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世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 34件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/01/15
  • 販売開始日:2016/01/15
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-765186-2
一般書

電子書籍

世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

著者 マイケル・ルイス,東江一紀・訳

2016年3月公開 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』原作世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭...

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世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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商品説明

2016年3月公開 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』原作

世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。投資銀行、格付機関、米政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快ノンフィクション。解説・藤沢数希

電子書籍では、マイケル・ルイス氏が映画化の経緯や、その見所について述べた「映画化記念 著者特別エッセイ」を収録。

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みんなのレビュー34件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

登場人物一覧表があれば完璧

2016/03/01 21:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かめきん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読解するには金融・経済の基礎知識が必要であるが、当時の雰囲気がヒシヒシと伝わってくる内容だった。ただ、どうしても登場人物が膨れ上がるので、「誰だったっけ?」というのが途中で何回もあった。登場人物表があれば助かるのだが・・・

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紙の本

金融商品の取引現場とはどういうものかをリアルに伝える本

2016/06/17 17:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界中の景気に冷や水を浴びせかけたリーマンショック。それはアメリカの不動産を担保にしたサブプライムローンの破綻が発端でした。そのバブルがはじけるまで、サブプライムローンを売りまくっていた金融市場において、その破綻を予期した人たちが存在し、その人達がどのように考えて行動していたのかを詳しく追ったノンフィクションです。
実は私自身も金融商品の仕組み、取引の仕組みがよく分からず、サブプライムローンと言われてもその仕組みもよくわからず、その辺の知識を得られることも期待して読んでみました。読後の印象としては、読んでも分からない部分も結構残りました。もう少し金融商品の知識を得てからこの本を読んだらもっとスリルや緊迫感を感じることが出来たのではないかと思います。
ただ本書から当時の金融市場の大きな流れは掴めますし、取り上げられている人物の描写も丁寧で、読んでいて辛くなることはないと思います。文庫本ですからお値段以上の内容と言えるのでは。

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紙の本

世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

2016/03/30 11:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:[s] - この投稿者のレビュー一覧を見る

金融の基礎知識は必要であるが、あの時に起こっていたことが理解できた。

映画原作で面白そうと思ったが、難しかった。

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2015/03/28 23:27

投稿元:ブクログ

『ライアーズ・ポーカー』『マネー・ボール』のマイケル・ルイスが、またしてもやってくれた。サブプライム問題によって引き起こされた金融システムの大混乱に乗じて見事に大金をせしめた 3人を描く、手に汗握る金融ノンフィクション。逆の立場から描かれたノンフィクション「リーマンショック・コンフィデンシャル」も昨年読んで面白かったが、それ以上の面白さで、ほとんど一気読み。

金融システムの崩壊で一儲けというと、人の不幸を飯の種にした酷い奴と聞こえるかもしれないが、実際には、投資銀行と彼らが発行する CDO (債券の寄せ集め)という巨大な化け物が、実はまやかしの存在でしかないことを見破って、それに賭けた男達(こういう莫迦なことをやるのは、いつも男だ)の熱い物語だ。

2016/03/24 11:34

投稿元:ブクログ

正直、CDSなどの仕組みについては、さっぱりわからないまま読み終えた。著者が巻末のエッセイで、自分の母親を念頭に、と書いているけど、ざんねんながら、お母さんも一度読んだだけではわからないだろう。でも、それでも読み続けると思う。それはやっぱりノンフィクション作家としてのマイケル・ルイスの腕、というか、あふれんばかりの才能というか。人物の描き方、時代の空気。仕組みがわからなくてもそのざわざわした……でも表面的には何一つ変わることのない、異様な景色が伝わってくる。
東江一紀氏の翻訳も秀逸。
「リップマンという人物をできるだけ当たり障りなく評するとすれば、“当たり障りだらけの男”ということになるだろう。……けっして無慈悲ではない。無礼ですらない。少なくとも、本人は無礼にふるまっているつもりはない。単に、他人(ひと)の悪感情を極度に刺激するところがあるというだけの話だ」
「ジェイミー・マイは背が高く、はっとするような美男子で、天性の仕切り役というふうに映る。ただし、それも黙っていればの話で、口を開くと、日の出の方向から人類の未来に至るまで、すべてについて確信を持てずにいることが露呈してしまう」
――好きだ~(笑)

