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鬼平犯科帳<巻の85> 誘拐(未完・遺作)
著者 池波正太郎
京の町に火つけ強盗が出没し、町奉行所も困っている──旧友からの手紙は、江戸の安寧をあずかる平蔵にいっそうの引き締めをうながした。折も折、元盗賊の扇屋、平野屋源助の番頭があ...
鬼平犯科帳<巻の85> 誘拐(未完・遺作)
商品説明
京の町に火つけ強盗が出没し、町奉行所も困っている──旧友からの手紙は、江戸の安寧をあずかる平蔵にいっそうの引き締めをうながした。折も折、元盗賊の扇屋、平野屋源助の番頭がある盗人を見かける。江戸での盗(つと)めはないらしいが、胸さわぎをおぼえた盗賊改方同心・松永弥四郎は捕らえて拷問ぜめにする──『誘拐』は著者の長逝によって永遠の未完となったが、三十年をこえる作家としての営みの掉尾を飾る作品でもある。『鬼平犯科帳』最終巻。
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