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中身は良いけど
2019/02/09 02:11
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投稿者:NT - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的な事だと思うが、実践では出来ていない事に気付けた良い内容だと思いました。
しかし、文字が小さく、拡大しても汚いフォントで非常に読み難くイライラしました。
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基本的ながら、書類を作成する業務には必須の知識。
考える技術、書く技術の補完版、という内容。
以下、自分用メモ。
ドキュメントコミュニケーションは、
1)相手に問題を理解してもらい、早く動いてもらうためのもの
2)すべての文書は、問題解決である
3)作成手順は、A)ストーリーづくり、B)構成素案、C)図表ページ作り込み、D)全体調整
4)A)は、「問題解決の全体観」の空・雨・傘アプローチで作成
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ありそうでなかった本。わかりやすく、基本的なことが書いてあるけど、やるのは難かしい。下巻も読みます。
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企画書、提案書など、社内のドキュメント作成の技法をわかりやすくキャッチーな表現でまとめた本。
「空・雨・傘ストーリー」とか「スタンド・アローン」とか、言葉の作り方が巧く、頭に残りやすい。
読んでいて、マッキンゼーっぽいなと思って、著者紹介を見たら、やっぱり元マッキンゼーだった。
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■目的
自身のドキュメント作成のスキル向上
■内容
▼ドキュメント作成における3つの原則
①「解・動・早」
┗解っていただく・動いていただく・できるだけ早く
②問題解決コミュニケーション
┗問題解決コミュニケーションにすれば価値が上がる
┗5つのタイプ「対応型・解決型・回避型・追求型・回答型」
③スタンド・アローン
┗それだけで事足りるドキュメントにする
※
ストーリー:結論とそれに至った話の道筋、あるいは結論とその理由づけ
メッセージ:いくつか集まってストーリーを構成する個々の文章
▼手順
①ストーリー作り
・空・雨・傘ストーリー
【空】あなたが直面した状況
【雨】空(状況)に対するあなたの解釈
【傘】雨(解釈)に基づいてあなたがとる行動
・Becauseストーリー
結論とその理由づけでストーリーを組み立てる。
・ピラミッド構造で補強する
┗メッセージを階層化する⇒サブメッセージで補強する
・「HTD」まで拡張する
┗実行プランまで落とし込んで初めて、動いていただける。
②構成検討
・ストーリーに沿ってページ組みをする
┗テキストページ「ストーリー・メッセージ」を示すために使われる文章だけのページ
┗図表ページ「テキストページに書かれたメッセージの正しさを、図表を使って証明あるいはサポートするために使われるページ」
┗テキストページが「主役」で解っていただく、図表ページは「脇役」で納得していただく。
・メッセージに合わせて仮図表ページを作る
┗標準formatを使用
┗1メッセージ、1ページ
┗パート毎の図表イメージを把握する
【空】事実ベースの図表が入る
【雨】論理説明/概念説明の図表が入る
【傘】アクション解説の図表が入る
【HTD】実行促進のための図表が入る
・タイトルのつけ方を工夫する
┗タイトル名はテキストページの内容を端的に表す簡潔なものとする
┗複数のタイトルが考えられるときは、その中からベターなものを選択する
③図表ページ造り込み
・ロジカル・ビジュアルに造り込む
┗条件①メッセージに過不足なし
条件②ページ内の論理性が保たれている
条件③配置・配列に規則性がある
・各パート毎に異なるアプローチを使う
【空】情報・分析で造り込む⇒新たな発見、洞察で仮説が修正される
【雨】「概念」思考力で造り込む⇒外的要因、内的変化の両方で修正される
【傘】「からくり」思考力で造り込む⇒雨仮説の影響を強く受ける
【HTD】「シュミレーション」思考力で造り込み⇒マイナーチェンジ
・フィードバックloopでもれなく修正する
④全体調整
最終チェックリスト
・機能チューニング
┗論理的な整合性はとれているか?
┗客観的な納得性を保っているか?
┗全体バランスがとれているか?
┗スムーズに流れてるか?
┗シチュエーションにあっているか?
┗Q&A対策が十分にとれているか?
