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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2011/06/03
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:9784101312613

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一般書

電子書籍

サクリファイス

著者 近藤史恵 (著)

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロ...

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サクリファイス

税込 484 4pt

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商品説明

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。

著者紹介

近藤史恵 (著)

略歴
1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年「凍える島」で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。「サクリファイス」で大藪春彦賞を受賞。

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みんなのレビュー662件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

大傑作です。

2010/08/04 01:36

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本、このミスでも確か1位だったし私がいまさらピーチク、パーチク
口さがなく言うことでもないのですが、すごいです!!。
 正に大傑作。長い作品でもないのですが、一気読みでしたよ!。

 元々、あんまり詳しくないけど、自転車レース(特にロードレース)が、
戦略性にとみ面白いことは知っていました。
 ちょっと時代背景は違うけど、「銀輪の覇者」っていう作品もあったし
(これも傑作に入れていいと思う)
高坂希太郎が監督した、「茄子 アンダルシアの夏」もあったし、、、、。
(これも、黒田硫黄の原作を読んだ時から、すごいって思ってたもん)

 モップシリーズは、知っていたけど、近藤さんが自転車レースを書くなんて
意外だったのと、ミステリのランキングで国内で1位って聞いても
正直、自転車レースって難しいのにうまく書けてんの?ぐらいにしか思ってなかったのですが、
 いやぁ、、正に脱帽!!。完敗です。本書傑作です。
 まだ読んでない方は、至福の時間が待っている幸せ者です。

 主人公は、陸上競技から転向した、プロの自転車ロードレーサー。
彼が、見る、チーム内での葛藤とその秘められた謎とは、、、。

 題名が示しているとおり、自転車レースって残酷な競技です。
 自転車が出す速度って丁度空気抵抗が効果を発揮する速度域でして
先頭を走ると恐ろしくその影響を受けます、そのため、チームでは、エースを勝たせる為
そのほかの選手は、そのまさに風除けとなりサポートするわけです。
 正に、エースが勝つ為のサクリファイス。
 この辺のチームとしての実情。
 それと、レース他チームも参加する大きな目で俯瞰した場合、
集団で走るときも交代で先頭を走り、消耗を避けます。
 が、一般的によくあるレース展開ですが、集団から抜け出て単独で仕掛けた場合、
その飛び出た、選手は、こちらも数人で先頭を交代で走るのですが、
集団で走り選手たちより先頭走る頻度が多く、消耗します。
 で、ゴール前では大きな集団に飲み込まれることがよくあります。
また、集団から飛び出した選手がたいしたことないと思われると、それを押さえる為に
有力チームから選手が出なかったりと、(本書ないにもあるエピソード)
本当にどっちかというとマラソンに似た、
非情に戦略性の高いスポーツなんです。
 前半はこの競技そのものの面白さがよく描かれていて、
尚且つ、後半は、ミステリ仕立てで怒涛の展開と成ります。このミステリ仕立てにしなくても、
十二分に面白いのに、どんでん返しの連続!。

 兎に角、傑作です。
みなさんに読んで欲しい。

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紙の本

勝利のための犠牲者たち

2012/03/17 23:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃき - この投稿者のレビュー一覧を見る

個人競技であるのに、団体競技のような性質を持つ自転車ロードレース。

チームのエースを勝たせるために「アシスト」と呼ばれる
他の選手たちは、あえて風力抵抗を受ける先頭を走ったり、
先頭集団のスピードをコントロールしたり、
トラブルの際には、自転車さえエースに差出す。

けれどあくまでも個人競技であるロードレースの世界では、
アシストの名が表立って語られることもその功績が称えられることもない。

自身の勝利にはこだわらず、影となりエースを支えるアシストと
アシストを踏み台にして勝利するエース。

その競技の性質上、チーム内には嫉妬や自己啓示欲など、
複雑な人間関係が形成されるだろうことも容易に想像がつく。

オリンピックも狙える、と将来を有望視された陸上選手だったにもかかわらず、
「一番でゴールすること」に意味を見いだせなかった白石。

そんな自分は何かがおかしいのだと思いつつ、
勝つことを目的とせず走るアシストならば、
もっと自由に走ることを楽しめるのではないかと彼は考える。

レースでの番狂わせで思いかけず注目を浴びることになった彼は、
自分の中の勝利に対する欲に戸惑い、彼を取り巻くチームメイトの思惑や
チームのエース石尾にまつわる黒い噂に翻弄され始める。

