ライオンと魔女
著者 C.S.ルイス (作) , 瀬田貞二 (訳)
地方の屋敷に疎開したペベンシー家の4人兄妹が,ある日,大きな衣装だんすにはいると,雪のつもる別世界ナルニアへとつづいていました.子どもたちは,正義のライオンとともに,白い...
ライオンと魔女
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商品説明
地方の屋敷に疎開したペベンシー家の4人兄妹が,ある日,大きな衣装だんすにはいると,雪のつもる別世界ナルニアへとつづいていました.子どもたちは,正義のライオンとともに,白い魔女の軍と戦い,永遠の冬を打ち破ります.
目次
- もくじ
- 1 ルーシィ、衣装だんすをあけてみる
- 2 ルーシィの知ったこと
- 3 エドマンドの番
- 4 プリン
- 5 ドアのこちらに、まいもどって
- 6 森のなか
- 7 ビーバー一家にもてなされる
- 8 ごはんのあとの一騒動
- 9 魔女のやかた
著者紹介
C.S.ルイス (作)
- 略歴
- 1898~1963年。北アイルランド生まれ。ケンブリッジ大学で中世・ルネッサンス英文学の主任教授を務める。著書に「愛とアレゴリー」「悪魔の手紙」など。
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書店員レビュー
映画第2弾も公開され...
ジュンク堂書店明石店さん
映画第2弾も公開された名作シリーズの1作目。衣装だんすの中は不思議なナルニア国へと続いていました。迷いこんだ4人兄弟がナルニア国を永遠の冬にした白い魔女を倒すため、偉大なライオン「アスラン」とともに戦います。読書感想文にもおすすめのファンタジー小説です。
印象的な衣装だんすの導入部
2005/09/15 12:30
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミムラ・エ・ミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化決定で話題になったことなどもあって、久しぶりに手に取ってみた。子どものころに読んで以来である。当時は、家の洋服だんすや、押し入れの奥を、本気で確かめたほど夢中になったのに、なんと、それ以外の内容は、すっかり忘れていた。主人公が四人の兄弟姉妹だったことも、題名のライオンや魔女がどういうキャラクターなのかも、結末さえも、てんで覚えていなかった。読んでいるうちに思い出すだろうと思っていたのに、まったく思い出さず、われながら、あきれたが、その代わり、初めて読むように楽しめたので、得したわけである。
主人公が兄弟姉妹で、しかもその中にやや悪役に近い子がいるという設定は、割と珍しいのではないだろうか。兄弟間の争いが緊張を生み、意外な人間くささも感じさせる。また主人公に女の子二人が含まれているせいか、おかみさん風のキャラクターも活躍するせいか、『ホビットの冒険』や『指輪物語』より、身近で親しみやすくも感じられた。
やはりあの衣装だんすの導入部は、不滅の設定なのだろう。わたしの場合、あの印象があまりに強くて、ほかのことが頭から飛んでいってしまったようだ。今でも、洋服だんすに首を突っ込むと、ふと心躍ることがある。いつまでも夢を届けてくれるファンタジーだと思う。
冒険の旅に、いざ出発!
2012/05/19 09:54
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さあ、子どもたちよ! 冒険の旅に、いざ出発するぞ!
マンガ本はしばらく閉じて。
何故だって、これから君たちが主人公の顔や姿や風景や動物たちを描くのだから。
ゲーム機は少しの間捨ておいて。
何故だって。ここにはゲーム以上の手に汗握る冒険が、手ごわい敵が待っているのだから。
さあ、子どもたちよ! ナルニア国へ、いざ出発だ!
この『ライオンと魔女』が物語の始まり。冒険のはじまり。
古いお屋敷の中にひっそり置かれた衣装だんすの暗闇の向こうが、目指すナルニア国。見つけたのは四人きょうだいの末っ子の女の子ルーシィ。
子どもの頃ってどうしてあんなに暗くて狭い世界が好きなんだろう。
押入れはお母さんに叱られた時にいれられたものだが、けっして嫌ではなかった。
最初は目の前の数センチも見えないのに、目がなれてくると、何だろう、なんでもいそうな気配に満ちていた。 机の引き出しはほとんどガラクタばかりなのに、いつもとんでもない宝物にあふれていた。
大人になったらそういうことみんな忘れてしまうけど、何故か子どもにも暗闇の中の光を見えるのだろう。そして、その小さな光は、新しいものを生み出す。
そう、誕生。
C.S.ルイスの名作『ナルニア国ものがたり』全7巻の物語はこうして読む者を自然とファンタジーの世界に連れて行ってくれる。
勇敢な兄ピーター、賢い姉スーザン、少しわがままな弟エドマンド、そしてやさしい末っ子ルーシィ、とともに。
彼らがまぎれこんだ世界は今や白い魔女が支配する冬の国。それなのにクリスマスもない国。
かつての緑あふれる世界を取り戻すために、彼ら四人のきょうだいがやってきたのだ。いいや、もしかすると、五人かも。
そう、五人めは、読み手である私。もしくは、あなた。
でも、きょうだい達だけでは白い魔女は退治できない。
もちろん、ゲームでよくでてくるようなとっておきの武器も出てくるし、彼らを助ける勇敢なライオン、アスランも登場する。
アスランがどれだけ勇敢かは、あるいは真の勇敢とはどういうことかは、読んでのお楽しみ。
今はきょうだいたちとともに、白い魔女たちと戦うぞ。
読み手はあっちへいったりこっちへいったり。でも、声援は忘れない。
子どもたちを夢中にさせる物語は、でも、これがはじまり。
さらなる冒険は、まだまだこれから。
有名な児童文学
2020/07/20 22:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:North Shin - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な児童文学です。
過去に、英語の時間に読んだ(読まされた)ことがあるのですが、
本書で改めて読むといい話だったと改めて