最後、著者が『ライアーズ・ポーカー』で辞任に追い込んだかつての上司、ソロモン・ブラザーズの元CEOだったジョン・グッドフレンドと会食をともにする場面は、静かでさりげないけれどエピローグとしてはまたとないものだった。「デビルド・エッグ」の話で結ぶなんてね。名前もいいし。
「素朴な卵がこれほど複雑な、それでいて魅惑的な商品になることに、誰が気づいたのだろう? わたしは手を伸ばし、ひとつ取った。空虚を装いで飾りたてたもの。その魅力はけっして色あせることがない」

――かっこいい。著者と訳者、才気の二重奏だ。

2014/11/02 14:11

投稿元:ブクログ

合資会社を上場することの一番の効用は、財務上のリスクを株主に転嫁できることだ。言うまでもなく、株主だけの問題にはならない。ウォール街の投資銀行が大失敗をしでかせば、そのリスクは合衆国政府の問題になる。「深みにはまるまでは、レッセフェールだ」と、元CEO は喉の奥で小さく笑った。

マイケル・ルイスはこの壮大な物語を締めくくりとして、嘗て糾弾した旧ソロモンブラザーズのジョン・グッドフレンド元CEOとのランチのシーンを選んだ。彼がライアーズ・ポーカーで徹底的に糾弾した後も、金融資本主義は自己増殖を続け、遂に世界経済を破滅の淵に追いやることになった。

この壮大な賭けの相手方は誰なのか、本書を通して流れる一つのテーマである。バーリやアイズナーがサブプライムローンで仕組まれたCDOが破綻する側に賭けた時、相手方の投資銀行はそのポジションを他の投資家に売却したかのように見えた。実際、それが証券会社のビジネスモデルであり、AIG-FPのような無謀な投資家がいたからこそ初期の賭けは成り立っていた。しかしここでも金融資本主義の自己増殖の原則が働き、いつの間にか自らポジションを抱え込んでいた。彼らは高度なリスク管理モデルを持っていたはずだった。しかしそれは極めてナイーブな前提の上に成り立つ砂上の楼閣に過ぎなかったことを、筆者はメリルリンチの例を通じて描き出している。

あれから6年、国際金融規制強化の流れは今なお続く。規制・監督側はことある毎に「too big to fail」と呪文のように唱える。バーリやアイズナーは壮大な賭けに勝った。しかしその賭け金は結局のところ、アメリカ政府が負担したのではないか。その限りにおいて、マイケル・ルイスの長い旅は終わらないのだろう。最新作「フラッシュ・ボーイズ」を読むのが楽しみ。

2014/07/20 00:08

投稿元:ブクログ

リーマンショック・コンフィデンシャルやライアーズ・ポーカー以降ちょこちょこ割合楽しく読んでいる経済ノンフィクション。さすがマイケル・ルイスという感じで超がつくほど綿密な取材とエキサイティングな描写。しかしながら、リーマンショックにおける勝ち組を主役にするという、扱うテーマが少し変化球なのと、深く専門的な話が深多いので素人には分からないところは多かった。ただ、リーマンショックの構図は割合シンプルに説明されていて分かりやすく、理解が少し深まった。リーマンショックについて語っている人のほとんどは、実際にはその怪物の正体は把握できてないだろう。

