世界の「紛争」ハンドブック
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世界の「紛争」ハンドブック いつでもどこでも読める Race,religion,land,rights and interests−−why people kill each other
著者紹介
古藤晃 (著)
- 略歴
- 1945年生まれ。長年予備校の教壇に立つ。古藤事務所代表。著書に「もう一度はじめる英作文」「ビジネス英語を速く読む」などがある。
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紙の本
大人の教科書
2002/06/06 20:01
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投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦以降、日本は(少なくとも表向きは)戦争に関わっていない。
日本人の多くは、第二次大戦以降戦争そのものがこの世から遠のいているように感じてはいないだろうか?
しかし実際には、五十年前に集結した世界戦争以後も、世界中で様々な戦争が生まれ、あるいは終わり、またあるいは続いているのだ。
ニュースでは一般に「軍事行動」や「紛争」などと呼ばれるそれらの戦争は世界中にあり、日本人の知らない場所でますます数を増やしている。
本書はそれら世界各地の紛争の主だったものを一冊にまとめたハンドブックである。このサイズならば確かにいつでもどこでも読めそうだ。
「そもそも、どうして争いが起こったのか」
「現状はどうなのか」
「これからどうなりそうなのか」
——などなど、さしあたって必要になる情報はこの一冊で網羅されている。
さらにキーワードの詳細な解説、キーパーソンの説明などが掲載されており、これはまるで歴史教科書のようである。
二十一世紀、相変わらずきな臭い百年になりそうだ。これからを生きる我々にとって、紛争という側面から現代を見つめる本書は意義深い。これは大人のための社会科教科書と言えるだろう。
願わくば、百年後にはこの手の本が意義深さを失っていますように。