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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/07/17
  • 販売開始日:2015/07/17
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • ISBN:978-4-08-745313-3
一般書

電子書籍

オーダーメイド殺人クラブ

著者 辻村深月

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望...

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オーダーメイド殺人クラブ

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商品説明

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は――。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。

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みんなのレビュー99件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

思春期特有の激しい思い込み

2016/01/17 13:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後までどうなるかわからなくてハラハラしたけど結果的にはすっきりとした終わり方だったので気持ちよかった

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2015/08/14 20:36

投稿元:ブクログ

彼女の作品を読むといつも、自分の心の奥底にある闇(病み)の部分を見透かされている気がして、はっとする。
誰にも言えずにしまってある辛さとか苦しみとか、不満とかそういうの。
自分の傷がばれてる気がしてひやっとする。
そしてその分、登場人物への共感が強くなる。自分をそこに重ねて、物語の着地点を自分事のようにしてドキドキしながら読み進めていく。本の世界の魅力ってそういうことなんじゃないかと思う。

現実世界では処理しきれない、やりきれない思いや、納得できない強い怒り、誰に言えばいいのか、その相手を見つけられずに心のうちでくすぶってるモヤモヤ、、、。自分が抱えているいろんな負の感情と似たものを登場人物たちが同じように抱えているから、安心して身を委ねられる。
辻村さんの本が好きなのは、そういうことなのかもしれないなあ。

2015/09/20 23:37

投稿元:ブクログ

読んでるうちにだんだんアンのことが好きになった。中学なんてあまりに昔すぎて思い出せないけど、懐かしく感じた。

2016/01/16 20:24

投稿元:ブクログ

面白かったです。この、面倒くさい心の葛藤がすっぱり言葉になる感覚が、毎回何とも言えず、小気味いいというか、そうそうと思います。
そして、途中でファンタジーになるのだけは勘弁してくれと思って読みましたが、最後まで読んでほっとしました。

2015/09/16 11:06

投稿元:ブクログ

教室内のヒエラルキー、些細なことでくっついたり離れたりする女子の面倒な人間関係、大人たちへの反抗心。正に中二病。丁寧でリアルな心理描写に感服します。一気読みでした。辻村さん凄い!

と言っても、アンと徳川の、猟奇的なものごとに異様に惹かれる感覚だけは中二病の枠に収めてはいけないと思うけど…。惹かれる気持ちはわからなくはない。でも、殺人事件の記事をスクラップし死体の写真を見て興奮するってのは、やはり普通じゃないでしょ。いくらラストに多幸感があっても、二人のそういう行為を思い出すと良い気持ちにはなれません。
なれないけれども、二人ともこれから健やかに生きていってほしいと、心から強く強く思います。

2015/07/03 21:36

投稿元:ブクログ

「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月
ヤングアダルト青春小説。紺黒。

厨二病を題材にした、美しい自己嗜虐志向の主人公とある同級生との危うい関係を描いた小説。
女性作家さんが書いたことで綺麗な舞台に仕上がっていつつ、もっと生々しい結末になることを期待?しながら読んでいたので消化不良の感がありますが…。
ヤングアダルトのジャンルで変わらず読ませる作品の数々、出産してもこれはすごいなあと思う。(3)

2015/08/28 17:37

投稿元:ブクログ

まさしく辻村深月ワールドが余すところなく描き尽くされているような小説。
中学2年生の登場人物にしてはちょっと大人びているかな、と思わないでもないが、そんな背伸び感も含めての、リアルな世界観の創出なのかもしれない。
いかにもミステリー然としたタイトルとは裏腹に、結果的に誰も命を落とすことはないし、事件と呼べるような出来事すら何も起こっていない。
ごくありふれた中学生たちの日常が、しかし当事者にとってはそのそれぞれこそが世界のすべてをも揺るがしかねない大事なのだ、という、誰しもが経験しているはずのヒリヒリした感覚を通して綴られているから、何とも言えない思いに胸がグッと詰まらない方がおかしいかも。
そして読後感はあくまで爽やか、すっきり。
このように、後から思えば取るに足らないような些事の数々を、小さな心で精一杯に受け止めて乗り越えながら、子供は大人になっていく。

2015/10/13 16:15

投稿元:ブクログ

何もなかったがあった。
というお話。辻村さんの作品の中では地味なほうかもしれませんが、読後感は爽やか!

2015/12/02 06:10

投稿元:ブクログ

 この本に書かれている中学生たちのことを、まるっきり他人のこととして読める人がどれほどいるだろう? あるいは、まるっきり自分のことのように捉える人は? ……そう考えながら、一字一句頭に刻み込むように読みました。
 中二病の、やや頭でっかちで周囲を見下した、自意識過剰な女子中学生の一人称は、頭の固い感じや独特の哲学を含みつつも、表現や言い回しの所々で子供っぽさも出ていて、不安定な中学生の独白そのもののようでした。

 主人公の少女アンは、クラスで突然仲間外れにされたり、かと思えばすぐ元に戻ったり……それを仲良しのクラスメイトと繰り返しながら、そんな彼女、彼らのことを心のなかで少し見下しながらも、言いたいことも素直に言えず頭のなかで考えてばかりいる。
 そんな彼女が、あるきっかけで、クラスのなかでも地味な男子の徳川へ、「過去にない最高の事件という形で、自分を殺してほしい」と頼む。
 十代少年少女の物語ながら、キラキラした部分などほとんどない、鬱々とした話です。
 アンの一人称を通して語られる話は、よく分析されているようで、実は他人のことなどまるで見えていない、独りよがりの狭い世界。誰もが小さな悲劇を胸に抱えながら、毎日学校に通っている。