さらに事故で選手生命を断たれた選手や昔の恋人、香乃まで現れ、
舞台が整ったところで悲劇は起きてしまう。

才能に恵まれているのに、勝利を目指さない彼のことを、
周囲が「嫌味な奴」だと感じるのは当然なのだろう。

けれど、個人競技で絶対勝者となり得る人には、
持って生まれた才能だけでなく、尋常ではないくらいの
勝ちへの執念が必要なんだろうなと私は思う。

勝利は尊いものだとされているけれど、
誰もが勝者になりたいと願うかと言われれば、
必ずしもそうではないのではないか?

この作品のタイトル、「サクリファイス」とは犠牲とか生贄、
あるいは捨て駒を意味するので、最初はエースの踏み台となる
アシストのことを指しているのだと思っていた。

けれど、読み進むうちに決してそれだけではないことに気付く。

多くを踏みつけ、犠牲にしてまで勝つことを義務付けられたエースは、
果たして幸せなのか?

人を犠牲にして手にする栄光から生まれるプレッシャーや妬み、
あるいは良心の呵責に耐えるより、いっそ犠牲者となる方が楽ではないか?

このことを、白石は「月の兎」の伝説になぞらえて語っている。

  “だれも、他人の肉を喰らってまで生きたいとは思わないだろう。
   月のうさぎは、美しい行為に身を捧げたわけではなく、むしろ、
   生々しい望みを人に押しつけただけなのだ。その望みを一身に
   託されたエースもまた、勝利のための犠牲者と言えるのではないか。”

そして、事故の謎が明らかになる過程で徐々に見えてくる、
本当の"サクリファイス"。

まさに「月の兎」のような展開に驚かされる。

個人的には、香乃に関する部分になんだか後味の悪さが残ったけれど、
そんなミステリーには多少必要などろどろした人間模様よりも、
それ以上に、「ただ走りたいだけ」という、
白石の純粋に走ることを愛する気持ちが
悲しいほどの清々しさを残してくれる作品だった。

ロードレースとかスポーツとか興味のない人でも、
ミステリ好きでもそうでなくても、楽しめる一冊だと思う。

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紙の本

「白石、 食らいついてこい」

2018/11/28 10:38

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:如月 弥生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「サクリファイス」を読むまで、私にとって自転車ロードレースは、ドーピングによるブラックなイメージしかありませんでした。

日本で、この競技の情報は一般向けには、ほぼありません。にも関わらず、7年間にわたる総合優勝記録を持つ絶対王者のドーピングが発覚した時、このニュースだけは目立って報道されたため、スポーツとして良いイメージを持たなくなりました。

「サクリファイス」は、そんなダーティなイメージを払拭し、夢中にさせる魅力があります。もちろん、ドーピングなど存在しない綺麗な世界として描いているわけではありません。「サクリファイス」に続くシリーズでも、常にドーピングのことは書かれています。それでも、小説に登場する白石、伊庭、石尾、彼らの魅力のおかげで物語にのめり込み、競技としても興味を持ちました。自分でもロード・バイクに乗りたくなってしまったほどです。

一見、個人競技のように見える自転車レース。その中の多くの選手は優勝を目指していません。彼らは自分を犠牲にしてエースを優勝へ導くアシスト役を務めています。

主人公の白石もその一人。しかし、彼はチームオーダーだからアシスト役に徹しているのではありません。心底、エースを優勝させることに喜びを感じています。

題名のサクリファイスはそんな彼らの行動を言っているのだなと思いきや、とんでもない展開でした。衝撃的です。小説のタイトルとなったサクリファスが意味することとは…

この物語は超弩級的な「エントラスト」ではないか? 石尾の「白石、 食らいついてこい」の一言が蘇ります。

もし「サクリファイス」を読んで、白石が背負った運命に涙したなら、このシリーズの残り全てをまとめて購入することをお薦めします。しばらくの間、現実の世界に戻ってこれませんよ!

