- 販売開始日: 2011/03/01
- 出版社: 大洋図書
- レーベル: SHY NOVELS(シャイノベルズ)
- ISBN:978-4-8130-1144-6
優しい檻
「所有物は所有物らしく、潔く諦めるんだな」 ある冬の寒い日、橋本樹は、彫刻家・常盤正嗣の工房を訪ねる。樹が秘書を務める山辺泰之のもとへ常盤を連れていくために。だが、山辺の...
優しい檻
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商品説明
「所有物は所有物らしく、潔く諦めるんだな」 ある冬の寒い日、橋本樹は、彫刻家・常盤正嗣の工房を訪ねる。樹が秘書を務める山辺泰之のもとへ常盤を連れていくために。だが、山辺の愛人として知られる樹へ常盤の態度は冷たかった。まっすぐな瞳で樹を好きだと言ってくれたのはもう遠い過去のことなのだ。常盤は病床の山辺が自分を後継者に選んだことを知ると、山辺のものは好きにしていいはずだと無理やり樹の身体を奪い、そのまま閉じこめるように樹を工房に留める。まるで意思のない人形のように扱われながらも、常盤への気持ちがあの頃からすこしも色褪せていないことに気づいた樹は……!?
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近いうちに読み返すだろうなぁ
2019/02/02 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めは受けが好き。それを受けに伝えたのが6年前。
当時の受けは自分の気持ちに無自覚。
お互いの気持ちをハッキリさせることなく、あることがきっかけで、2人は突然会えなくなる。
そして再会。
2人の気持ちの動向が丁寧に描かれている作品です。
受けの主体性の無さにイラつく人もいるかも。
何がしたいんじゃーーー!という感じで。
私は好きな流れでしたが。
この話、近いうちに読み返すと思います。
すれ違いてんこもり
2017/02/25 18:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
じれじれの再会ものです。
やっぱり文章は好きだな〜。
ノベルズで二段組約250ページとかなりボリューミーなのですが、
長さを気にせず読めました。
物語は現在から始まり、受けの回想によって過去の経緯が明かされる形です。
彫刻家でゲイの攻めと絵を描くことが好きな未成年の受けが偶然知り合い、
お互い惹かれ合うも、受けは家庭の事情により攻めの前から姿を消します。
そして再会したときには、受けは攻めが師事する著名な彫刻家の秘書、
実質は愛玩物になっています。
再会して苛立ちを見せる攻めに、無理矢理抱かれてしまう受けですが、
攻めが自分を抱いた理由に気付かない…。(苦笑)
読んでる方は、100人が100人
『まだアンタのことが好きだからだよっ!!』
って分かりますけどw
行方知れず、愛人疑惑等、すれ違い要素盛り盛りな上、
諦めが早くて、超絶鈍い受けと、
少々ぶっきらぼうで言葉足らずな攻めのせいで、
すれ違いの大盤振る舞いでした。
もどかしいの好きな人にオススメです。