・文��チューニング
┗「解りやすさ」「インパクト」が徹底されているか?
┗「適切な用語使い」になっているか?
┗細かい「誤字脱字や変換間違い」を見逃していないか?
・図表チューニング
┗図表ページにメッセージは明示されているか?
┗ロジカルに構成されているか?
┗機能的な美しさがあるか?
┗解りやすい図表になっているか?
┗全体のトーンはそろっているか?
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20190407 再読
いわゆる「神本」です。「全ビジネスマン必読書」だと思います。私は経営コンサルタントとして様々な企業にお邪魔していますが、分かりづらいドキュメントが横行しており、多大なコミュニケーションロスを目の当たりにしています。その問題の本質・解決策が、すべてこの本に書かれています。
私のような外部から来たコンサルは「分かりやすさ」「(第三者的な)率直さ」だけで重宝されます。シメシメと思いつつも、たったそれで価値提供できてしまう日本のトップ企業ってどうなのよとも思います。問題なのは、その企業の人たちが「問題を全く自覚していない」ことです。分かりにくいドキュメントを前にして、真面目な顔であーだこーだと長々と不毛な時間を過ごし、結果として労働が長時間化して「仕事」した気になってしまう。個人的には、働き方改革の文脈で最も効果が高い施策は、ドキュメントコミュニケーションの推進だと思っています。Digitalizationの前にやることあるでしょって思う。
本書のおすすめポイントは下記3点。
①読みやすい(ロジカルな構成、余白が多い)
②痛快(ここまで言い切れるのは流石としか言いようがない)
③分かりやすい(定義が明確、具体例が豊富)
特に③で、名著「ロジカルシンキング」の考え方と紐づけた上で、経験を踏まえて独自解釈を付け加えているところが素晴らしい。解説型=空・雨・傘ストーリー、並列型=Becauseストーリーという部分ですね。完全に腹落ちしました。
読もうか悩んでる人はぜひ読んでください。3,000円が安いと思える内容ですよ。
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■原則
・3つの原則
①解・動・早
②問題解決(Trounle, Problem, Potential Risk, Improvement Opportunity, Them)
③スタンドアローン
■手順1: ストーリーづくり / Develop narrative
① 空・雨・傘ストーリー(解説型)、Becauseストーリー(並列型)
② ピラミッド構造で、Why so?を補強
③ HTDを忘れずに(WTD空・雨・傘+HTD)
一つの傘から複数のHTDが考えらえれる。初めからすべて考えると頭がパンクする。序盤:最もベターなHTDを1つだけ考える、中盤:WTDストーリーが固まった段階でHTDを見直す、終盤:HTDが必要な理由付けを簡単に明示
■手順2: 構成検討 / Create storyboard
①ストーリーに沿って構成する
例)
1章 空 課題
2章 雨 課題発生のメカニズム
3章 傘 課題解決のためのアプローチ
4章 HTD コンサルティングの進め方
②ストーリーをベースに「ページ組み」をつくる
・テキストページ(主役)と図表ページ(脇役)
・テキストページと対応するように、図表ページを後に添える
・1スライド1メッセージにすると、差し替えがしやすい
③ストーリーを「仮テキストページ」に書き下ろす
④メッセージに合わせて「仮図表ページ」をつくる
・仮図表ページは2ステップでつくる(テキストページからメッセージ書き出し⇒メッセージにフィットする図表を考える)
��パートごとの図表イメージ
空: 事実ベース
雨: 論理・概念説明
傘: アクション解説
HTD: 実行促進
■手順3: 図表つくりこみ / Create slides
①ロジカル・ビジュアルに作り込む
<ロジカルな図表>
・メッセージに過不足なし
・ページ内の論理性(直読、論拠並列、三段論法)
・配置・配列に規則性がある
<ビジュアルな図表>
・シンプル
・イメージフィット
・アイキャッチ
②パートごとに異なるアプローチを使う
③フィードバックLoopでもれなく修正する
④各パートは重ねて進める
1つ1つは負け戦。4つ重ねてこそ勝ち目が出てくる
■手順4: 全体調整 / Finalize slides
①機能チューニング
②文章チューニング
③図表チューニング
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日経ビジネスアソシエ「ストーリー・シンキング」の元ネタとなった本。
