから始まった!警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下りポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべなく撥ねつけ...

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陰の季節

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『64』で話題沸騰! 横山秀夫「D県警シリーズ」はここから始まった!

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下りポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第一弾! 表題作他、「地の声」「黒い線」「鞄」の短篇四篇を収録。

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みんなのレビュー236件

みんなの評価3.8

評価内訳

電子書籍

短編も熱い

2016/06/29 22:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miyata - この投稿者のレビュー一覧を見る

長編ミステリが好きなので短編って普段はあまり読まないのですが、こちらは「64」(最高に面白かったです)の舞台であるD県警の話ということで、購入。
すごく! すごく面白かったです!!
横山さんの文章はとにかく熱く、一文一文から血肉を感じるのですが、短編でもその熱さは健在でした。
しかし初出年を確認せずに読み始めたので、ワープロとか出て来てちょっとびっくりしてしまいました。
文庫が出たのが2001年だったのですね。もっと早く読んでおけば良かったです。

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紙の本

上川隆也と伊藤四朗

2005/10/24 08:41

10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は4編の短編から成る。テレビドラマでも名が知れた『陰の季節』は最初の短編である。さらにこの4編とも横山秀夫のD県警シリーズである。この4編のうち2編は私は偶然にもテレビドラマ化された番組を見たことがあった。
 1.陰の季節、2.地の声、3.黒い線、4.鞄の4編である。1はお馴染み二渡警務課調査官が、2は監察課監察官の新堂警視が、3は女性警部と鑑識課の平野巡査、4は秘書課の柘植警部がそれぞれ主人公である。テレビドラマでは4も二渡が主人公を勤めていた。
 いずれも警察内部の、それも警察外で発生する事件とは直接の関係がない、いわゆる内部での事件を扱ったものである。短編とは思えない着想が随所にちりばめられていて、読者が飽きている暇がない。
 警察で警視といえば、都道府県警の署長を勤める階級である。管理職としてはもっとも脂の乗った働き手である。『陰の季節』は県警の部長が退官して外郭団体に天下ったその後を追ったものである。未解決事件を抱えて苦悩するOBがポストを明け渡さなければならないのだが、事件を解決するためには留まる必要があった。
 それを説得する二渡警視。なぜ留まるのか理由も分からないので打つ手がない。退官後にまだ事件を追っているOBなどいるのだろうか、などという現実的な場面を思い浮かべる間もなくストーリーは大団円となる。未解決の事件を追うことが警察小説の本筋なのだが、そこへのアプローチが実に凝っている。テレビドラマでの上川隆也と伊藤四朗の顔が目に浮かぶ。
 警察官は退職後は企業人のように子会社に移籍するという手がない。それではどうするのかといえば、関連の公益法人などへ天下るのである。民間企業へ天下る人もいるであろう。一般市民の関心はそんなことにまで及びはしない。
 『鞄』は、秘書課の議会対策担当課長代理の警部が主人公である。D県警にだって県議会という当局にとってはやっかいな市民の代表がいる。この議員の一人が来る議会で爆弾質問をするという。議員本人に聞いても親しい人に聞いてもその中身が分からない。中身が分からないのでは答弁ができない。
 苦境に追い込まれる課長代理。その議員が持つ鞄の中に質問に関する書類が入っているらしい。その悪戦苦闘する様子が現実的である。否、一般のサラリーマンとほとんど変わらないのである。刑事モノの警察小説では捜査がストーリーの軸になっているので、一般サラリーマンの仕事とは異なる。しかし、管理部門の仕事はすなわち事務なので、共通項が多い。
 実際にあった事件をモデルにするのが企業小説というジャンルだが、このシリーズは舞台を替えた企業小説の面白さと、間接的に登場する事件の接点がエンターテイメントに深みを与えているのかもしれない。

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紙の本

D県警シリーズ

2015/11/18 18:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一作目。骨太な警察小説。派手なヒーローや名探偵が登場する事はなくただひたすら地道に事件を解決していく等身大の刑事達。それぞれの人間模様が絡み合ってリアリティがある。

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紙の本

D県警シリーズ 第一弾

2015/08/06 09:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

D県警シリーズ 第一弾。
警察ものではあるが、いわゆる捕り物ではない。警務部に勤務する人々の物語。
出世争い、裏切り、罠、忠義、正義。様々な人間模様が繰り広げられます。

個人的感想
やはり横山氏は警察ものが面白い。
第3話は、氏の「顔」の別視点バージョンなので、一話損した気分。
それでもお勧めです。

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電子書籍

さかのぼって読んでいます

2015/02/04 11:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:philia - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ最新作の『64』を上司が貸してくれたので、その後に本書を読みたくなって、電子版を購入しました。
64では黒子だった二渡が活躍するという他の人のレビューを読んだのですが、本書でも、一つ以外は二渡は黒子でした。ちょっと肩透かしだっかかな。
しかし、シリーズということで、『Face』などで登場する人物の話が読めたので良かったです。

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紙の本

濃縮横山ジュース

2004/07/10 22:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

「陰の季節」横山秀夫。(1)陰の季節(2)地の声(3)黒い線(4)鞄、以上4篇が収録された短編集です。表題の「陰の季節」は平成10年第5回松本清張賞の受賞作品です。県警本部警部部警務課が中心となった警察内部小説です。まずは内部事情の詳しさに驚かされてしまいますが、本が書ける程の題材が有る事に一層の驚きを覚えます。事件はミステリアスであり展開はサスペンス、登場人物の今までにない役職のうえに、役職に伴う人物像など真新しさがいっぱいです。収録された作品の全てが十二分に楽しめるミステリーです。大げさな表現や詩的表現など、集中を妨げる事のない語り口が構成力と共に素晴らしい。久しぶりのお薦めの逸品でしょう。

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電子書籍

警察人事小説?

