電子書籍
戦闘シーンが凄まじすぎて映画にはできないね(笑)
2012/10/08 01:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごい!
圧倒的なスピード感、重厚感、現実感で綴られる激しいカーチェイス。
お台場のショッピングモールを舞台に激しい銃撃戦。
当然、パニックも起きれば犠牲者も出る。
これは映画か??
文字で書き綴られたとは思えない、現実感のある戦闘。
こんなの日本じゃない・・・。まぁ、小説だから。
これだけの戦闘を書き切った人はいないのではないかと思うほど。
もう、とにかく、中巻は強烈な戦闘シーンのオンパレード。
最初から最後まで!
そして明かされていく黒幕。語られるローズダストの過去。
最後の戦いへと向かう直前までを書き切った中巻でした!最高だわ。
紙の本
正義と真理を求めた、本当の戦いが始まる。
2009/05/22 15:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻で、巨大ネット財閥「アクトグループ」の重役三人をセムテックスで灰燼に帰した、テロ集団ローズダスト。殺された三人には元自衛隊の官僚という共通点があった。そしてローズダスト達の正体は、元自衛隊の精鋭部隊だという事が判明する。ローズダスト達の目的は、自衛隊時代の復讐の為なのか。防衛庁の丹原朋希は、並河警部補と共に彼らを追う。最初こそ心を閉じていた朋希だったが、並河との触れ合いの中で、自分も同じ精鋭部隊に所属していた事、テロ集団の面々とは深い関係が有る事を明かしていく。
この中巻では、事件の驚くべき黒幕の正体も明らかになる。いや黒幕ではなく、スポンサーだ。求める真理をこそ違え、求めるための手段を同じくした
スポンサーが彼らには付いていた。しかしそのスポンサーさえも欺いて狙う、ローズダスト達の本当の目的とは。核を使わずに三液混合の化学反応を用い、核爆弾に匹敵する威力を発揮する、悪魔の兵器「Tpex」。その奪取が彼らの目的だった。そしてそのTpexを使って日本を変革させようというのが、彼らの最終目標。そしてそれは、あまりに恐ろしい作戦だった。
上巻ではまだ漠然としていた事件の展開、物語の流れが、この中巻ではっきりとしてくる。ただの復讐劇から、日本の歴史を覆し未来を打ち崩すような大事件へと発展する。一体正義は、真理はどこにあるのか。それを追い求める者達の、命をかけた真の戦いが始まった。
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1310 過去の経緯も明らかになり、主人公にも人間味が出てきました。ただ、なんとなく中弛みな感じが。。。
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2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
2013/3/6~3/12
朋希とローズダストの過去の確執が明らかになりつつ、現在の戦いも緊迫してくる。下巻でどういうふうにストーリーを畳み込むのだろうか。楽しみである。
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「アメリカは、もちろん打って出るさ。テロリストの組み立てた論理なんぞ、おかまいなしに。そうするしかないんだ、連中は。ここで弱腰を見せたら、これから寄ってたかって袋叩きにされるってことは目に見えてる。これまでみたいに、見えないところで首謀者の寝首をかくってだけじゃ示しがつかない。全面戦争覚悟で突っ走ってみせるのが、唯一のアメリカン・ウェイってやつだ。」(p.97)
「わかってないな。それがこっち側の理屈だって言うんだ。いまの世界に居場所のある人間。不満はあっても、とりあえずここで生きていきましょうって思える人間たちの側だ。おれやおまえ、ここにいる全員みたいにな。疎外されて、痛めつけられて、いまの世界には生きる価値もないって思ってる連中・・。この世界に居場所のない連中は、どんなバカなことだってやるさ。そうすることで自分の魂が救えるなら」(p.98)
「アメリカにとって、日本は百以上ある国のひとつに過ぎない。でも日本にとっては・・」
「そう。そこに読み違いの原因がある。移民の国アメリカは、異なる者をすり合わせてひとつの国家にするために、あらゆるものを単純化、共通分母化してこなければならなかった。そのわかりやすさがグローバル・スタンダードになり得たわけだけど、一方で他の国にもそれを押しつけて、相手の身になって考える回路を捨ててきた節がある。言い換えれば、相手が誰であれ、自分と同じ程度には世故に長けていて、保身の術もあると期待している。つまり、大人として認めているってことでもあるのだけど。日本人の目からは、それが冷たすぎる父親の姿に映ってしまう」(p.248)
「過酷な自然環境を征服するところから始まり、長い戦乱によって鍛えられてきた西洋文明は、究極的にはスタンドアローンの文明だ。異文化を珍重はしても、協調して発展することはできない。すべての並列化、多様化を認めた欧州連合の無力に収斂するか、9・11以後のアメリカが体現する征服主義に陥るかのどちらかだ」(p.299)
前後の事情なんてどうでもいい、次になにをするか予測させない、無限の変化と可能性を秘めた生身の顔。それが目の前にある。(p.395)
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待望の文庫版登場!!
