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透明カメレオン(角川書店単行本)
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電子書籍

透明カメレオン

著者 著者:道尾 秀介

冴えない容姿と“特殊”な声を持つラジオのパーソナリティの恭太郎はある雨の日、行きつけのバーで奇妙な女の子に出会う。ひょんなことから彼女の企てた殺害計画に参加することになる...

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透明カメレオン

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商品説明

冴えない容姿と“特殊”な声を持つラジオのパーソナリティの恭太郎はある雨の日、行きつけのバーで奇妙な女の子に出会う。ひょんなことから彼女の企てた殺害計画に参加することになる恭太郎だったが――。

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みんなのレビュー156件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

笑えて泣ける作品です

2016/07/27 17:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スミレ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラジオ・パーソナリティーの恭太郎と、バー「if」の常連客たち、そして突然現れた恵という女性。
わけがわからず読み進め、事件が解決し、いろいろな全ての真相が明かされると、驚きと感動で涙が止まらない、そんなストーリーでした。
ユニークとしか思えない話の裏に、こんな哀しみが隠されているとは思わなかったので、不意打ちを喰らったような衝撃です。
道尾さんの作品は、「ノエル」に続き2作目。
もっとたくさん読んでみたいです。

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紙の本

心して結末を見よ

2016/03/21 11:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

久々にのめり込んでしまった。しかも最後は号泣。キョウちゃんと恵に交じってあたしも泣き崩れました。キョウのはったりの大どんでん返しで終るのかと思ったら、その先があったんだ。。恭太郎の最後の告白。今までのくだりが全部霞むほどのインパクトがあったし、道尾さんの伝えたいことが凝縮されていると思った。弱くていい、完璧なんてない、こういうメッセージに勇気づけられ、明日もがんばって生きようと一歩踏み出せる人、きっといるよね。そして、死闘からの頭上に咲き乱れるヤマザクラの美しさを描ききった文章。この臨場感たるや。感服。

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紙の本

着想が秀逸

2015/10/22 15:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

アナウンサーに限ったことではないが、ラジオの世界は声が勝負。タレント、パーソナリティー。声は人なり、ともいう。容貌に自信はないが声は…この着想は面白い。思わず引き込まれてしまうあたりは、さすがに若くして直木賞を獲っただけの人だと感心する。

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紙の本

う~ん

2015/12/06 04:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルイス - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラジオは大好きで毎日聴いているので興味を持った小説でした。
しかしDJの仕事ぶりなどは少ししか描写がなく、専らifの仲間たちとのやり取りが中心。
主人公の恭太郎には好感を持ちましたが彼をふりまわす女性のことは最後まで好きになれませんでした。
色々と穴が目立つ感じの作品のように感じました。

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2015/03/31 07:22

投稿元:ブクログ

+++
ラジオのパーソナリティの恭太郎は、冴えない容姿と“特殊”な声の持ち主。今夜も、いきつけのバー「if」で仲間たちと過ごすだけの毎日を、楽しくて面白おかしい話につくり変えてリスナーに届ける。恭太郎が「if」で不審な音を耳にしたある雨の日、びしょ濡れの美女が店に迷い込んできた。ひょんなことから彼女の企てた殺害計画に参加することになる彼らだが―。陽気な物語に隠された、優しい嘘。驚きと感動のラストが心ふるわす―。
+++

声と見た目のギャップが激しすぎるだけの主人公・桐畑恭太郎とその仲間たちの笑えるがちょっぴり切ない物語かと思って読んでいたのだが、ラスト近くなって事情が判ってみると印象が一変する。バー「if」の常連客たちは、ママをはじめ誰もが個性的で、一見能天気にも見えるのだが、それぞれが抱えているものの重さが読者の胸にも重く沈む。だが、重苦しいだけではなく、途中から紛れ込んだ恭太郎に対する態度は、どこの誰よりもあたたかく、思わず胸が熱くなるのである。この人たちがいればいいじゃないか、でもみんなに幸せになってほしい、と思わされる一冊である。

2016/01/15 11:27

投稿元:ブクログ

悲しさや苦しさから逃れるために人は嘘を吐く。
生きてゆくために仕方のない嘘である。
こういう感じの道尾秀介さんの作品を読むのはカラスの親指に続き2度目かな。
ifというバーの常連客、ラジオパーソナリティの恭太郎、ある雨の日、突然に現れた三梶恵が織りなす嘘だらけのドタバタ劇だが最後に思わずホロっとさせられる。
何となくベタではあるが温かくて切なくて、こういうのは好きである。

2015/10/13 03:28

投稿元:ブクログ

声はすごくいいのに、背が低くてぱっとしない主人公。
ラジオのキャスターをしているけど、その人物像は実際とは全くちがう、ツクリモノ。
ある日常連のお店にいたところ、ラジオを聴いているという女のお客さんが来てその事実がバレそうになってしまうが、ちょうどその場にいたパット見超イケメン、だけどオカマバーで働いている人を身代わりに腹話術を...

