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感情類語辞典
著者 アンジェラ・アッカーマン , ベッカ・パグリッシ , 滝本杏奈
古今東西、どんな名作にも必ず共通するのは、登場人物たちの「感情」が豊かに描かれていること。でも、頭で考えるだけでは、どうしてもいきづまりがちで、気づくといつも同じリアクシ...
感情類語辞典
感情類語辞典
商品説明
古今東西、どんな名作にも必ず共通するのは、登場人物たちの「感情」が豊かに描かれていること。でも、頭で考えるだけでは、どうしてもいきづまりがちで、気づくといつも同じリアクションをさせてしまったり、大げさに書きすぎてリアルでなくなってしまったり…。こうした失敗に陥らずに、そのキャラクターらしい、自然でオリジナルな表現を生み出すには、どうすればよいのでしょうか?
本書は、人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた、創作者のための新しい「類語辞典」です。本書が手元にあれば、お決まりの表現に頼らずに、登場人物をより人間らしくリアルに描き、物語を引っ張っていく魅力的なキャラクターを生み出すことが可能になります。
ある感情における、目に見える「外的なシグナル」、体の内側に起こる「内的な感覚」、心理状態を表わす「精神的な反応」、そしてその感情が強烈だったり、長期にわたる場合のサインや、本人が周囲に隠したり、自覚がない場合のサインなど、ひとつの感情につき、60~90個前後の「類語」が収録されています。
アメリカの小説家志望者向けの創作支援サイト「Writers Helping Writers」で読者からその実用性を高く評価され、待望の書籍化が実現した本書は、米アマゾンで星4.7点(979レビュー)、書評サイト「Goodreads」で星4.5点(2182票)と、多くの読者から高い評価を獲得しています。(※2015年11月時点)
小説家だけでなく、脚本家、シナリオライター、漫画家、さらには演出家や俳優など、物語の執筆だけでなく、キャラクター作りや役作りといった<人間を表現する仕事>のよき相棒として、あらゆる創作者を助けてくれる「類語辞典」です。
飯間浩明(国語辞典編纂者)推薦!
目次
- 序文
- はじめに
- 感情の書き方:よくある失敗につまずかないために
- 「感情類語辞典」の使い方
- <感情類語辞典>
- 愛情/圧倒/あやふや/安堵/怒り/苛立ち/陰気/うぬぼれ/驚き/衝撃/怯え/懐古/葛藤/悲しみ/感謝/気がかり/危惧/疑心暗鬼/期待/希望/疑念/きまり悪さ/驚嘆/恐怖/拒絶/疑惑/緊張/苦痛/屈辱/屈服/苦悩/軽蔑/激怒/決意/懸念/嫌悪/後悔/好奇心/幸福/興奮/高揚感/孤独/混乱/罪悪感/自信/自信喪失/自責/自尊心/嫉妬/失望/自暴自棄/心配/崇拝/絶望/羨望/短気/同情/動揺/憎しみ/熱望/敗北/恥/反感/不安/不信/不本意/不満/平穏/防衛/満足/無関心/愉快/用心/欲望/立腹/冷笑
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紙の本
表現の豊かさが判る一冊
2016/12/05 17:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名希望 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情ごとのリアクションがこと細やかに書かれてて、それを読むだけでも楽しいです。近似の感情のリンクもあるのが、辞書として使いやすいです。
紙の本
もしかして、悲しんでいるかも
2016/11/18 08:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画やドラマを見たり、あるいは小説を読んで、心を動かされるときは、目前にひろがっている創作の世界の登場人物たちも、感情が見事に動いている時であろう。
シナリオだけでなく、演技をする生身の俳優たちも、言葉をどう肉体として表現するか、あるいは小説であれば言葉が生み出す世界を読者である私たちがどう頭の中で動かしていくか、それが大切である。
この本は「辞典」となっている。
「感情」をどんな風に類型し、「辞典」としてまとめているのかは、実際この本を手にしてもらうのが一番だが、試しに開くとこんな感じだ。
例えば、「悲しみ」をひいてみよう。
まず、「外的なシグナル」として、「泣く」とか「肩をおとす」とか「重い足取り」といった表現が記されている。
続いて「内的な感覚」。ここでは「胸が痛む」や「視界がぼやける」といったものが列記されている。
さらには「隠れた感情を表わすサイン」として、「背を向ける」や「唇を噛む」などがある。「震える笑顔」なんていうのもある。
あまり類型化するのも問題だから、使う時には気を付けなければならない。
創作者をめざす人には面白い「辞典」だが、案外恋人の心理を知りたい人にも有効かもしれない。
交際相手のちょっとした動作がどんな「感情」を表現しようとしているか。
あなたは気になりませんか。
紙の本
キャラクターの感情表現を広げる本。
2016/06/06 19:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説、漫画、演劇、など、あらゆる創作の登場人物の、感情を表すしぐさや、感情の繊細な表現を広げるのに、とても画期的な本だと思いました。
少し余白もあるので、自分の表現が増えたら書き込んで表現の幅を増やしていけそうです。迷ったとき、新しい表現を見つけたい時、この本をパラパラめくっているだけで、イマジネーションをかきたてられる一冊です。
紙の本
あくまで参考程度
2016/01/18 02:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か話題になってたので購入しましたが、
個人的にはやっぱり作者が海外の方なので、
翻訳されているとはいえ、日本人の感覚とは少し違うかな……とは
感じました。あくまでヒント程度って本かな。
これ持ってるだけで感情表現がバンバン出来るわけじゃないので念の為。
紙の本
面白い!
2019/10/31 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表現の幅を広げたいと思い、おすすめされたこの本を購入しました。
分類がされていて、なるほど、と思わされる新しい発見がたくさんありました。少し私では理解し難い部分もありましたが、こういった観点もあるのかな?と思い、ためになりました。
紙の本
辞典というより
2017/07/31 18:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞典というよりヒント集です。
海外の著者の訳書になりますので、私たち日本人との感覚のズレもあります。
感情をこういう風にも表現するよね、というヒントであり、そのままパクろうとしようとすると難しいと思います。。