著者がマッキンゼー出身というのと値段が高いという2点で敬遠されがちかもしれないが、中身は余白たっぷり、一文の長さも短い。全ページフルカラーで(だから高い?)読みやすく、むしろ絵本的に読める。
芸能の世界でよく言われる「守・破・離」のように、まずは何かしらの型をきちんと自分のものにすることから始まるのだとすれば、自分にとってベストな方法かどうかはひとまず脇において、読みやすくかつ質も量もある(上下巻)この本にどっぷり向き合うのも悪くないかも。
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ロジカルシンキングの基本をわかりやすくまとめた本。しかし、基本すぎる部分が多いため、下巻の方が実践的であるため得るものは多いと思う。
とはいえ、下巻を理解するためにも上巻も読んでおきたい。
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20170826読了。
ドキュメントの作り方について、包括的に書かれた本。前著「問題解決の全体観」と合わせて読むと良い。というか内容が多少被っている所がある。
「解・動・早」など印象に残る言葉が多く、問題解決や仕事の進め方についても書かれており実用的な内容だった。
前著と合わせて使いこなせるようにしたい。
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【星:4.5】
良いビジネス資料(提案書など)の作り方的な本。
この内容の本としては初めてなのだが、ここまで体系的かつ分かりやすく書かれたものはおそらくないだろうし、今後もそうは出てこないと思う。
それぐらいよくできている。
ビジネス資料の作成目的は「問題解決」が基本で、問題解決のフレームワークといえば「空・雨・傘」、という基本コンセプトを中心に置いた上で説明が展開されており頭に入りやすい。
また、資料作成という観点から問題解決方法の深掘りも図れて一石二鳥である。
なお上記のコンセプトで書かれているので、同シリーズの「問題解決の全体観」を先に読んでおくことをオススメする。
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「問題解決の全体観」の姉妹書。
問答を「解決する」ことと対をなす「伝える」ことにフォーカスして構成されている。
上巻では、ドキュメント作りの考え方について、極めて汎用性の高い形で書かれている。比較的具体例が少ないため、ある程度自分でドキュメント作りを経験していない人は腑に落ちない部分もあるかもしれないが、そういった人も具体例が充実している下巻を読めばイメージが湧くと思われる。
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ドキュメント・コミュニケーションとは、パワポ作成のドキュメントによって、対象者に理解してもらい、出来るだけ早く動いてもらうためのツール。
上巻では、そのツールの質を高めるための概念を説明している。
ドキュメント・コミュニケーションとは何か、質を上げるための思考順や作成順、それぞれの手順のポイントを、分かり易く丁寧に説明しているため、概念を理解しやすかった。
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コンサルの資料作成に役立つ。ドキュメント構成の話はよく見るが、構成を作る前のストーリー作り、ストーリー作りをするうえで前提となる考え方が書いてある点が良かった。試行錯誤しながら何度も読み返したい。
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良書。ドキュメントがわかりにくいために、膨大なコストが費やされていることがまず、述べられている。
(1)正しく伝える
(2)アクションを促す
ために、「全体感アプローチ」という方法論を展開しているが本書です。
上巻・下巻を通じて、目次は以下です。
上巻 原則と手順
序章 ドキュメントの大問題とその解決策
Part1 Principle 3つの原則を守れ
原則1 「解・動・早」
原則2 「問題解決コミュニケーション」
原則3 「スタンド・アローン」
Part2 Process 勝ちにつながる手順に従え
手順1 「ストーリーづくり」
手順2 「構成検討」
手順3 「図表ページ造り込み」
手順4 「全体調整」
下巻 技法と試合運び
Part3 Art 実戦技法で質とスピードを両立させよ
技法1 ストーリーの捌き方
技法2 ピラミッド構造の組み方
技法3 文章表現の磨き方
技法4 図表の描き方
技法5 演出の加え方
Part4 Tactics うまい試合運びで効率・効果を上げよ
試合運び1 「個人戦」の戦い方
試合運び2 「団体戦」の戦い方