 クライマックス直前、反発を続けた母親を肯定的に受け止められるようになるところに、心が揺れました。こういう瞬間が、形は違えど誰にでも来るんだな、と。

2016/02/17 14:36

投稿元:ブクログ

読んでよかったです
中二病の話って聞いていたので どうかなぁーと 思っていたのですが
家族のこと 友達のこと 先生のこと 自分の位置を読みながら生活することに疲れていた主人公
「私を殺してくれない?」
この一言から 昆虫系と分類されるクラスメートの男の子との間で どんな殺され方をしたいかとか どんな服を着てたらいいとか 時間や場所など詳細にその日を迎えるための準備が進められていく…
殺されることが決まってからの方が毎日を充実して暮らしてた
 
死ぬ気あんの?とか 死ぬのに小遣いケチるの?とかちょっとだけ笑ってしまいました

あ~なるほどね~死ぬのは無しだけど 世界観が変わるなら こんな方法での自分と向き合うのもありなのかなぁ~と 思っちゃいました(^^) 

あ~~!!!いま!わかった!徳川が河瀬をやなやつ
っていった意味!(遅)

最後はよかったですね 辻村さんらしい終わり方な感じがしました

2015/08/17 00:09

投稿元:ブクログ

中学2年生の中二病の話。
自分を殺してくれと同級生の男の子に依頼して、理想の殺人をオーダーメイドで作り上げていく。

途中まで良くない方向に進んでいたが、そこは辻村深月作品。最後は良い方向へ。

徳川が実際に猫を殺したのだろうか。河瀬と何があったのだろうか。

最後の解説がオーケンさんでびっくり。解説も独特でおもしろかった。解説のおかげもあって、最後はすっきり。

2015/08/29 18:57

投稿元:ブクログ

.
<あらすじ>
死や猟奇的なものに惹かれる中2女子の小林アンは、
ゴールデンウィークの最終日、同じクラスで美術部の文系男子・徳川を川岸で見かける。
彼の足元には血まみれのビニール袋があった。
アンは徳川に話しかける。
そのビニール袋の中身は徳川が殺したネズミの死骸だという。
動物を簡単に殺せる徳川。そんな彼に思わずアンが言った。
「私を、殺してくれない?」

アンは自身の殺害を徳川に依頼した。
徳川からもらった死体現場の写真を見て興奮するアン。
アンは未成年犯罪の切り抜きを取っていて、自分もその中の一人になりたいと考えていた。
しかも、他に類を見ない斬新な方法で死にたかった。
そこでアンはどうやって殺されたいか、自身の殺害計画をメモするためのノート『悲劇の記憶』を作った。

中3になったら受験勉強忙しくなるから、という徳川の言葉で、アンは12月に殺されることになった。

部活に励んだり、友達とヨリを戻したり、彼氏をフッたり、イジメにあったり、、、
そんな学校生活を送っているアンは徳川と『悲劇の記憶』を作り上げるという秘密を共有することで友達になっていく。
イジメられても徳川に殺されるからガマンできる。そう思いながら学校生活を送るアン。いつしか徳川が心の支えになっていた。

そして12月。
アンは数ページばかし余白だが完成した『悲劇の記憶』を渡し、殺害日時と場所を決めた。

決行の日。
自身が殺される予定の場所で徳川を待つアン。
そこに遅れてやってきた徳川がアンに言った。
「父の再婚相手をこれから殺しに行くからお前を殺せない」
自分以外殺しちゃ嫌だ!と引き止めるアンに徳川が言った。
「殺せねえよ!小林は殺したくない」と。
アンは涙をこらえて徳川に語る。
「本当は誰も殺したくないんでしょ。誰かを殺すならまず私を殺してからにして。私を殺せないなら誰も殺さないで。もし誰かを殺したら許さない!」

アンは脅迫することで徳川が少年Aになるのを防ぎ、徳川は泣き叫びアンに心を吐露してスッキリ。

こうして殺害計画は未遂に終わった。。。


<オチ>
大学進学前に引越しの準備をしているアン。
そこに3年ぶりに徳川がやって来た。
「東京に引っ越すから」と徳川がアンに渡したのは『悲劇の記憶』
それだけ渡して去る徳川。
中二病だったなぁと思い出しながら読み返すアン。
ノートが終盤になった時、余白だった部分に絵が描かれていた。
それはアンが好きだった写真集と同じ構図で顔がアンになったもので、徳川が描いた絵だった。
その絵を見たことで、友人の言葉などがフラッシュバックし、
徳川はアンのことが好きだったことが判明し、
アンは去った徳川を急いで追いかけるのだった。


※解説/大槻ケンヂ より抜粋
「これは、悲劇の記憶である」と大上段にふりかざしてから、読者を翻弄し降参したところでまさかの多幸感フィニッシュホールドによってしめるという、誠実の凄味に満ちた小説であった。

2015/06/13 20:29

投稿元:ブクログ

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末はーー。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。


中二病とはよく言ったものだが、この位の年代の心の揺れは繊細で傷つきやすい。周りの目が気になって、自分のことがわからなくなる。そんな感情が思い出された。
その時は確実に幸せを感じてはいないのだが、生きているという実感は今よりもあったように思うし、そんな風に感じる、考えるのは自分の未来に期待をしていた証なのだと思う。

2015/06/15 01:59

投稿元:ブクログ

単行本の時から気になっていた作品。くだらない日常に埋没したくなくて、特別な存在になりたいという発想は短絡的で衝動的。そんな誰しもが一度は思ったことがあるようなことも突き詰めると、いっそ清々しく美しいものになる。儚い記憶に光が射すラストシーンには胸をグッと揺さぶられる。

2015/07/06 15:14

投稿元:ブクログ

感想はブログでどうぞ
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