そんなことから始まり、女のお客さんの事件に巻き込まれ...
もー、話がどんどん違う方向に行ってしまって、伏線もなにもない状態。
でも面白かった(笑)

2016/07/21 12:08

投稿元:ブクログ

嘘はいけない。
それは幼稚園の子でも答えられるくらい
当り前のこと。
だけど、ひとりでは抱えきれいないくらいの
苦しみや後悔を持ってしまった人が
今日一日を生き抜くために、できれば明日からも前を向いて歩いていけるようにつかれた嘘ならば
私も喜んで一緒に嘘の世界を生きて行くだろう。
そこにはないはずの透明の世界を、本当の事として信じる力が
次はきっと現実を受け止める力へと変わっていってほしいと
願いを込めて、
見えないはずの透明カメレオンを見つめ続けるだろう。

2015/06/12 14:27

投稿元:ブクログ

陳腐なストーリーに底の浅いキャラクタ設定は、まるで出来損ないのラノベを読まされているようで苦痛でした。まぁ、散々がっかりさせられてもなお読んでしまうのは、どこかに魅力を感じていると言うことなのでしょう、たぶん。

2015/07/27 22:42

投稿元:ブクログ

「if」という名前のバーで、常連客がいつものように集う。

その声が、外見とマッチしていないのが悩みの種だったりする主人公は、ラジオのパーソナリティ。
ある日、店に飛び込んできた女の子は、あっという間に出て行った。そこからなんだか事件に巻き込まれ…。

主人公の嫌みのないキャラがいいです。
どういう展開になるんだろう?と事件を気にして読んでいたら、ラストは思いのほか感動モノでした。

物語とは全く関係ないのですが、道尾秀介氏はこんなバーで飲んでるのかな?とか想像してしまいました。

2015/03/03 20:54

投稿元:ブクログ

「if」の常連客たちがなぜこうも三梶恵に翻弄されるのか、なかなか乗り切れなかった。
後半の恭太郎の独白で全てが明らかにされた。皆が「透明カメレオン」を飼っていたとは…。

2016/01/09 21:50

投稿元:ブクログ

先日、道尾秀介さんの「透明カメレオン」を読みました。

道尾秀介さんは、いわゆる、伏線が張ってあって、最終的にどんでん返しがあるような、ミステリー小説を書く人なんですが、でも、暗かったり、子供が悲惨な目にあうような小説が多くて、そんな中でも、普通っぽい世界観で、ミステリー要素がある話も書いたりしてて、「透明カメレオン」は、そんな、普通っぽい世界観で、ミステリー要素があるタイプの作品でした(僕は、このタイプの作品のほうが好みかも)。

で、後半、とある場所で、ドタバタ劇が繰り広げられるんですが、そのパートに関しては、ちょっと長過ぎるかなあと思ったりしました。

そして、そのドタバタ劇を終え、話が終わるのか思いきや、また最後にもうひとつ仕掛けが施されてあって、最終的には、良いメッセージが込められた、良い話に落着し、道尾秀介さん、さすがだなあと思ったりしました。

2015/09/04 02:50

投稿元:ブクログ

何となく非現実的で、作り話っぽい軽さを感じながら読んだが、結末でのどんでん返しがとても切なく、いとおしいものを感じさせてくれた。変わりたいと願うための嘘が、つらい事実にあっても生きていける現実をつくってくれる、そんなことを想った。
15-189

2015/09/23 09:11

投稿元:ブクログ

こういうの!こういう道尾さんのお話をずっと待ってました!

ラジオのパーソナリティを務める、その見た目とはあまりに不釣り合いな、耳にした人が思わず振り返るような美声の持ち主、桐畑恭太郎が主人公。
そのギャップがキーポイントになって物語がどんどん進行していく。

エンタテイメントがっつりなんだけど、でもそれが楽しい。んなわけあるか!な展開満載、バカバカしくて痛快、可笑しくてでも優しくて、そして切なくてあったかい。
泣けちゃうんです。

道尾さんの書くこういうお話が大好きです。
ちょっと暗いうら悲しいお話ばっかりじゃなくて、もっともっとこんなのを書いてほしいな~。

『カラスの親指』が好きな人は楽しめること請け合い。

2015/04/10 23:46

投稿元:ブクログ

いつも思うんだ。完璧じゃないって、いいなって。

この一文のために、このお話はあるような気がする。
前半では実は読むのやめようと思ったりしたけど、後半はぐいぐい読まされて、でも、まさか、最後で泣かされるとは思ってもみなかった。
反則だよ、あのラストはー。

以前、ラットマンですっかり騙されてたので警戒しつつ読んだけど(笑)、違う方向で気持ちよく騙された。
最後まで読んで良かったと思えた一冊。