2016/09/19 23:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『陰の季節』は表題作他、『地の声』、『黒い線』、『鞄』の3作が同時収録されています。どの作品にも警務部の『陰の人事部長』と呼ばれる二渡真治が登場します。
どの作品も県警内の人事に関わることがテーマで、典型的な警察小説とは言えないストーリーですが、サスペンス要素は十分にあり、なかなか面白かったです。警察は良くも悪くも日本の「カイシャ」なのだなと納得してしまう内容です。

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紙の本

管理部門小説

2015/12/17 00:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

D県警シリーズの1作目。文庫解説にもあるとおり、「警察」を舞台とした「管理部門小説」。「警察」というスパイスはもちろん効いているが、「管理部門」という点では警察以外の組織・企業等にも通じる部分があり、いわゆる「警察小説」とは違った味わいがある。

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2013/05/22 18:56

投稿元:ブクログ

「64」を読んで警察小説とひとくくりにしていたけど、こんな警察小説もあったんだと今さら気付かされて、この作者の本を年代順に読み始める。警察内部にも犯罪者はいるし、権力闘争も正義の闘いではない。過去の私が荘だったように警察小説という言葉だけで敬遠していた人は損をしているので、是非読んでみるべきと、お勧めしたい。

2005/02/12 13:41

投稿元:ブクログ

この作品は短編集になっており、各々主人公が存在する。とはいっても、“D県警”という一警察署内で勤務する職員という縛りがあり、ある程度キャリアと経験を積んだ“刑事ではない”事務関係の職員が主人公になるという点が目新しい。人事を担当する役職や府警を束ねる役職に就いた主人公たちがその役職ゆえに自分の身に降りかかるトラブルを解決するために奔走する

主人公たちは40代前後という年齢設定であり、ある程度のキャリアがあるゆえにプライドも人並みの野心もある。それゆえに組織内で動くのにはしがらみも個人の立場も踏まえなければいけない。短編なので一つのトラブルを解決するだけだが、そこにおける情緒やユルさの介在しない主人公たちのメンタリティによって、物語はかなり硬質な印象を受ける。そして、ミステリとしての体裁もきちんと踏まえ、少ない枚数でバランスよく物語を組み立ててある

2004/11/17 20:57

投稿元:ブクログ

内容は地味なのだが、警察という特殊な組織の一環が垣間見える。そしてそこにあるのは、警察官であると同時にひとりの人間である彼らである。『鞄』で柘植が陥る窮地、『黒い線』での平野瑞穂や『地の声』での曾根の苦悩。立場こそ違えど、我々が共感できるものである。

2005/06/05 07:49

投稿元:ブクログ

D県警シリーズモノだそうです。この表題作を含む4作の短編集ですが、本当に横山秀夫さんの作品はうまいです。普通の警察小説は、犯人を追う刑事の側から書かれた人間模様などを描くことが多いのですが、この作品に出てくるのは、警務課、監察課、鑑識課、秘書課、という管理部門が舞台となっています。しかも、そこには警察独特の組織と言うものが存在するのです。

その組織維持、組織防衛と言う意識が、警察内部の「謎」解明を秘密裏に進める必要性を際立てます。そこに緊張感が生まれると言ううまい構成。登場人物が冗談も言わないような「大人の男」ってタイプの人が多く、こんな職場では息が詰まりそうだけど(笑)、警察内部と言うことで、なかなか面白いものです。事件「謎」そのものは、結構、陰湿な面もあったりします。それも、謎解明=不祥事にならないように秘密裏に行う要素かもしれません。

2006/04/10 15:41

投稿元:ブクログ

異色のD県警シリ−ズ第1弾。約1ヶ月前に読んだ「顔 FACE 」の前作にあたる部分も掲載されておりましたが、この部分だけはネタ割れしており、少々残念。やはりことらを先に読むべきでした。
組織には組織をコントロールし、組織そのものの体力をつけつつ、次代へ引き継いでいく役割の人間が必要。。。として、刑事や公安ばかりが警察でないと言い切るところに、「警察」を「会社」に置き換えて共感する面が多くあるのかもしれません。2006/4/5

2005/05/24 05:34

投稿元:ブクログ

なかなかいい具合にエンターテインメントしてて面白かった。組織んなかで野心と保身と組織への義務とか 読んでて気疲れするw

2005/08/28 00:01

投稿元:ブクログ

確か一番最初に読んだ横山秀夫の作品。顔を読んだのをきっかけに読み返した。「組織」のなかでいかに抜け出すか。出世考えている人物ばかりなのは仕方ないのか