ハードカバーでも上下巻になる大作ですが、「終戦のローレライ」のように文庫版4冊にならなかったのは買う方としてはありがたいところです。
内容はこの本棚のハードカバーの方の紹介を参考にしてください。
通勤、通学、授業中のお供に最適な文庫版の紹介しでした。
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9/16:だいぶ時間がかかってしまったけど、やっと読み終えた。最初は亡国のイージスと同じジャーン、って思っていたけど、いやいやこっちの方がより緊迫感があり、登場人物たちに深みがあるぜ。
国を憂うという考えは同じであっても、どんな行動にうつすのか。政権交代後の国防政策や外交政策をみたこの閉塞感では若杉の思想/行動もあながち間違っていないのではないかと思ってしまう。
しかし、並河さんよ、丹原取り戻すのに自衛隊と警察ぶつけちゃいかんだろう。
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9/3:読み始めた。いやぁスケール大きいねぇ。今の勤務地付近(台場)でのアクションとか不謹慎ながら実際見てみたい。
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ついに明かされるオペレーションLPの実態。
失意、絶望、裏切りそして復活、反撃。
ここからやん。ここからええところやん。
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元々週刊誌に連載していた小説のようだが、とてもそうだとは感じられないほど、これほど長大な物語でありながら最初から結末まですべてデザインしてから書き出したとしか思えない。
この著者の作品は設定、プロット、ディテール、何をとってもいかにも映像化したくなるようなものばかりだが、しかし、「亡国のイージス」や「ローレライ」を観ても分かるように、とても2時間やそこらの尺に収まるようなスケールのお話ではない。
政治情勢の描写などもかなりのウェイトを占め、舞台そのものはどちらかというと男性読者向けに作られており、それを含め若干難解であったり非現実感を伴う展開もあるにはあるが、それにも拘らず極めて優れた筆運びと巧みな書き込み、リアルなキャラクターづけの力により、グイグイと読者を引っ張っていく。
一体どこまでリサーチしているんだろう? と驚愕するほどのディテールもものすごい。
ただ、最後の臨海副都心での戦闘シーンの細かい描写はちょっとくどくて読み進むのが辛い部分もあったけど…。
いずれにせよ、福井晴敏作品が好きな向きであれば充足できることが確実な、大作。
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お台場を舞台にしたアクションシーンで始まり、登場人物の過去にまつわる話が語られ、伏線として張られていた謎が徐々に解明されていき、いよいよ最終曲面に突入、というところまでの中巻。全体の雰囲気や(小説を通して訴えかけている)主張がTwelve Y.O.に似通ったところもありちょっと冗長に感じるところも...。いつものパターンなら最終巻(下巻)は壮大なアクションが繰り広げられるはずなので、そこに期待したい。
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なんとか中巻も読了。良く頑張ったな、オレ。
惹きこまれる部分も序々に多くなってきて多少は
辛い思いはしなくなったけど、まだ...この方の文章に
自分が合わないなー。
スッと入ってこないのは何なんでしょうね。まぁ読みにくい(笑)。
ようやく物語の全貌も見えてきたんだけど...
大がかりな国家転覆のその最初のきっかけとしては...
ビミョーじゃないですか? なんか恋愛感情の部分が安っぽく
感じてしまう...。
さぁ、あとは下巻だー!
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朋希たちの過去の因縁が明らかに。つらすぎ。
並河さんとマル六の接触シーンにドキドキ。
しかしマル六は腹に一物持った感じの小汚いおっさんを勝手に想像してたのでギャップにびっくり。
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★2011年29冊目読了『Op.ローズダスト(中)』福井晴敏著 評価B+
公安の並河警部補と自衛隊の丹原三曹は、元自衛隊の精鋭部隊ローズダスト"R"のテロ行為を防ぐべく命を張ってあらゆる努力を傾けるが、組織内部での軋轢をもろに受けて、あらゆる妨害を受ける。
それらの行為の中で、彼らは平和ボケして、米国の傘の元に居ることに慣れてしまった日本の体制、国民のマインドに絶望していくことになるが、、、、、
ますます加速して、面白くなる福井ワールド!! 寝るのを忘れて読み進んでしまう魅力があります。
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やっぱり福井さんの作品好きだなー。
登場人物の不器用さとか、人間らしさがすごく好きです。
残るは下巻のみ!!
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謹厳実直という名の思考停止か。
そんなフレーズ思いつく割には『主人公は死なない』ってのは有りなのか。
ハリウッドアクションじゃあるまいし。
ファイナルフェイズに一縷の望み。