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大菩薩峠(11)
著者 中里介山 (著)
竜之助を追って兵馬は雪の白骨へ到ったが、竜之助を見出せぬまま、空しく去る。それより先、お銀様の帰郷した有野村で火災、継母とその子が焼死した。荒れる気持ちをもてあますお銀様...
大菩薩峠(11)
大菩薩峠 11 (ちくま文庫)
商品説明
竜之助を追って兵馬は雪の白骨へ到ったが、竜之助を見出せぬまま、空しく去る。それより先、お銀様の帰郷した有野村で火災、継母とその子が焼死した。荒れる気持ちをもてあますお銀様。そんな彼女と別れ白骨へ向かう弁信に、行くのはよせと声がする。一方、安房洲崎では駒井の食客となったマドロスが、沈没船を探索する毎日。そこに聞こえるのは茂太郎の唄う即興歌、ハライソ、ハライソ……。「鈴募の巻」「Oceanの巻」「年魚市の巻(一~二十八)」を収録。
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紙の本
幻想現実入り乱れ。
2002/05/17 16:59
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
7巻辺りから物語は脱線し始めたが、この巻では「ピグミー」が登場するなど、ユーモア(?)が増す。英語はともかく、とても当時は無かったと思われる現代語が、当然のように科白で使われる。ひょっとすると、三田村鳶魚の揚げ足取りに立腹して開き直ったのだろうか。私としては、大菩薩峠のような小説なら、それで構わないと思うが。
竜之介とお雪の仲が邪推される根拠となった滝沢馬琴の「近世説美少年録」が気になる。読んでみたい。馬琴の小説は、近代小説に近いようだ。