チョコレート密度
著者 崎谷はるひ
大学生の城山が知人から紹介されたのは『数日間泊まりこみで犬の世話をするだけで日当五千円』という超好条件のバイト。憧れていた造形作家・風見が依頼主と聞いて、城山は即座に引き...
チョコレート密度
05/08まで通常660円
税込 330 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
大学生の城山が知人から紹介されたのは『数日間泊まりこみで犬の世話をするだけで日当五千円』という超好条件のバイト。憧れていた造形作家・風見が依頼主と聞いて、城山は即座に引き受けてしまう。風見は、濃厚な大人の色気をまとい辛辣な言動をする男だったが、城山が熱心に犬たちの世話をするうちに次第に打ち解けていく。だが、ある日突然風見に呼び出せれ、ワインを飲むなり意識をなくした城山が気がつくと、何故か全身を縛られいかがわしい玩具までつけられていて!? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
風見が濃い
2015/12/17 19:13
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の風見のキャラクターがとても濃いお話でした。ドSですが、その分感情が爆発するととんでもないことになってしまう。受けが気の毒になるほどに。
トラウマもちの受けだったので、そこが解消されるような話だったのは良かったです。
幸せだけれど、お気の毒…
2007/03/02 19:35
19人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ハチミツ浸透圧」と「カラメル屈折率」で、身も心もこの上なく軽そうに見えた城山先輩の、内に秘めたトラウマ風景が、あまりにも下世話であるのに、まず驚きました。
離婚するために、自宅に愛人を連れ込んで交情場面を妻子に見せつけるなどという嫌がらせをする父親も父親なら、汚らわしい男の血を引いた息子など見たくもないという理由で、自分一人で家を出て行く、家事育児能力ゼロの母親も、全くどうかしています。さらに最低なのは、愛人から本妻へと成り上がった女性。そういう経緯で継母となったにもかかわらず、思春期を迎えた義理の息子に色目を使い、それが通用しないとなると徹底的に虐め倒すという、あり得ない行動を取っています。肉親がらみの深刻なトラウマがお話の核になることの多い崎谷作品の中でも、情けなさ、開いた口の塞がらなさでは、最悪レベルのトラウマではなかろうかと思います。
ここまで人格が浅ましく破綻した大人に囲まれ、人としての尊厳を無視されて育った城山が、人生から目をそらし、真っ当な信頼関係を築くような付き合いから逃げ続けて、ひたすら軽く生きるすべしか知らない若者になったとしても、無理もないことでしょう。むしろ、ここまでひどい環境で育ちながら、人をいたずらに弄んだり傷つけたりしない真っ直ぐな面を失わなかった城山は、奇跡の青年というべきなのかもしれません。
その、ひたすら軽くて薄くて真っ直ぐな城山が、人格的にもその他の面でもこの上なく重いだけでなく、サドの国の極北に位置するような風見に捕まったのは、不運というべきか、それとも天の配剤というべきか、お話の途中では、かなり迷うものがありました。
サディスティックな俺様男である風見の、火砕流の如き愛情表現は、城山が軽薄なライフスタイルを装って築いてきたなけなしの自分らしさや自尊心を、あっさりと粉砕し、すっかり幼児返りさせてしまいます。もっともそのおかげで城山は、肉親に求めて得られることのなかった情愛や保護を、素直に風見に求めることができるようになるのですが、そこから精神的に自立した大人として自信を持って生きられるような人生を手に入れることができるかどうかは、これからの話であり、この物語はそこまでは描かずに終わっています。
風見は相当に危なそうな人物ではありますが、折りに触れ、人生から逃げようとする城山を厳しく叱り、良いところは率直に評価し、自分の生き方をも隠さずに見せて、城山の成長を促しています。腐れ果てたような実父とは全くタイプの違う「大人の男」である風見に対して、強い憧憬を抱いている城山が、彼を親代わりにして成長を遂げる可能性はあるのだろうと思いますし、そうあってほしいとも思いますが、育ての親が魔人の如きサディストというのも……なんだか不憫な話ではあります。
遊び人が健気な子へ
2021/10/03 07:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20歳のルーズな遊び人大学生城山と33歳俺さま造形作家風見のお話になります。
受け目線で進むのですが、序盤は城山の適当さが目立ち、読むのに疲れました。
風見のおかげで城山は真面目で健気な子に変わったんですが、なんで風見が城山に惚れたのかがよくわかりませんでした。
後半、恋を自覚し、風見に振り回される城山はかわいかったです。
読んでいると風見の執着はよく伝わってきます。
えろが濃厚なので、そこは大満足でした。
スピンオフ。
2017/11/23 17:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラメル屈折率とハチミツ浸透圧に出てきた城山先輩のお話。
性別を選ばず、寝てしまう軽めの城山先輩のイメージがここにきて崩れました。風見さんみたいなタイプは好きですが、初めて城山先輩を襲った時の理由には「?」な感じ。
スピンオフ
2016/03/06 19:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
スピンオフ元は、読んでませんが、これだけでも、大丈夫でした。
評判の高い作品ですが、私はどうしても、風間が好きになれませんでした。
こういうキャラなんだろうとは思うのですが、風間があまりにも自分勝手で、城山が可哀想になりました。
個人的には、残念ながら、あまり楽しめない作品でした。
いや、許しちゃダメでしょう
2019/03/09 21:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めの仕打ちが許しがたい。
攻めを好きになれない作品ってのは、読んで損した気分になる
スピンオフ
2018/05/07 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前2作未読なので、そこに出ていた受けの変化についてはわからないけれど、かなりウブな受けが、あまりにもオレサマで傲慢な攻めの態度に不安を覚えて落ち込むところとかはかわいかったです。
そしてそれを目にしてやりすぎたとおろおろする攻めの態度が良い。
できれば攻めが受けをはっきりとロックオンした場面を攻め視点で読みたかったな。
スピンオフ
2017/11/30 12:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
100頁くらい掴みがないまま話が流れて、漸く話が動くかと思ったら風見のキャラにそぐわない薬や玩具を使っての謎のいたぶりが…。
力づくで無理矢理のほうが合ってるよ。
それ以外にも写真で脅したり、いちいち卑怯くさい似合わないことをするのもひっかかりました。
城山の周りは凄く察しのよい美形ばかり…。
取って付けたような城山の心情描写もつまらなかったです。