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追いつめられて
著者 小池真理子 (著)
優美には他人に言えない秘密の愉しみがあった。「万引」である。いつもなら安物のアクセサリーを狙うのだが、その日は市価120万円もの燦然たるダイヤの指輪に狙いを定めた。いつに...
追いつめられて
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追いつめられて (ノン・ポシェット)
商品説明
優美には他人に言えない秘密の愉しみがあった。「万引」である。いつもなら安物のアクセサリーを狙うのだが、その日は市価120万円もの燦然たるダイヤの指輪に狙いを定めた。いつにない極度の緊張と恐怖を全身に感じながら、どうにか成功させた優美だったが、本当の恐怖はそのあとから始まった!――見えない恐怖をスリリングに描くサイコ・サスペンスの傑作短編集。
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密度の濃い短編集
2004/07/25 02:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
小池真理子「追いつめられて」。短編集です。(1)窓辺の蛾(2)悪者は誰?(3)追いつめられて(4)泣かない女(5)隣りの女(6)予告された罠の6篇の作品が収録されています。う〜ん、やはり小池真理子の短編は良いですね。どの作品も密度が濃いです。こんな事言うと怒られてしまいますが、手抜き無しって感じでしょうか。短編ながら伏線あり、どんでん返しありで十分堪能できます。
余分な所をそぎ落とし凝縮された短編集はどの作家も同じようなのですが、ラストに含みを持たせています。後は読者が想像して下さいって事ですね。長編ですと大円団が欲しい所を原稿用紙の枚数制限のせいでしょうか、読者にバトンを渡す、そんな感じこそ、ぼくが短編集の大好きな大きな要因です。