殺人を呼んだ本 ─私は図書館─
著者 赤川次郎
林の中の古びた洋館――それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。殺人現場で被害者が抱いていた本や、連続殺人犯が愛読してい...
殺人を呼んだ本 ─私は図書館─
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商品説明
林の中の古びた洋館――それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。殺人現場で被害者が抱いていた本や、連続殺人犯が愛読していた本、首吊り自殺の踏み台として使われた本など……。この一風変わった図書館に住み込みで勤めることになった松永三記子。彼女が書庫の本を手に取ると、その本にまつわる不思議な出来事が次々と起こるのだった。一冊の「本」が引き起こす様々な事件を描く連作小説集。
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女は度胸!
2002/07/14 20:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんご酢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「野々宮図書館」という奇妙な洋館で起こるミステリー5本だてである。松永三記子はこの図書館の管理人として洋館に住み込みで雇われた。ここの蔵書は変わっていて犯罪や事件がらみの物ばかりであった。殺人事件で被害者が抱いて死んでいた本、若い女ばかり狙う変質者の愛読書、一家心中したときに足場代わりに積み重ねられた本とかなのだ。
しかもその本にまつわる幽霊が出没となれば、普通は逃げ帰ってしまうのが普通だが、それではお話が進まないので、三記子は、赤川シリーズによく登場するような好奇心の塊で冒険心に富んだキャラであった。三記子は幽霊たちにつきあって、その事件の真相をつきとめていく。終始楽しめる明るいミステリーである。
本が事件を巻き起こす。
2001/08/30 14:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みんみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
松永三紀子が勤めることになった野々宮図書館は、実は犯罪の関係者の物であったり、事件の現場にあった本ばかり集めた図書館であった。そして、三紀子が襲われたり、幽霊が出たりと次々と本がらみの事件が起こる。
図書館、幽霊、犯罪に関係ある本とかなり暗い設定であるが、三紀子やその周りの人々が意外と陽気であるのでそれほど怖くなくカラット仕上がっている。「隠れんぼうをした本」で本が自分で好きな所に行ってしまうのが面白かった。