- 販売開始日: 2010/07/02
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900113-0
GO WEST!
著者 松岡なつき (著)
高校を卒業した憲章(のりあき)は、その日暮らしのフリーター。そんな憲章を見かねた伯父は、「性根を叩き直してこい!!」とテキサスの牧場に預けてしまう。そこで出会った牧場主の...
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商品説明
高校を卒業した憲章(のりあき)は、その日暮らしのフリーター。そんな憲章を見かねた伯父は、「性根を叩き直してこい!!」とテキサスの牧場に預けてしまう。そこで出会った牧場主の息子ディラン――意地悪で人使いの荒いカウボーイに、朝から晩まで働かされ、生意気な憲章ももうヨレヨレ。初めはお互い気に食わなくて、喧嘩ばかりしていた二人だけど…!? ワイルド・ウエスタン・ラブ。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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ワイルドで格好良い働く男達
2002/07/25 00:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こと - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校を卒業した憲章は、その日暮らしのフリーター。そんな憲章を見かねた伯父は「根性を叩き直してこい」と、騙して連れて来たテキサスの牧場に勝手に憲章をあずけてしまう。そこで出会った牧場主の息子ディランは何も出来ない憲章にまったく優しくない。最初は反発する2人だがディランはだんだんと憲章の素直さに惹かれていく。
実は暇つぶしに本屋に行った際にどうせ読むなら分厚い本(普通の本より100ページほど多いです)の方が良いという理由だけで選んだので、中身は期待してなかったのです。しかし読んでみたらどうでしょう。世界観がきちっとしていて、とても読み応えがありました。憲章の片言の英語が平仮名で書かれていてとても可愛いです。ディランの格好良さも嫌味なく描かれていて良かったと思います。伯父さんはやりすぎの感がありましたが、特に引っかかる設定もなく、最後まで面白くて一気に読めました。
松岡さんは海外モノが多くて共感できる部分が少なさそうだったので今まで敬遠して読んでいなかったのですが、私が間違っていました。舞台となるテキサスやカウボーイという職業のすごく細部まで調べているようで、彼らの日常が目に浮かぶようにきちんと描かれていて、非常に上手い作家さんだと思いました。これを切っ掛けに集めようと思っています。
ほたか乱さんの挿絵もストーリーを邪魔せず、良かったと思います。
カウボーイ
2002/07/28 19:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校を卒業し、フリーターをしていた憲章。その覇気のない生活ぶりをみかねた憲章の伯父は、「性根を叩き直してこい!!」と知り合いのテキサスの牧場に預けてしまう。そこで出会った牧場主の息子ディラン。初めはお互い気に食わなくて、喧嘩ばかりしていた二人だが次第にうちとけていく。
目的もなく日々を過ごしていた憲章。でもテキサスに連れてこられ、ディラン達と出会い過ごすうちに、生きる目的を見つける事が出来た。最後の伯父さんのやディランの兄のオチはクスクスと笑ってしまった。彼ららしく末長く幸せに暮らしてほしい。
テキサスの牧場を舞台にカウボーイがきめてくれます
2002/07/21 12:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミントティー - この投稿者のレビュー一覧を見る
叔父に無理やりテキサスに連れてこられた憲章(のりあき)は牧場に叩き込まれる。訳もわからぬまま牧場で働くはめに、金髪碧眼の美丈夫なカウボーイ・ディランにこき使われまくり、文句もでないほどヨレヨレの日々、こんな二人のテキサスハッピーラブワールドです。ワイルドなディランの攻めぶりも見逃せません。松岡なつきさんの本の中で一番好きな本です。
ワイルド。
2001/09/22 20:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり突飛な設定だけど、最初から最後まで登場人物の心情や作業の進み具合などが丁寧に書かれていて不自然さがなかったです。第一、変な言い方だけど外国人がちゃんと外国人に見える(笑)金髪碧眼だけど中身はどうしたって日本人にしか見えない、言葉遣いもカタカナが多いだけで日本語だった…なんてこともなく、生活習慣や考え方などがしっくり落ち着いてました。
そしてアメリカで育ったために日本の学校や友達になじめないでいる主人公の春央が精神的にとてもタフ。彼がアメリカからやって来たアレックスや仲間たちのアドバイスを受け入れ自分の傷を克服し、成長する様子がとても前向きでした。全体的にぱりっとした印象で、軽すぎもせず重すぎもせず、それなりに読後感もあって良かったです。
本当のかっこよさ
2002/12/29 16:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由似 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親のすねをかじって気ままに暮らす主人公・憲章は今どきの男の子。そんな彼の性根を叩きなおすため、伯父は旅行と偽り彼をテキサスに連れて行き、そのまま彼を牧場に置き去りにしてしまう。そこで出会ったのが牧場主の息子でカウボーイのディラン。父から憲章の後見役を命じられたディランは、嫌々ながら、彼の面倒を見る羽目になる。厳しいディランのやり方に反発する憲章。顔を見ればケンカばかりの2人だったが…。
設定はかなり奇抜で、現実にはありえないという感は受けるものの、相変わらずの松岡先生の筆力で「ま、いいか」と納得させられてしまう。
牧場の生活や、カウボーイの服装についてなど、かなり細かく書かれており、カウボーイ=かっこいいという認識がいかに甘いかということを感じさせられた。ディランは厳しく寡黙なタイプだが、それが逆にかっこよさを引きたてている。一方で憲章のどこにそういうディランをメロメロにする要素があるのか、ちょっと説得力に欠けるかな、という気がしないでもない。とはいうもののカウボーイの描写が大変興味深く、楽しめる内容になっているのは確かだ。