蝶の戦記(新装版)下
著者 池波正太郎 (著)
織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。六年前には少女めいて硬く引きしまっていた肉体は、いまや成熟しつくしている。(上杉謙信公のために……)常人ば...
蝶の戦記(新装版)下
商品説明
織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。六年前には少女めいて硬く引きしまっていた肉体は、いまや成熟しつくしている。(上杉謙信公のために……)常人ばなれした女忍者の秘めた女心と香りたつ生命が、姉川の合戦で燃え上がる。あとがきで著者が「……忍者小説というものは、他の時代小説を書くより層倍もつらい。……めんどうなジャンルなのだが、それだけにまた、執筆中のたのしみも多いのである。」と書くように、爽快な読後感がのこる名作。
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読みやすいです
2024/04/28 16:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲賀の一族に生まれたくノ一が戦乱の世の中に巻き込まれていくはなしです。池波さんは意識していないのかもしれませんが、男社会でしたたかに生きる主人公を描くことが本筋だったのかも。
戦国武将中心
2024/11/11 09:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻はヒロインのお蝶の魅力があふれる描き出しであったが、下巻では織田信長や浅井長政を描くと、彼ら戦国武将のほうが魅力があるせいか重点が信長や長政に移ってしまい、女忍の出番がなくなってしまったような巻であった。戦国戦記ものとしては悪くない出来なのだが、残念なことに上巻と比べると平凡な作品になってしまったような気がする。