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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2022/01/05
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-610149-6

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電子書籍

超バカの壁

著者 養老孟司

「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロ...

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超バカの壁

税込 660 6pt

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商品説明

「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった、『バカの壁』『死の壁』に続く、養老孟司の新潮新書第三弾。

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みんなのレビュー155件

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評価内訳

紙の本

「バカの壁」とか「超バカの壁」とか、新潮社による「売らんかな」が前面に出た、本の中身とは全く関係のないタイトルに嫌悪感を覚えて養老孟司の本とは長らく距離を置いていたが、よくよく読んでみると、中身は結構骨太であることを発見した。世の流行に流されない、体の奥底から搾り出すような本音トークに私はすっかり魅了され、今や押しも押されぬ養老ファンになってしまった。

2010/03/26 15:52

17人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は『バカの壁』、『死の壁』に続く新潮新書の第三弾で、これら2冊を読んだ読者から寄せられた質問に対する養老さんの「答え」をまとめたものとなっている。前2作が、養老さんが思いのままを勝手にしゃべったのを新潮社の編集者が聞き書きしてまとめた「随話集」となっているのに対し、こちらは設問ごとに養老さんの考えがきちんとまとまっているので、読みやすいといえば読みやすい(前2作は養老さんの思考が流れるままに字とされているので時論を語っているつもりが、いつの間にか脳に関する高尚な専門的議論になり、更には脳のメカニズムへと話が及ぶなど、やや養老ワールド色が強く、時として付いて行くのがしんどい感じも無い訳ではなかったが、本書は極めて整然とした造りとなっている。

本書で最も共感できたのが職業に関する養老さんの考え方だ。村上龍と言う受験社会の落ちこぼれのバカが「好きなことを仕事にすれば人生ばら色」という完全に間違ったメッセージを世間に発しこれを真に受けた多くの若者を人生の奈落へと転落させているが、養老さんは「自分にあった仕事なんか無い」ときっぱりと言い切っている。実に清々しい。養老さんは言う。

「二十歳やそこらで自分なんかわかるはずがありません(まして、13歳で自分なんか分からないし、好きなことなんて分からないんだよ、バーカ!)。(人間の)中身なんてからっぽなのです」
「仕事というのは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分にあった穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、といいたくなります」
「仕事は自分にあっていなくて当たり前です」
「本気で自分のしごとは天職だと思っている人はめったにいません」
「(仕事を)楽しんでいられることというのは、ある程度無責任だからこそ(責任ある地位につけばつくほど、仕事を楽しむ余裕なんてなくなる)」
「(ナンバーワンよりオンリーワンを目指せなんてバカな歌が流行っているが)若い人にはこの逆を言ってあげないと救われないと思っています」
「あなたはただの人だというべきです。それを自覚して社会に空いている穴を埋めろ。そうすればいくばくかのカネがもらえる」
「あなたがあなたの仕事に向いているかどうかを判断するのはあなたではなく他人である」
「ささいなことでそれは自分らしくないとか、それをやると自分ではないというような人は逆に、自分についての確信がないのです。どうもオンリーワンを主張している人は実はこういう側の人のような気がするのです」
「合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。一から十までやらなくてはならない。それをやっていくうちに自分の考えがかわっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよということが結論です」
「おそらく秀吉以外の者は草履取りを雑用だと思っていたに違いありません。秀吉だぇはそれを半端にやらなかった。だから成功したのです」
「自分の筋というものにとらわれると損をします。自分に対する自分の意見なんて、自分に対する他人の意見よりもはるかに軽いことが多いのです。そんなことに深刻になっているのは、若い証拠です。そういう時なんか、自分はないと思っているのがいい。私は他人の言い成りですでいいのです」
「(他人に流されるのもまた経験」)これも何かを考えるきっかけになります。引っ張り出されないと経験できないものというのが確かにあります」
「はじめから自分の筋というものを決めてしまい、自分の好みにこだわって仕事を選んでいたら、チャンスが減ってしまいます」
「(かくいう私も)若いときは頭でっかちでした。それが切り替わったのは中年になってからです。(管理職になって責任を持たされて)それに育てられたと思います。うまくいこうが、トラブルが起ころうが、自分で全てに責任を持つ。それを続けていくと、ひとりでに大人になってくる」

