商品説明
「凶笑面」の封印、解くべからず――異端の民俗学者・蓮丈那智のもとへ届いた一通の手紙。それは、怨念がこめられた、笑う「面」の調査依頼だった。次々と死者を出し、封印された面の謎――。調査をはじめた矢先、床一面に散らばるビー玉の中で、依頼者が死体となって発見された。凶笑面が発見された倉の中で……。これは面の呪いなのか? 封印を解いてはいけなかったのか――。那智の端正な顔立ちが妖しさを増すとき、怪事件の全貌が明らかになる。本邦初、民俗学ミステリー全5編。
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日本版シャーロックホームズ
2017/07/16 10:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
異端の民俗学者・蓮丈那智と助手内藤三國のコンビが活躍するミステリーの第一弾。
民俗学の謎と調査先で遭遇する殺人事件の謎を解いていく流れの短編5話で構成。
鬼を払う伝統行事、巫女の神事、「だいだらぼっち」伝承と古代製鉄、聖徳太子とイエス・キリストとの関係等の古代史ファンが飛びつくようなテーマが展開され、そこに人里離れた村で起きる殺人事件が横溝正史的なムードを盛り上げます。
解説によると、この蓮丈那智シリーズは日本版シャーロックホームズとのこと。本家シャーロックホームズも読んでみたくなる名作短編集でした。
民俗学って面白いな
2022/01/31 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どら - この投稿者のレビュー一覧を見る
那智さんほぼほぼ直感で真相を言い当てて犯人もさほど抵抗したりはしないので、推理小説としては僕の好みではあんまりなかったかな
けどストーリーは面白いものが多かったです
個人的に一番好きなのは不帰屋
民俗学とミステリーの見事な融合
2021/11/28 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
民俗学×ミステリーの短編集。それぞれの話で語られる民俗学的見地を楽しみつつ、しかもミステリーとしてもシンプルながらに質が高く、非常に贅沢な気持ちにさせられる1冊です。同作者の「狐闇」の裏側も語られ、北森ワールドを堪能出来ます。