木枯し紋次郎(四)~無縁仏に明日をみた~
著者 笹沢左保 (著)
「あっしは人を信じねえ代わりに、人から信じられるのも嫌えな性分です」天保の改革、大塩平八郎の乱、米船の浦賀への入港……。しかし紋次郎に限らず、農民も商人もやくざな稼業の者...
木枯し紋次郎(四)~無縁仏に明日をみた~
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商品説明
「あっしは人を信じねえ代わりに、人から信じられるのも嫌えな性分です」天保の改革、大塩平八郎の乱、米船の浦賀への入港……。しかし紋次郎に限らず、農民も商人もやくざな稼業の者も、時勢の変動を感知することなく、その日の生活に追われていた。俗世に係わらず、義理にも人情にも煩わされずという生き方こそ、紋次郎がそこで学んだことであった。
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明日は我が身の無縁仏。
2002/07/31 00:14
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「無縁仏に明日をみた」「暁の追分に立つ」「女郎蜘蛛が泥に這う」「水車は夕映えに軋んだ」「獣道に涙を棄てた」を収録。紋次郎の当て所の無い旅は進み、人間不信と陰影はますます濃くなってゆく。
「女郎蜘蛛が泥に這う」のラスト、女の帯が解けて水車に巻き込まれて解けてゆくシーンは、市川雷蔵と中村玉緒主演の映画「大菩薩峠」(大映)で、お浜が水車小屋で竜之助に襲われるシーンで使われていて印象的だったのだが、それを真似たのだろうか?いずれにしろ、凄艶と怨念のこもった完璧な仕上がりである。