どうです。重い言葉でしょう。村上龍のような頭が悪い落ちこぼれの売文業者が垂れ流す妄説とは天と地ほどの開きがある。

ほかにも、秀逸な部分がある。靖国神社参拝や中国に関する養老さんの見解だ。
「無宗教の墓地という意見にまったく賛成しません」「無宗教の墓地を国が作ったら、その管理もすべて国がやるとうことになる。当然、そこで働く人は全て国家公務員になる。これでは、国が新しい宗教を作ったのと同じことになる」
「靖国神社を参拝して何が悪い。中国が何を言おうが放っておけ。それで中国で商売が出来なくなるというなら、そんな商売は止めてしまえ」
「中国共産というのは結局革命で、武力で天下をとった。正当性は腕力にしかないというのが彼らの根本にあるわけで、その点には十分注意する必要がある」
「北京政府の正当性は何かということについては、日本政府は絶えず意地悪く尋ねてみるべき」

ついでながら二匹めのドジョウを狙う売文業者村上はこんな本を「また」出している。私の優れた書評を一人でも多くの人が読んで、若者をからかい食いものにしている村上の悪魔の商法の犠牲に一人でも多くの人がならないことを祈ってやまない。

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紙の本

ホンネで答える

2006/01/24 00:05

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:北祭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 養老さんは『バカの壁』『死の壁』を出版してこのかた、いろいろな相談を受けるようになったのだそうです。本書は、そうした質問を編集部の人がまとめて、それに養老さんがホンネで答えたもの。全十二章、読みきりです。
 第一章は「若者の問題」と題され、若者の凶暴化、ニート、個性などについて語られます。ニートやフリーターが増えていることは現代の大きな問題です。現状に満足せず、何かを求める若者達。ある調査によれば、働かないのは「自分に合った仕事を探しているから」という理由を挙げる人が多いとか。しかし、「これがおかしい」「二十歳やそこらで自分なんかわかるはずがない」という養老さんは、さらに続けてこう語ります。
「仕事というものは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります」
 養老さんは想像でいっているわけではありません。自らの経験から出た言葉です。解剖という仕事は、死体の引き取り、研究室での解剖、お骨を遺族に返すまで全部含まれるといいます。それのどこが私に合った仕事なのか、そんなことに合っている人間なんているはずがない、そういうのです。だいたい、養老さんは大学院を決める時にジャンケンで負けて解剖にいったという逸話があるくらいですから。始めはそんなものでしょう。ともかく、解剖という仕事が社会に必要であってそういう穴がある。それを埋め、がまんして一生懸命やっていれば社会が大学を通して給料をくれるんだと。
「合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。一から十までやらなくてはいけない。それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよということが結論です」
 自分の考えはどんどん変っていく。そこが肝心なところです。養老さんは、ある講演会でいっていました。モノを作るわけでもない解剖という仕事を一生懸命にやって、いったい何が出来上がるのか。。。それは自分自身なんだと。仕事というものの本質をついた養老節でありました。