気づかされました。
かわいい
2020/07/06 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライオンがとても性格が良くて気に入った。不思議な国の描写が面白かった。兄弟が動物と仲良く過ごしていてかわいかった、
子供の心を忘れない大人と子供向け
2002/03/18 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、小さい時に夢中になって読んだ本。普通の子供達が衣装ダンスからナルニアという不思議な国へ…。自分のナルニアに行けないかなぁ、と自宅の衣装ダンスによく隠れて遊んだりした思い出もあり、とても印象に残っている名作。
フォーンや喋る動物など登場して楽しいが、エドモンドが意地悪な子だったのに、ナルニアでの失敗から優しい子に改心する部分も何か心にジーンとくるものがあり、たくさんの人にナルニアを旅していただきたい。
懐かしい友人たち
2001/08/23 02:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
衣装ダンスの中から雪の降る森へ…というモチーフだけは誰でも一度は耳にしたことがあるのではないかというほどの世界的な名作。挿絵も今ではなくてはならないものと感じられます。大人になってから読むと、作者の「親愛なるルーシィへ」という序文を読むだけで胸が痛くなってしまいます。また、こういう異世界ものがたりの中では話の展開が早いのがこの作品の何より嬉しいところ。ピーター、エドマンド、ルーシィ、スーザンという児童文学としては多すぎる4人の主人公たちも、性格の描きわけがきちんとしているためにかえってものがたり世界に厚味を加えてくれています。
私はルーシィたちと同じくアスランに深く魅了されてしまったため、アスランと女の子たちの仲睦まじい様子がどうも恋愛関係のように思えてならず、妙にうらやましかった覚えもありました。
魔法の世界を開く
2021/05/19 14:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人のきょうだいたちが、それぞれ強さと弱さを抱えていて好感が持てます。時には足を引っ張りつつも、力を合わせて冒険する姿が良かったです。
衣装ダンス
2019/09/26 20:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題はライオンと魔女と衣装ダンスなんですね。衣装ダンスから別の国へ行けるということに興奮して読んでいました。
衣装だんすを抜けて子供時代に戻る旅
2002/04/08 21:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
指輪物語やゲド戦記と並ぶ老舗的存在のファンタジー。物語の方はピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィの四人きょうだいが疎開先にある屋敷の衣装ダンスから、不思議なナルニア国へと迷い込む話。そこは白い魔女によって支配された春の来ない冬の世界。
最近のファンタジーを読み慣れた人には少し物足りない部分もあるかもしれないが、逆に素朴でシンプルな物語を読みたい時に最適。特に「ホビットの冒険」や「指輪物語」でもお馴染みの瀬田貞二氏の気品とユーモアに満ちた翻訳が心地良い。読後、ホットミルクを飲みたくなるような作品。
ナルニア国ものがたり第1章
2015/09/13 04:09
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投稿者:ゆゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナルニア国ものがたりの一番最初のお話です。一番最初のお話なのでコレから読むのは正しいとは思いますが、ナルニア国の歴史の順序としては最初ではないらしいことが書いてあります。内容は映画とほぼ同じです。
最低2巻までは読んで!
2002/04/14 16:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る
トールキンの「指輪物語」、ル・グゥインの「ゲド戦記」と並び、“三大ファンタジー”として評価されているようですが、前述2作はかなり以前に読み、その後も何度となく再読しているのに比べ、ナルニアは今になって初めて手に取りました。
疎開中の4人の子供が主人公で、古い館の一室にある衣装ダンスから別世界「ナルニア」へと旅立つという冒頭はエブリデイ・マジックの典型的な導入。白い魔女による恐怖の支配を受けているナルニア国に乗り込んだ4人の子供達が、真のナルニアの王であるアスランを助け、平和をもたらします。
タイトルのライオンとは真の王アスランのことで、何の比喩でもなく少し大きめですが、ライオンそのものの姿をしています。アスランに限らず、子供達以外の登場人物は妖精や動物で、皆対等で民主的な関係。フォーンがお茶を勧め、ビーバーがミシンを操り、ライオンが叙爵を行ったりするのです。逆に、オオカミが理由付けも無く悪者だったり、他の野生動物達が文化的な生活をしているのに、トナカイは家畜扱いで鹿は狩猟の対象だったりするのはチョット納得出来ないと感じるでしょう。
実は、ルイス自信本作を著した時点ではシリーズ化する意図がなかったらしく、後の巻きでこのような矛盾を調整しています。しかし、まだナルニア国の入り口に立ったに過ぎないわけですから、今後の展開に期待して頂きたいと思います。
子供の心の葛藤
2002/06/06 15:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔女がナルニアを永遠の冬にしてしまう。ピーター・エドモンド・ルーシィー・スーザンの四人の子供達がタンスを通り、ナルニアへ行き、アスランとともに戦う。エドモンドが魔女に騙され、利用されてしまう。
エドモンドを中心に、子供達の心の葛藤が描かれている。少々、説教くさいところはあるが、なかなか面白く読めた。
きっと、子供の頃なら説教くさいなどとは思わずに読めたのだろう。