要約すると、サブプライムローンを寄せ集めればMBS(住宅ローン担保証券)ができて、それを寄せ集めればCDO(債務担保証券)ができる。ハイリスクのCDOの売れ残りはさらに寄せ集めてCDOのCDOができる。ここまでくればサブプライムローンは完全に隠蔽化され、実態不明の債券が出来上がる。CDO内の実態である個々のサブプライム間の相関は「低い」ので「全体として」焦げ付きリスクは低い。だから本当はヤバイ商品であってもトリプルA格付けがバンバン付けられてしまう。その「超優良」商品であるCDOを空売りするために生み出されたデフォルトヘッジのためのデリバティブであるCDSが実際の市場規模以上にどんどんと出回っていき、あとは奈落へ一直線。面白いような摩訶不思議な超錬金術。

2013/03/17 13:11

投稿元:ブクログ

2008年に起きたリーマン・ショックの引き金になったものは、サブプライム・ローンの連鎖的な焦げ付きだった。「サブプライム」=「優良(プライム層)よりも低い層」という名が示す通り、サブプライム・ローンは信用度が低い客にほぼ無審査で貸し付けられた住宅ローンである。本来であれば、低い評価しか与えられないはずのサブプライムローンだが、金融機関は他の債券と組み合わせ、モーゲージ債という別の債券へ仕立て上げて、世界中に売りさばいたのだ。

信用度が高いと評価された化粧済みサブプライム・ローンが大々的に売り買いされる中、その正体に気付いた男たちがいた。孤高の義眼の医師、モラルハザードを起こした金融機関を憎悪するヘッジファンド・マネージャー、そして知識のない債券市場に殴り込んだ若者2人組である。本書は、モーゲージ債の大暴落に賭けた彼らの姿を活写したノンフィクションである。

投資はしているものの、インデックスファンドへの積立と個人向け国債の購入くらいしか行なっていないため、金融知識、特に本書で描かれる債券市場についてはほとんど知識ゼロなのだが、それでも非常に楽しめた。やはり、一般庶民の年収の何十倍という額を1年で稼ぎながら、それでいて貧困層からさえ金を搾り取ることに何の良心の痛みも感じない金融機関の人間たちが、自分たちの作り出したモーゲージ債の危険性に気付いていなかったという間抜けぶり(本書の登場人物曰く「頭におがくずが詰まってる」)を晒しているからだろう。

しかし、一方で著者と同様に釈然としないものを感じてしまうのが、賭けに勝った主人公たちだけではなく、賭けに負けたはずの金融機関の人間たちもが大金を手にして舞台を去っていることだ。そこに痛烈な反省はあったのだろうか。

折りしも、NYダウは過去最高値を更新し、日本の株式市場もリーマン・ショック前の水準を回復しつつある。だが、リーマン・ショックの反省がなければ、貧困層を食い物にして、また同じことを繰り返すのではないだろうかという危惧を抱かざるをえない。

2016/01/29 21:12

投稿元:ブクログ

難解?な経済の仕組みをわかりやすく説明するために工夫したり、テンポよく話を進めようとどりょくしているのは認めるけど、ちょっと空回りしている感じ。脚本を読んでから映画を観たけれど、話題性はあるものの映画としてはいまいち。残念。

2013/04/29 17:55

投稿元:ブクログ

2008年のリーマン・ショックの際に巨額の空売りを仕掛け、空前の利益を上げた『金融アウトロー』の話です。登場人物が個性的なのと、著者の筆致のすばらしさに一気に読み終えてしまいました。

この本は以前からずっと読みたいと思っていました。そして昨日、1ヶ月かけてやっと読み終えました。いやぁ、すさまじい内容でした。このノンフィクションで描かれている時代のころに僕は当時手がけていた自分の商売が破綻して、長い長い「蟄居生活」を送るハメになったのですが、まぁ、それはさておいて、株であれ商品であれ債券であれ為替であれ、市場と名のつくものに上げる下げる。いずれにせよ大きく動いたときには大きく損をした人と、その裏で巨額の利益を得た人間が必ずいるわけです。

ここに取り上げられている人間は2000年代に狂乱の宴を連想させるサブプライム・ローン及びCDSの活況が近いうちに破綻する、という考えに、基づいた三組の人間たちの戦いの記録です。

