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  • 販売開始日: 2011/03/04
  • 出版社: PHP研究所
  • ISBN:978-4-569-69859-5
一般書

仕事に役立つインテリジェンス

著者 北岡元 (著)

インテリジェンスは国家安全保障の専売特許ではない。ウソやバイアスに引っかからないための最強の知恵なのだ!! 私たちは有象無象の情報(インフォメーション)に振りまわされて失...

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仕事に役立つインテリジェンス

税込 790 7pt

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商品説明

インテリジェンスは国家安全保障の専売特許ではない。ウソやバイアスに引っかからないための最強の知恵なのだ!! 私たちは有象無象の情報(インフォメーション)に振りまわされて失敗することが少なくない。なぜなら人は自分に都合のよい話を重視したり、経験が邪魔して誤った先入観に縛られやすいからだ。「一見が百聞に如かないこともある」「すべてに原因があるとはかぎらない」「結果を見て『自分は予測していた』と思いたがる」――本書は日常生活に潜む落とし穴と、そこに陥らないヒントを、情報分析(インテリジェンス)のプロが導き出す。正しいメソッドと優れた直観を働かせ、仕事や人間関係で得するための判断力養成ハンドブック。

著者紹介

北岡元 (著)

略歴
1956年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。オックスフォード大学文学修士(国際関係論専攻)を取得し、外務省に入省。世界平和研究所主任研究員などを経て、政策研究大学院大学教授。

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.7

評価内訳

ヒューリスティクスに気をつけろ!

2008/10/27 02:46

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テレキャットスター - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書のタイトルにもなっている「インテリジェンス」とは何か。著者はそれを、生の情報(インフォメーション)から生み出された「判断・行動のために必要となる知識」と定義する。また、インテリジェンスは「たんなる知識ではなく、利益を実現する知識」とも述べている。
 
著者は、外交官として情報分析に携わってきた、インテリジェンスのプロフェッショナルである。本書にも豊富な事例が登場し、インテリジェンスの現場を垣間見ることができる。
 
個人的には、分析を誤らせる原因となる「ヒューリスティクス」の解説が面白かった。ヒューリスティクスとは「判断や評価にいたる思考のショートカット(近道)」のこと。ヒューリスティクスがうまく作用すれば、すばやい判断や円滑なコミュニケーションが可能となる。しかし場合によっては、無意識的なバイアスの原因となってしまう。
 
本書では、5種類のヒューリスティクスについて解説している。まず、「ベースレートの誤信」や「ギャンブラーの誤信」を生み出す「典型のヒューリスティクス」。次に、直接見聞きしたインフォメーションを過信してしまう「利用可能性のヒューリスティクス」。そして、因果関係があると思い込んでしまう「因果関係のヒューリスティクス」。さらに、とりあえずの仮説や結論に囚われてしまう「修正/アンカリングのヒューリスティクス」。最後に、自分の過去の予測を過大評価してしまう「後知恵のヒューリスティクス」がある。
 
「ベースレートの誤信」とは、そもそもの事前確率(ベースレート)を無視したり、軽視したりすることによって起こる問題だ。本書には、医学の専門家がベースレートの誤信に陥った例として、乳ガン検査のケースが紹介されている。
 
マンモグラフィー検査で、乳ガンにかかっている人の80%が陽性、乳ガンにかかっていない人の9.6%が陽性(偽陽性)という結果が出る場合。検査結果が陽性だったAさん(40代女性)が実際に乳がんを患っている確率は何%か。
 
この問いに対し、大半の医者は「70〜80%」と答えたそうだ。これは、そもそも40代女性のうち、乳ガンにかかっている人がどれくらいいるのか、というベースレートを無視していることになる。事前にその数字が「1%」であることを、知らされていたにも関わらずだ。
 
ベースレートを含めて計算すると、Aさんが乳がんを患っている確率は「7.8%」にしかならない。本書では、ベースレートの誤信を避けるための手法として「ベイズの定理的思考」が紹介されている。
 
一方、「ギャンブラーの誤信」は、より日常的に経験するものだ。本書にはカジノのルーレットが、例として登場する。赤と黒が出る確率は五分五分のはずだが、赤が5回たて続けに出ると、そろそろ黒が出そうな気がしてくる。しかしそこに根拠はなく、黒が出る確率はあくまで50%に過ぎないのだ。
 
本書では他に、「競合仮説分析」の手法、前提と仮説を区別する「リンチピン分析」、「グループ分析」のメリットとデメリットなどについても解説されている。とにかく情報が盛りだくさんで、新しい発見も多く、お買い得感のある一冊だ。
 
一点だけ残念だったのは、事例やケーススタディが外交や軍事に偏っているところ。そもそもインテリジェンスがそれらの分野で発展したこと、そして著者のバックグラウンドを考えれば、仕方のないことかもしれない。しかし、タイトルに「仕事に役立つ」と謳うのならば、もう少し「普通の」仕事を取り上げたケーススタディなどが欲しかった。それが、星をひとつ減らした理由だ。

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裁判員制度に役立つ (?!) 情報分析法

2008/07/05 14:12

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

「インテリジェンス」という専門用語は国防・外交などにおける情報分析を意味している (らしい).タイトルには「仕事に役立つ」とあるが,民間の仕事のための情報分析の本としては他に適切なものがあるから,この本は政治における情報分析や「仕事」における分析とのちがいを知るためのものとかんがえるべきだろう.

民間の情報分析とくらべると,直観によるバイアスを軽減し「当然の前提」を再検討する必要がある (「サイエンス」を重視する) ことは同様だが,「アート」あるいは「ヒューリスティクス」におおきなやくわりをみとめている点にちがいがある.

ケーススタディのひとつとして看護師による殺人がうたがわれた事件がとりあげられている.ここではマトリクスをつかった分析を読者の演習問題としている.ここから感じたのは,これまで「アート」の世界だった裁判に「アート」を知らない裁判員がはいったときに,その不足をおぎない裁判をより客観的なものにしていくために「サイエンス」をとりいれることができるのではないかということである.

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「仕事に役立つ」ことはないかもしれないが、興味深い

2008/03/22 03:47

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:alnc - この投稿者のレビュー一覧を見る

 近年、精力的にインテリジェンスに関する研究を進めている元外交官の著者による
一般向けの新著である。
 表題にあるように「仕事に役立つ」かどうかは疑問ではあるが、実際の事例に即し
てどのような情報の評価・分析・予測が行われるか、すなわち情報をどのようにイン
テリジェンスとして取り扱うのか、という分析手法の適用の仕方を知るという点にお
いて興味深い著作である。さらに、より興味深い点としては、分析手法自体は――よ
く考えると不思議な事ではないが――基本的に普通のビジネスの場において用いられ
るものと比べて、根本的な差異がないように見受けられることである。
 こうした点を鑑みれば、確かに表題における「仕事に役立つ」という文句に即して
いると言える面もあるかもしれない。だが、惜しむらくは全体的に散漫でまとまりを
欠いている面があるため、読者がそういった分析手法を参考にして各自で活かしやす
いような内容になってるとは言いがたい点であろうか

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2008/05/04 21:52

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2008/05/20 23:19

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2008/05/31 19:08

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2008/10/19 03:32

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2012/08/02 14:44

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2009/10/14 11:30

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2009/12/26 23:39

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2010/08/27 08:48

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2010/07/18 22:14

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2011/04/20 06:16

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