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電子書籍
平行線上のモラトリアム
著者 崎谷はるひ
自分とは全く方向性の違う「青春」を題材にした映画を撮れと援助先のプロデューサーに言われ、制作に悩む映画監督の弥刀紀章は、大学受験を控えた佐倉朋樹に、映画の取材をさせて欲し...
平行線上のモラトリアム
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平行線上のモラトリアム (角川ルビー文庫)
商品説明
自分とは全く方向性の違う「青春」を題材にした映画を撮れと援助先のプロデューサーに言われ、制作に悩む映画監督の弥刀紀章は、大学受験を控えた佐倉朋樹に、映画の取材をさせて欲しいと頼む。それは、独特な雰囲気を持つ佐倉への興味からでもあった。近づこうとすればするほど、なお佐倉への興味が増す弥刀。それに反するようにしてあがらない脚本。ジレンマに苛まれながら、弥刀は自らの青春ともいえる過去の恋に目を向けることになるのだが──!? 遂に新シリーズスタート! ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください
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やさぐれてしまう
2021/11/02 20:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編も重たいものを感じたけれどスピンオフも何か重たくて、心配する志澤の言葉も明るい筈の藍の言動も「お前が言うな」的に感じてしまうほどこちらがやさぐれてしまった。
弥刀はどう考えても志澤の家の事情に巻き込まれた被害者だし、それ以後も先輩である志澤のために働いていて損な性格だと思う。反面そうしないと生きていけなかった志澤なんだろうけれど、やっぱり弥刀に対して酷い。
三十も半ばにしての醜態は、今まで目を背けて来た結果がいっぺんに押し寄せて来たのだろう。
ただ物じゃないと思ってたけど、やっぱり人として大きな器を持っている朋樹だから受け止められたのだと思う。