1組目は、「異端の株式アナリスト」、スティーブ・アイズマン。

2組目は個人投資家のジェイミー・マイとチャーリー・レドリーのコンビ。とその参謀を務めるベン・ポケット。

そして最後にアスペルガー症候群という病を抱える隻眼のバリュー投資家であるマイケル・バーリ。

この三者三様の戦いぶりがまさに『世界に対してケンカを売る』という行為そのもので、読んでいてゾクゾクさせられました。特に、スティーブ・アイズマンの分析能力の冴えと、マイケル・バーリの顧客から『金を返せ』とすごまれてもCDSは必ず破綻するという信念に基づいて、本来だったら自分の専門外であるはずの債券市場に乗り込んですさまじいばかりのリスクを取り続けた姿には感動すら覚えました。

そして『リーマンショック』に端を発する世界経済の破綻。彼らは巨額の利益を手中にしましたが、それでハッピーエンドでした。チャンチャン。とは行かないところがこの本をすばらしいものにしています。そして最後に作者が、かつての上司であるジョン・グッドフレンドと昼食を共にするシーンが書かれているのですが、この静かなシーンの中に、数十年にも及ぶ、狂乱の宴とその崩壊が、彼の下した決断によるものがその発端だったというくだりに、『ニンゲンの業』の深さを感じました。

2013/08/04 06:54

投稿元:ブクログ

読み応えのあるタフな本だが面白い!
金融経済の歴史の1ページとして、リーマンショックとは何だったのかという観点で、金融や経済に興味が無い人でも何が起こったのかその概要を説明(それも非常に分かりやすく)している末尾の解説部分だけでも是非とも読んでほしいと思った。

2013/07/22 14:38

投稿元:ブクログ

<作品紹介>
世界中が、アメリカ発の住宅好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済が破綻する方に賭けた男達がいた。投資銀行、格付機関、米政府の裏をかき、彼らはいかに世紀の空売りと呼ばれる大相場をはったのか。『マネー・ボール』の著者マイケル・ルイスが世界同時金融危機の実相を描く痛快NF。

<感想>
一言、私には難し過ぎた作品。
相場観がまったくつかめていないので、そのかけが正しいのか正しくないのか、また正しくてもそのすごさのレベルがわからず、始終フワフワした感覚で読み進んでいた感じ。
また比喩表現が多く、これもよく理解ができなかった。

2016/01/26 17:20

投稿元:ブクログ

サブプライムローンの破綻にかけた男たちのノン・フィクション。ソロモン・ブラザーズ出身の作家の真骨頂。複雑な金融取引のリスクをわかりやすく、金融業界の狂気をつまびらかに描写しており、それでいて、テンポ良く読める。

2016/03/30 20:20

投稿元:ブクログ

面白い。当初リーマンショックに関して、ざっくりした知識はあったがここまで細かく書いた文章を読む機会がなかった。しかしながら、この一冊を読了した今でも、ざっくりした内容しか理解出来ない、そんな風に思えるほど金融商品は入り組んでいる。非常にわかりやすい部分と分かりにくい部分とがあり、後者は翻訳によるものでは、と思うが分からない。
しかし、この内容を映画化した所で何が理解出来て、何が面白いのだろうか、そこは疑問だ。

2016/03/27 03:23

投稿元:ブクログ

2007年から2008年にかけて問題となったサブプライムローン。それを遡ること数年前、そのローンをまとめて証券化して、さらにそこから産み出されたCDOの問題に気がついた3組の投資家が、全力でショートにかけた話。
ゴールドマンサックスの立ち回りが上手いのは何故なんだろう。みずほ銀行もちょこっとだけ登場する。
藤沢数希さんの寄稿で、日本国債に言及があるが、確かにこういう不滅と考えられているところにこそ、問題が潜んでいるのだろう。思考停止しないようにしたい。