ニッポンのトリセツ

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帯は大げさ。既知のものを整理したに過ぎない。しかし、無理にマイナーな情報を引っ張ってくるよりもその方が良心的ともいえる。

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外国の解説書にある日本のトンデモ説明・・・かと期待したが、内容は普通。たまにクスリと笑えるところはあったが、ほんとにフツー。 買ってまで読む本じゃない。

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「温泉から部屋に戻ってくると、まるで妖精の仕業かのように、知らないうちに布団が敷いてある」（by『ロンリー･プラネット』）。日本人には当たり前のようなことが外国人には驚きや疑問となる。中には自分が知らないことも書いてあったりして、こちらが驚くこともある（しかし中国のガイドブックの内容はそれが本当に正しいのか疑問だったりもするのだが…）。満員電車は痴漢が多いから気をつけろとか、タクシー運転手や警官、駅員は英語が話せないなどと海外のガイドブックに書かれているのは少し恥ずかしい。

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日本についての外国の案内本の記述を羅列したもの。
新鮮なものもあるが、整理されていない印象が強い。

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【感想】
アメリカ、中国、韓国のガイドブックに載っている日本の情報をピックアップしてまとめた、日本の文化、習慣などをまとめた本です。

2015年発刊の本なので情報は少し古いかもしれません。

コミカルなイラストとともに、ポップに書かれています。

外国人が不思議に思う日本のルールが書かれているため、それを通して日本の常識は世界の常識ではないんだな、と把握することができます。
ただし、海外の人が書いている情報のため、誤った情報も多々。そこは「なんだそりゃ」と笑い飛ばすべき内容です。

上記を把握するための本なので、
得られる知識や感慨は皆無と思った方がいいと思います。

暇つぶしに読んで、
はは、海外の人ってこう思ってるのね、
ここは日本と海外で違うのね、と読み下すような本です。


残念なことの方が目に付いたので、ピックアップしておきます。

・対象となる国がアメリカ、中国、韓国と三ヵ国だけなので
情報がとても薄い。
・記事の並べ方が、「食事」「くらし」「移動」などテーマ別に分かれているが、三ヵ国が順不同に羅列されているため、情報として整理しづらい。国ごとの傾向などが把握できない。
・記事に対して、「中国の場合は・・・」と行った解説があるが、一部にしかないため、日本と他国の比較があまりできず、知識として吸収できるものが少ない。

などなど、
暇つぶし、としてしか読めないのはこう言ったことが理由です。

もう5歩くらい踏み込んで、
きちんとした知識本にしてくれたらとても面白い読み物でした。


残念。