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電子書籍
殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)
著者 池波正太郎 (著)
品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも...
殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)
04/25まで通常704円
税込 493 円 4pt殺しの四人 新装版 (講談社文庫 仕掛人・藤枝梅安)
商品説明
品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第1弾。
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紙の本
梅安に惚れるとやけどするよ
2002/07/22 15:24
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤枝梅安ってむかしむかしドラマでやってましたね。緒形拳でした。
あのときもかっこいいなって思ってたけど、本を読んでますますいいのだ。
頭のてっぺんから足の先、影や、梅安の残り香までが、絵になるのだ。
江戸という街に、梅安という男に、池波正太郎という作家に、仕掛人という仕事に恋をしてしまいそうです。
池波正太郎の本のもう一つのお楽しみは、お酒と食べ物。
お酒とか、おそばとか、ちょっとした小鉢料理とか、読んでいるだけで苦しくなるほど食欲をかき立てるのだ。
私は池波正太郎の本は老後になんて思っていたのだが、一冊読んだらもう止められない。人には勧めずにはおれない作家の一人です。
紙の本
傑作シリーズのこれが第一弾
2023/03/10 07:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年(2023年)生誕100年を迎える人気作家が二人いる。
一人は歴史小説を書いた司馬遼太郎、
もう一人が時代小説を書いた池波正太郎。
ともに映画化ドラマ化された作品も多い人気作家である。
司馬さんの作品は歴史小説、紀行文、随筆などたくさん読んできたが、
何故か池波さんとはご縁がないままこれまで来た。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・梅安」と作品名だけは馴染みがあるのに、
どうも食わず嫌いでいけない。
いや、嫌いではない。
本当にたまたま縁がなかっただけだ。
せっかく生誕100年ということもあって、
今さらながら池波正太郎を読んでみることにした。
では何を読むか。
原作は読んでいないが、テレビ時代劇としてはよく見ていた
「仕掛人・藤枝梅安」シリーズを読んでみることにした。
それが『仕掛人・藤枝梅安(一) 殺しの四人』。
「おんなごろし」から始まる短編5篇が収められている。
それぞれの話としては時系列につながっているから
純粋に短編集とは言い難いから、できれば
収録順に読むのがいい。
梅安とその仲間彦次郎たち仕掛人が殺すのは
「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」だから、
彼らは殺人者でありながら、正義の者にも見えてくる。
そのあたりが人気になった由縁だろう。
それと随所にある食べ物の記述。
これが池波さんのファンにはたまらないとか。
その気持ちわかるような気になる。
つい、もう一杯と茶碗を差し出したくなる。
紙の本
仕掛人とは、
2014/01/27 17:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:零 - この投稿者のレビュー一覧を見る
通常人情とは離れた位置にあるのが仕掛人、ということだが藤枝梅安はその点優れた人物に感じる。
もし自分がこの世に居てはならぬ者以外に仕掛けをしてしまうようならば次から依頼は受けない。
はっきりとした一本の筋が見える所が大変良かった。