吉崎医師の甘美な診察
著者 著者:ふゆの仁子
先輩医師・田淵との不毛な関係に絶望していた蓮見英律は、別れの修羅場を後輩医師・吉崎に見られてしまう。その折の怪我で入院した蓮見の看病を申し出た吉崎は、二人きりの病室で突然...
吉崎医師の甘美な診察
商品説明
先輩医師・田淵との不毛な関係に絶望していた蓮見英律は、別れの修羅場を後輩医師・吉崎に見られてしまう。その折の怪我で入院した蓮見の看病を申し出た吉崎は、二人きりの病室で突然誠実な仮面を脱ぎ捨て、酷薄に告げた。「黙っていてほしければ、おとなしく従ってください」。快楽に弱い淫蕩な体を玩ぶように、夜ごと不埒な診察で蓮見を翻弄する吉崎。愛に焦がれる蓮見の心は、その執拗な愛撫がもたらす甘い官能に、別の意味を探してしまうのだが…。夜が狂わすアダルトラブ! ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください
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好きだとひとことなぜ言わない?
2007/03/28 22:20
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの前作「藤原医師の淫らな接待」では、人当たりのいい、温厚なお医者さんだった吉崎医師が、すっかりご無体な人になっているのに驚きました。
何年も前から片思いして見つめていた蓮見医師が、自分の目の前で男と別れ話の修羅場をやっているのを発見して、絶好の割り込みチャンスだと思うのは分かります。でもいきなりそこに車で突っ込んでいってはねとばすというのは、人としてどうなのか。
もちろん意図的にはねたわけでなく、本当は驚かして連れ去るだけのつもりだったようですが、蓮見医師のほうは吉崎医師を全く知らなかったわけですから、それだってかなりムチャな話です。
長期間の片思いでよほど頭が煮詰まっていたのかもしれませんが、同じ病院の同僚なんですから、もうすこし少し穏やかにアプローチする方法だってあったでしょうに、打撲や骨折を負わせて強引に攫うのでは、ほとんど原始人並の求愛です。原始人がホントにそんなことしてたかどうか知りませんけど、少なくとも腕のいい医者の愛情表現とは思えません。
事故の後処理も、強引の一言です。
自分が加害者であることを盾にとって、腕の骨折で入院した蓮見医師のために、長期休暇を取って下心満々のヘルパー役に徹しようとし、それを蓮見に断られると、今度はよその病院の医師との愛人関係をネタに脅迫する形で、無理やり思い通りにさせる始末。こんなやり方では、いくら徹頭徹尾優しく振る舞い、愛情を込めて世話をしたところで、蓮見医師が怯えて疑心暗鬼になるのも当然と言えましょう。そんな手の込んだことをする前に、「ずっと前から好きだった」と、勇気出して正直に告白していれば、十ページで話は片付いてさっさと幸せになれそうなのに……まあそれでは短すぎて本になりませんが、吉崎医師の気持ちが理解できずに苦しむ蓮見医師の切ない心情を考えると、途中の紆余曲折がなんとも気の毒でなりませんでした。
でも考えてみると、この「医師」シリーズだけでなく、「弁護士」シリーズのエリートな人々も、とにかく素直に「好き」と言わずに相手をイジメつづける人たちばかりでありました。もしかしたら皆親戚なのではないかと疑いたくなるほど、肝心なところで臆病で言葉が足りない面が似ています。
蛇足ですが、蓮見医師がつきあっていた田端というモラハラ医師の「その後」がかなり気になります。いいように弄んで利用し傷つけてきた蓮見に捨てられ、しかたなく妻子のもとに戻ったのでしょうけれど、あんなに人の気持ちの分からないロクデナシでは、いずれ妻子にも見限られる日が来そうですが、蓮見医師の回想シーンでは、少しはいいところもある人のようなので、この破局を期に猛烈に改心していい家庭人になったりする可能性もなきにしもあらずで、ぜひその後日談も読みたいと思いましたが、まあ吉崎たちにとってはどうでもいい話かもしれません。
それと、吉崎医師たちの勤める病院の看護師さんたちの腐女子率が高そうなことにも驚きました。独身の男性医師同士をくっつけた上、喜んでサポーター役を買って出る看護師団のいる病院……なんか怖いです。
報われない恋の受
2017/09/30 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お話は良く出来ていたんですが、ぐっときませんでした。
報われない恋愛を続ける受を攻が救い出す…的な展開は好きなんですが、快楽に流される受と、怪我人に手を出す鬼畜っぽい攻はあまり好きではありませんね…。