自転車ロードレースのルールやレース展開のセオリーなど、何も知らなくてもこの小説は楽しめました。楽しんだ上で、競技自体の楽しみ方も知ることができました。プロトンから逃げ集団が形成され、それを追う追走集団。ほんの数名で構成される逃げ集団がほとんどの道のりをリードしておきながら、最終的にはゴール直前に大集団のプロトンに吸収される。しかしプロトンでサポートされながら走ってきた優勝候補たちの中から勝者が必ず出る訳でもなく、その駆け引きが面白い。

近藤史恵さんの文章はとても軽快です。回りくどい表現や、しつこくダラダラとした部分もなく、テンポよく読めます。文字数は少ないかもしれませんが、物足らなさを感じることがありません。大好きな作家の一人です。

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紙の本

走っている身からしても面白い

2017/09/30 16:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

エンゾ早川氏が否定していたのであまり期待せずに読み始めたのだが。
ぐいぐい引き込まれる展開。
著者はロードに乗ったことがない状態で書いたらしいが、それにしてはよくここまで調べ上げたなという緻密な描写。
ロードレースの本質を伝える名作として「シャカリキ!」に勝るとも劣らない名作である
私は実際にロードレースにもちょこちょこ出る程度には走っているが、その身からしても面白いのだ
なぜ大した結果も出せていないエンゾ氏が否定しているのかわからんが、先入観なしで読んでみることをお勧めしたい

ただ一点だけ。あの局面でエースはボトルを落とし、単純な水を新調すればよかったのではとも思うが、これは無粋かもしれない

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電子書籍

やばっ

2017/04/10 15:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よしろい - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごい。最初から最後までずっとおもしろかった。最後は感動した。

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紙の本

機会を与え、与えられる

2015/10/31 22:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どや - この投稿者のレビュー一覧を見る

自転車ロードレースは個人競技ではない
団体競技である
チームはエースとエースを勝たせるためのアシストで構成
選手も平坦な道を得意とするスプリンターと
急勾配に強いクライマーに別れる

時速50キロ超で走るスプリンター
25°の勾配を走るクライマー
自転車と人間の可能性に感嘆する

ロードレースの最高峰のツール・ド・フランスでは3週間で3000キロを走る
道は富士山を9回上下する高低差
3週間の内、休日は2日
過酷さは想像を絶する

本書の舞台はツール・ド・ジャパンおよびリエージュ・ルクセンブルグである

アシストのエースへの献身と
責任を感じるエースの勝利への渇望

読者はサクリファイス、犠牲の本当の意味を本の終盤で知り戦慄するだろう

機会を他人に与えること、
与えられた機会を十分に生かすこと
他人から機会を与えられること
思いやりにきづくこと

短い小説の中に人生が凝縮されている

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電子書籍

ぞくぞくします。

2015/10/03 23:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hornet - この投稿者のレビュー一覧を見る

自転車のレースについては、あまり映像がありませんが、この本を読んでレースの中でどんな駆け引き、作戦が行われているのか良く分かりました。自転車レースに興味がある方は必見です。

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紙の本

面白い!!

2015/09/21 08:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダイア - この投稿者のレビュー一覧を見る

私が自転車に興味を持つきっかけになった本です。
ツールドフランスは知っていましたが、あれがチームごとの団体競技だという事をこの本を読んで知りびっくりしたした。
これを読んだ時は全く自転車レースについてわからなかったですが、それでも充分楽しめました。
その後、少し勉強してから再読したら、前回にも増して楽しむことができました。
ロードレースを知ってる方がより面白いとは思いますが、全然わからなくても全く問題なく読めると思います。

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紙の本

本屋大賞を見て、読みました。

2014/10/31 22:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞を見て、読みました。
ロードレースの話。抜群のうまさで、ロードレースの説明と物語の展開(ミステリー)が盛り込まれています。

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紙の本

ツアーオブジャパンを復活させろ!