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紙の本

三題噺「お墓」。

2006/01/31 03:25

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「え〜。まいどバカバカしいお話を一席」なんて言葉は、
今どき落語家でも使わないのかなあ。
さて、この新書に、ちょいと小林秀雄著「本居宣長」が取り上げられておりました。そういえば、その「本居宣長」の第一章はといえば、宣長の墓がまず登場します。
「彼(宣長)の墓は、遺言状の指定通り、二つある。一つは、当時の習慣に従った形式上のもので、城址に極く近い本居家の菩提寺の樹敬寺に在るのだが、もう一つの墓、遺言状に『他所他国之人、我等墓を尋候はば、妙楽寺を教へ遺し可申候』とあるものは、町の南方、二里ほどもあろうか、山寺の妙楽寺といふ寺の裏山に在る。私(小林秀雄)が、急に尋ねたくなつたのは、それである。」
私なら、
ここから三題噺をはじめたくなります。
ひとつが、小林秀雄著「本居宣長」(新潮文庫)の導入部。
ふたつめ、古田博司著「東アジア『反日』トライアングル」(文春新書)にある、「付録Ⅱ 靖国神社と東アジアの霊魂観」。
みっつめ、北海閑人著「中国がひた隠す毛沢東の真実」(草思社)の第12章「墓を壊す」。
それでもって、
三題噺が終わったら、
養老孟司著「超バカの壁」の第7章「靖国の問題」を、読み直す。
小林秀雄さんは
「本居宣長」の第二章で
「或る時、宣長といふ独自な生まれつきが、自分はかう思ふ、と先づ発言したために、周囲の人々がこれに説得されたり、これに反発したりする、非常に生き生きとした思想の劇の幕が開いたのである。この名優によつて演じられたのは、わが国の思想史の上での極めて高度な事件であった。・・私が辿ろうとしたのは、彼の演じた思想劇であつて、・・宣長の述作から、私は宣長の思想の形體、或は構造を抽き出さうとは思はない。実際に存在したのは、自分はこのやうに考へるといふ、宣長の肉聲だけである。・・」
うん。
本居宣長もよさそうですが、今なら養老孟司著「無思想の発見」(ちくま新書)と「超バカの壁」とを読んで、養老さんの肉声を聞いてみればいいのじゃないかと愚考するのでした。

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紙の本

題名で誤解

2006/08/12 13:01

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:える - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なんだか題名だけを見ると、世の中の「バカ」を指摘し叱り付ける、という内容を想像し、今まで敬遠しておりましたが、養老孟司氏の講演会に参加する機会に恵まれ、大変感銘を受け、帰りに書店でこの本を手に取りました。
 人生で巡り合う様々な問題、人間関係・いじめ・男女間の事、靖国参拝やライブドアなどの時事問題、テロ・戦争・中韓関係・少子化問題・ネットと幅広い話題について、養老氏が私ならこう考える、こう思うという見方のモデルを分かり易く示してくれます。
 養老氏の提示する違った見方は、奇を衒ったものではないので、なるほどと思わせてくれ、当事者が主観的になり過ぎる事を諌め、視野を広げて客観的に物事を見る大切さを教えてくれます。
 特に印象に残ったのは「誤解」についての件でした。
 誤解する、誤解されるは人生にままある事で、誤解された時の不愉快さは多くの方が経験されていることでしょう。
 しかし養老氏は誤解して損をするのは相手だといいます。それだけ真実から遠ざかっているから、なのだそうです。誤解するのは人の勝手で、自分はできるだけきちんとやるしかない。そうすれば誤解した相手が損をする確立が高くなるということです。
 この考え方には勇気づけられますし、これからはなるべく誤解をしないように気をつけようと身が引き締まる思いがしました。なにしろ題名だけを見て判断し、養老氏の著作と出会う機会をあやうく逃すところでしたから。

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紙の本

目次

2005/12/09 19:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:新潮社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1 若者の問題
若者は凶暴になったか 昔の若者は悪かった 私もフリーターだった 憧れのニート 「自分に合った仕事」なんかない 給料は社会にもらう 世襲のすすめ 秀吉はえらい ニートに感謝する オンリーワンよりただの人 時期が来る 個性に自信がない こだわりという壁

2 自分の問題
自分とは一体何者か 無意識の本質的確信 脳は勝手に動く 墓の違い 日本人の「私」

3 テロの問題
テロとは戦うべきか 大切なのは予防 保守の意味 自爆テロと特攻 テロは倫理問題 恋愛もテロ 血税の意味 マツタケ足りて礼節を知る

4 男女の問題
なぜ女は強いのか 男は極端 政治家の夜 動物も安定している

5 子供の問題
少子化はなぜ起こるのか 「らしさ」が消えた たたき込むことの大切さ 子供中心で考える 大人の都合 子供には手入れ 「ああすればこうなる」式とは 子供と株は違う いじめは都市が作った 大人のいじめ

