- 販売開始日: 2010/07/02
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900085-0
ドレスシャツの野蛮人 ブラックタイで革命を2
大胆な行動力と手腕を買われ、ロンドンの商社に引き抜かれた淳(じゅん)と照彦(てるひこ)。私生活も仕事も充実していた二人はある日、些細なことから大ゲンカをしてしまう。傷つく...
ドレスシャツの野蛮人 ブラックタイで革命を2
商品説明
大胆な行動力と手腕を買われ、ロンドンの商社に引き抜かれた淳(じゅん)と照彦(てるひこ)。私生活も仕事も充実していた二人はある日、些細なことから大ゲンカをしてしまう。傷つく淳の前に現れたのは、社の御曹司・ジェイク――有能で自信家な照彦の、目下の最大の天敵(ライバル)だった。淳に惹かれるジェイクは、「照彦から僕に乗りかえないか?」と甘い誘惑を囁いてきて…!? スリリング・ラブ第ニ弾。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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悪辣な山賊
2020/07/31 00:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ブラックタイで革命を』の続編、舞台をロンドンはウォール街に移して仕事と恋に翻弄される照彦と淳
相変わらずしっかりとした文章で読者を引っ張り込んで離さない松岡センセ、うん上手い
今回は淳が学生ということもあり、仕事のパートナーとしての活躍がなかったのが残念だがその代わり照彦の弱ってる姿が垣間見れたし、元妻や仕事仲間など周辺の人間模様などが知れて良かった
読むのは何回目かになるのだが毎回夢中になって読んでしまう
愛している限りは許すと言える愛
2002/07/21 02:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えんじゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1作目は、アフリカの空の下での、大胆で情熱的な恋の話だったが、今回は、うってかわって、冬のロンドン。陰鬱な空の下で、二人の恋に、初めての辛い試練が襲う。
前回、アフリカでクーデターから身一つで脱出した照彦と淳。その際のトレーダーとしてのが豪腕が買われ、今はロンドンの商社にスカウトされて、ブライベートでも甘い生活を楽しんでいた。しかし、些細な感情のすれ違いから、二人の関係はこじれてしまい、淳は照彦と住んでいたフラットをでてしまう。傷つく淳の前には、照彦のライバルであるジェイクが現れ、「僕のパートナーになってくれないか」と甘く口説く。一方照彦のほうは、先物取引のトラブルで危機に立っていた。惨めなままの自分では淳に会いにいけないと、照彦は起死回生のチャンスを狙うが…。
すれ違う感情のままに照彦に強姦まがいに犯されて、絶望し、照彦の側から離れる淳。一人で苦しみながら、それでも愛してる限りは、許すといく淳の言葉が、すごく心に残った。
二人が、離れ離れになっても、それぞれの立場で互いのことを想いながら、愛を深めていくというところが、前回とまた違った恋の醍醐味があり、読み応えがあった。
舞台となる先物取引とか、トレーダーのやり口とか、普段興味のない世界も、こういう風に描かれると、実に面白い。まさに戦場という感じで、ロンドンの金融業界の空気や、会話がすごくリアルに感じられる。スリリングな展開は、まるで経済小説! 松岡さんは、どういう状況を舞台にしても、リアリティのある世界を描ける方で、今回も唸ってしまった。
今回は、淳が学生をしているということもあり、照彦の仕事上のパートナー的な部分がなかったのが、ちょっと残念といえば、残念。