2013/02/26 20:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自転車競技を知ってるとより面白い!

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紙の本

書籍「サクリファイス」自転車ロードレースに懸けた青春

2011/12/24 14:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:soramove - この投稿者のレビュー一覧を見る

「自転車ロードレースのプロ選手が主人公、
自分のようにその競技になじみがなくても
どんなものかが読んで行くうちに説明され
チームの中での役割なんかも分かってくる、
どこの社会でもエースがいれば
サポートもいる
でもサポートする側も時には勝利を夢見る、
スピード感もあり一気読みだった」


主人公の白石誓が所属するチームでは
勝つことを義務付けられたエースと
それをサポートするアシストが明確に区分され
白石自身もアシストして
チームが勝利した時の喜びを知っている。


そんなとき海外のチームも加わったレースで
先行して最後はエースに勝利を譲る展開が崩れ
白石は先頭でゴールする、
「見どころのある選手と契約を考えている」と
海外チームの選手から告げられ
本場ヨーロッパで走る夢を
自分が掴めるかもしれないと
単なるアシストで終わって良いのかと
心の葛藤が始まる。


落車のアクシデントや
最後には死者も出るサスペンスタッチの展開だけど
これはもう完全に人間の心理を描いた小説
誰だって一瞬自分の勝利を
夢見ない者はいない、
チームという小さな社会に属していても
どう思われようと
大きな舞台に羽ばたきたいという
純粋な気持ちも理解出来る。


「サクリファイス」というタイトルが
2重構造になっているが
自分的にはチームのエースが自ら
落車して他人の夢を叶える手助けをしたという
その部分だけはどうしても納得できなかった
そこにある犠牲はちょっと重すぎるし
その事実を知ったら
その後どうして生きていったらいいのか。


でもその部分を除いて考えると
この小説はかなり面白かった、
必死にペダルをこぎながら
チームの事、自分自身の事を
たぶん色々考える時間があって
競技する人達は様々な葛藤の中で
その時、その日の勝利を求めて
走っているのだろう。



★100点満点で75点★




soramove

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紙の本

さてこの小説の分野は?

2018/12/25 11:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は鮎川哲也賞受賞作家で、ばりばりの本格推理作家だ。
ただ本作は、表紙からはスポ根ものか、エッセイに近いものかと思っていた。
かりにミステリーとしても、大藪春彦賞受賞作品なので、本格ミステリーにはほど遠いと想像していた。
ところが、ところが・・・
これはけっこうすごい。本格ミステリーを堪能できた。

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紙の本

負ける事が勝つ事

2018/05/22 21:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

負けず嫌いだらけのアスリートの中で自らが負ける事でチームメイトを勝たせるポジションというのはなかなか辛いだろうなあ。それをあえてやってのけるという誇りが命。誇り高き走り屋たちの物語。

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紙の本

作者の作品を始めて読んだ

2018/02/05 07:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞で2位になった作品という事で作者の作品を始めて読みました自転車ロードレースを扱った物で、競技の知らない私にも分かり易く読む事が出来た。更に、ミステリーの題材もありなんとも贅沢な作品。

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紙の本

自転車ロードレースの本質を伝える小説

2016/09/28 19:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

自転車ロードレースを舞台にした小説です。日本ではあまり馴染みのない競技ですが、予備知識ゼロで読み始めても全く大丈夫です。物語の展開に応じて必要十分な競技についての説明があり、ロードレースにおけるスポーツマンシップ、騎士道精神みたいなピュアな部分を知る事ができます。また如何に過酷な競技であるかという点も。ストーリーも秀逸で、物語終盤にはロードレース中に起こった死亡事故についての大どんでん返しが。その展開には「そう来るか~」と唸りました。続編「エデン」も読んでみるつもりです。

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