- 販売開始日: 2010/07/02
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900442-1
そして指輪は告白する その指だけが知っている(4)
著者 神奈木智
大学に無事合格すれば、春には恋人の裕壱(ゆういち)と同居できる!! その目標をご褒美に、受験勉強に励む渉(わたる)。ところが試験当日、裕壱が初恋の相手の手術立ち会いで、急...
そして指輪は告白する その指だけが知っている(4)
商品説明
大学に無事合格すれば、春には恋人の裕壱(ゆういち)と同居できる!! その目標をご褒美に、受験勉強に励む渉(わたる)。ところが試験当日、裕壱が初恋の相手の手術立ち会いで、急遽NYに渡米することに!! 自分から進んで送り出したけれど、実は不安に揺れる渉…。そんな時目の前に現れたのは、渉に片想いする浅香(あさか)だった。「架月(かづき)くんが帰国するまで傍にいたい」──真摯で切ない願いを渉は拒めずに!? ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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架月の過去
2019/01/15 10:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学に無事合格すれば、春には恋人の裕壱と同居できる!! その目標をご褒美に、受験勉強に励む渉。架月も渉ももっとお互い我が儘を言って、もっとラブラブになってほしい。この巻は今までで最強の障害が二人の間に立ちふさがります。
シリーズ4冊目。
2016/12/04 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅香先輩の弟登場。大学に無事合格すれば、春には恋人の裕壱と同居できる!!その目標をご褒美に、受験勉強に励む渉。ところが試験当日、裕壱が初恋の相手の手術立ち会いで、急遽NYに渡米することに!!裕壱が渉よりも初恋の元カノを選んで、NYに行ってしまった…。なんでここで元カノが出てくるんだ。最後に裕壱の指輪が送られ来てショックを受ける渉。一番可哀そうなのは浅香先輩だよ。次々と二人の邪魔をしようと画策する架月の兄。
兄が非常にウザいです。
2007/07/05 18:58
11人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは好きなので、漫画化されたものも含めてずっと読んできているのですが……ここへきて、さすがに「身内による妨害工作」が非常にウザく感じられるようになってきました。
BL作品に限らず、恋愛のお話では、当事者の身内がやたらと幅をきかせて引っかき回す力をもっていたりすると、興ざめすることが多いです。恋する気持というのは主体的なものであるはずなのに、その主体性、主権を妨害する身内があまりに強大であると、恋愛自体の存在感が薄れていってしまうからです。
この作品の裕壱の兄・祥平は、自分の弟が、男の渉と恋愛することで将来的に不幸になるのを避けるため、実にマメに姑息な心理攻撃をかけて、なんとか別れさせようとしています。三巻ぐらいまでは、まだ「恋愛に障害はつきもの」というレベルで済んでいたようですが、この巻での祥平のやり口は、自分が少なからず関係していた他人の心の傷を、裕壱や渉を陥れるためのトラップ代わりに利用して、しかも自分だけは絶対に悪者にはならないように、かつ矢面にも立たないように、巧妙に立ち位置を計算しながら事を運ぼうとしています。
まあ、「ずるい大人」の典型のようなやり口ですが、まだ若い裕壱や渉は、いちいちその罠にかかって、穏やかに関係をはぐくむための貴重な時間を浪費させられた上、不必要に他人の傷をえぐる加害者の役割まであてがわれてしまっています。
にもかかわらず、祥平が、最愛の弟の幸福のためにノーマルでない恋愛に走ろうとする二人を試すという、「善意の」スタンスである限り、誰も祥平を憎悪したり、直接的に反撃したりすることができないのです。なぜならみんな、頭のいい、よい子だからです。
こうして祥平は、巧妙に保身をはかりつつ、裕壱と渉に関係する全ての人間を手玉に取って弄び、ずうずうしくも自分が主役になって楽しんでいるかのようにも見えます。こういう大人、ほんっとに、ムカツキます。神奈木 智作品には、ときどきこういう人物が出てきますが、今回はほんとに最悪です。祥平は、絶対にどこかで煮え湯をたっぷり飲まされて、死ぬほどほえ面かかされるべきです。私は完全にムカついているので、祥平が最愛の妻に見限られて離縁され、娘にも完全に見捨てられた挙げ句、自分も男に走った上で失恋するところまで行っても可、と思います。彼はすでにそれぐらいのことはしています。たとえ相手が子供であっても、真剣に人生を築こうとしている相手を転がして「試す」ようなまねをする権利はありません。まして自分だけのうのうと安全地帯にいながらそういうことをするのは、完璧な反則でしょう。いっぺん毒の沼地に沈め、と言ってやりたいです。というか、沈めたいです。