6 戦争責任の問題
反日をどう考えるか 北京政府を相手にせず 統一をすすめよう 憲法第九条と後ろめたさ 世論調査は怪しい 被害者根性

7 靖国の問題
靖国参拝の何が悪いのか 私の抱えた靖国問題 解剖体の慰霊 国立宗教の誕生 すっきりしなくていい 中国、韓国は放っておく

8 金の問題
金で買えないものはないか 金への恨み 金で買えない死体 研究は金で買えるか

9 心の問題
心の傷は治すべきか 震災と戦争のPTSD イライラする匂い ヤコブソン器官 連続殺人犯の脳

10 人間関係の問題
なぜイライラする人が増えているのか 老人文化の必要性 つかず離れずがいい ファンレターの返事 原則を持つ 職業倫理のない人

11 システムの問題
活字離れは問題なのか ネットとメールも活字文化 テレビの影響力 カオス理論 フラクタル理論 結論は物差し次第 わからないことの価値 システムの複雑さ エントロピーとカラス 丸もうけは無理

12 本気の問題
誤解されると損をするか 誤解はあたりまえ 分をわきまえる だれでも転職する遺族に殴られたこと 面倒から逃げない 雑用のすすめ

あとがき

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紙の本

改めてバカの壁を感じる

2007/02/25 14:57

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきはじめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 若者の問題に始まり、世間でしばしば取り沙汰されるいろいろな話題についての見解がのべられています。一見、個々の話題に特別なつながりは無いように思いますが、節々に人口の都市集中、都市化の影響があるという共通した主観を感じました。それは私にとって違和感のないものでしたが、或る機会に若者の問題の一節について二十歳前後の若者に感想を尋ねたところ、意見の違いどころか頭から受け付けないという感想が目立ったことに驚きました。確かに、一部分を読んだだけでは著者の意図はわかりにくいものでしょうが、改めてバカの壁を感じることになりました。
 最後のテーマにあるように、「誤解はあたりまえ」と言っても何が正解かもわかりませんが、いろいろな意見に触れてより確かな思い込みをしたいものです。

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紙の本

最近、この新書に題名をつけている人は誰だ!

2006/03/13 22:42

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

 壁シリーズも『バカの壁』、『死の壁』、『学問の壁』(これのみ出版社が違う)に続き4作目。今度は『超バカの壁』ときたもんだ。養老さん、本当にこれでいいと思っているの?内容はまた同じ、同工異曲とはまさにこのことであろう。

 同工異曲の本を出すことに全く意味がないわけではない。そう思ったのは最近女子高生の次のような会話を聞いたからだ。

A:「超バカの壁、面白かったよ。」
B:「なにそれ?」
A:「本よ、本。」
B:「ふぅ〜ん。読んでみようかな。」
A:「バカの壁って本もあるらしいよ。」
 Aは、バカの壁を読んでいないのだ。いきなり超バカの壁だったのだ。まあだから、同じような本を何冊か出すことは許そう。品が豊富なら出会う人も増えるだろう。

 しかし、『超バカの壁』ですよ。「超」などという言葉遣いを許していいのか。それを否定する内容でしょうが。題名をつけたのは養老本人ではないだろうが、出版前に題名は聞かされていたはず。売らんかなの題名決定である。二匹目、三匹目のドジョウねらいである。最近この手の出版が多すぎないか。いくら新書戦争の時代とは言え、内容で勝負するのが本来であるはずだ。もう少しウィットのきいた題名を考えるべきだ。内容まで色褪せて見えた。

 新潮社さん、いい本もあるのだから、奇を衒った題名で(他に『人は見た目が9割』『もしも義経にケータイがあったなら』など内容を正しく表現していないものなど)人目を引いて売ろうなんて、考えないでください。それでなくても、他社の新書と比べると、文字は大きく、ページ数は少なめ。これでは国家の品格じゃなく、出版社の品格にかかわるのでは?

 内容は、それなりで悪すぎないので、★3つとした。

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