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武漢作戦
著者 石川達三 (著)
「生きてゐる兵隊」で筆禍を受けた作者が、再度従軍して作家魂を世に問うた名作。基地司令部や兵站本部、野戦病院、船舶工兵隊、自動車輜重隊、軍用輸送船、宣撫班等の報道されない後...
武漢作戦
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商品説明
「生きてゐる兵隊」で筆禍を受けた作者が、再度従軍して作家魂を世に問うた名作。基地司令部や兵站本部、野戦病院、船舶工兵隊、自動車輜重隊、軍用輸送船、宣撫班等の報道されない後方部隊を主体に、斬新なドキュメンタリー・タッチで戦争の本質を鋭く見据える。表題作ほか、上海で超然と生きぬく女主人や従軍記者の、戦火の荒廃と孤独を温かい視線で描いた「上海の花束」、異国の男について海を渡った日本女性の数奇な運命を綴る「敵国の妻」などの戦争文学三篇収録。
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戦場ルポルタージュ
2022/01/13 20:30
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
典型的な戦場ルポルタージュである。「生きてゐる兵隊」で発禁処分を食らったあとの作品ということで、相当に筆が抑えられているだろうということ、そして何より、敗戦前の作品なので軍の検閲と作者自身の皇国不滅の心情を考慮して読まなくてはいけない。作中の日本軍将兵はみな、戦意盛んで戦争に疑いを抱いておらず、中国軍は暴虐 という表現が続いている。それでも、戦禍の表現や後方地帯での商人の暗躍などの描き方に作者の真意が知れるような気がする。