- 販売開始日: 2011/06/03
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-132351-0
吐きたいほど愛してる。
著者 新堂冬樹 (著)
凍えるような二月のある夜、僕のアパートのドアの前に座り込む女性がいた。黒く長い髪。透けるような白い肌。壊れそうな細い腕。彼女の名は「まゆか」――。可憐な美少女が味わう生き...
吐きたいほど愛してる。
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商品説明
凍えるような二月のある夜、僕のアパートのドアの前に座り込む女性がいた。黒く長い髪。透けるような白い肌。壊れそうな細い腕。彼女の名は「まゆか」――。可憐な美少女が味わう生き地獄、迷惑な妄想逆ギレ男の勘違い愛、夫の帰りを正座して待ち続ける壊れた妻、非道の限りを尽くして虐待される寝たきり老人……。ここにあるのは、異常と狂気。でもこれも「愛」! 自己の中心で叫んだ、残酷なまでに強烈すぎる四つの過激な「愛」。
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エグい描写の基準になる1冊
2020/01/04 11:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:碧雲淡日 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの作品も、冒頭の記述が素晴らしく、読み手を引きつけ、一気にストーリーに引きずりこみます。人間の汚い部分や、他人に知られたくない性情、見栄、欲望などを描き切る筆力に、圧倒されます。黒い新堂冬樹のエッセンスが詰まっています。
私は、おぞましい描写に嫌悪感を抱きながらも読み進めています。常軌を逸した登場人物たちを嫌悪する自分は、彼らとは一線を画している、と確信して、ホッとする自分もいます。とはいえ一方で、道を外した、もしくは、道を外しかかっている登場人物たちがどんなことをしでかしてくれるのか気になっているという、自分自身の黒い部分をもえぐり出してくれる一冊です。
自分の中の、エグい描写の基準になっているリストの上位に入る一冊です。
気持ち悪くなります
2017/10/29 08:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
オエー!、ゲーッ!、ギャー!ヒーッ!と悲鳴を上げながら読んだ作品はこれが初めて(笑)怖いもの見たさとは、この本で経験しました(^^;)