Op.ローズダスト(中)
著者 福井晴敏 (著)
爆弾テロの捜査を進めるうちに、公安の並河警部補は、チームを組む丹原三曹とテロの実行犯「ローズダスト」の入江一功との深い因縁を知る。職場では、ハム(公安)の脂身と蔑まれる並...
Op.ローズダスト(中)
商品説明
爆弾テロの捜査を進めるうちに、公安の並河警部補は、チームを組む丹原三曹とテロの実行犯「ローズダスト」の入江一功との深い因縁を知る。職場では、ハム(公安)の脂身と蔑まれる並河との、人間的なふれあいに戸惑う丹原だが、過去の罪をあがなうため、入江との戦いにのめりこんでゆく。その頃、平和ボケの日本に変革を促そうとする真の敵は、2人の想像を絶するところで動き出していた。最後にして最大のテロがはじまり、臨海副都心はまさに戦場となる!
著者紹介
福井晴敏 (著)
- 略歴
- 1968年東京都生まれ。「Twelve Y.O.」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。「亡国のイージス」で日本推理作家協会賞長編部門等、「終戦のローレライ」で吉川英治文学新人賞等受賞。
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戦闘シーンが凄まじすぎて映画にはできないね(笑)
2012/10/08 01:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごい!
圧倒的なスピード感、重厚感、現実感で綴られる激しいカーチェイス。
お台場のショッピングモールを舞台に激しい銃撃戦。
当然、パニックも起きれば犠牲者も出る。
これは映画か??
文字で書き綴られたとは思えない、現実感のある戦闘。
こんなの日本じゃない・・・。まぁ、小説だから。
これだけの戦闘を書き切った人はいないのではないかと思うほど。
もう、とにかく、中巻は強烈な戦闘シーンのオンパレード。
最初から最後まで!
そして明かされていく黒幕。語られるローズダストの過去。
最後の戦いへと向かう直前までを書き切った中巻でした!最高だわ。
正義と真理を求めた、本当の戦いが始まる。
2009/05/22 15:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻で、巨大ネット財閥「アクトグループ」の重役三人をセムテックスで灰燼に帰した、テロ集団ローズダスト。殺された三人には元自衛隊の官僚という共通点があった。そしてローズダスト達の正体は、元自衛隊の精鋭部隊だという事が判明する。ローズダスト達の目的は、自衛隊時代の復讐の為なのか。防衛庁の丹原朋希は、並河警部補と共に彼らを追う。最初こそ心を閉じていた朋希だったが、並河との触れ合いの中で、自分も同じ精鋭部隊に所属していた事、テロ集団の面々とは深い関係が有る事を明かしていく。
この中巻では、事件の驚くべき黒幕の正体も明らかになる。いや黒幕ではなく、スポンサーだ。求める真理をこそ違え、求めるための手段を同じくした
スポンサーが彼らには付いていた。しかしそのスポンサーさえも欺いて狙う、ローズダスト達の本当の目的とは。核を使わずに三液混合の化学反応を用い、核爆弾に匹敵する威力を発揮する、悪魔の兵器「Tpex」。その奪取が彼らの目的だった。そしてそのTpexを使って日本を変革させようというのが、彼らの最終目標。そしてそれは、あまりに恐ろしい作戦だった。
上巻ではまだ漠然としていた事件の展開、物語の流れが、この中巻ではっきりとしてくる。ただの復讐劇から、日本の歴史を覆し未来を打ち崩すような大事件へと発展する。一体正義は、真理はどこにあるのか。それを追い求める者達の、命をかけた真の戦いが始まった。