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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2010/07/02
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  • 出版社: 中央公論新社
  • ISBN:978-4-12-203900-1

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一般書

電子書籍

南洋通信

著者 中島敦 (著)

南洋庁国語編修書記・中島の目に映った「南洋」とは。珠玉の小品集に当時の日記・書簡を加えたアンソロジー

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南洋通信

税込 838 7pt
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南洋通信 (中公文庫 BIBLIO20世紀)

税込 838 7pt

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みんなのレビュー7件

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評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

蒼い空と海を遠く想って

2006/10/29 11:31

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 23-25歳の頃、仕事で ミクロネシアの島々を巡る日々がかつて有った。

 今はダイビング等で有数の観光地になっているわけだが 一方太平洋戦争の戦場であり 当時も仕事の合間に 日本軍の遺構を見学した。サイパンのバンザイクリフ、テニアンのエノラゲイが飛び立った旧日本軍の空港。特にトラックでは老人が日本語で話し掛けてきたことにびっくりした事を今でも良く覚えている。敗戦から40年以上経った南の島々は 穏やかな青い空と海であった。もう15年も前のことだ。

 当時から ミクロネシアや北マリアナ連邦を取り上げた戦争の記録があってしかるべきだと思っていたが 実は 中島敦がこのような作品を残していた。

 端正な中国物を残し夭折した作家は 南洋庁勤務でパラオに駐在した役人であったとは知らなかった。読んでいると いかに中島が熱帯に苦しんだかということがよく分かる。例えばサマセットモームが 同じように南洋を旅しながら次々と「雨」等の傑作を書いたことを 横に並べると その資質の違いが分かると思う。結局中島は 南洋で疲れ果てたのか帰国後まもなく喘息の発作で亡くなった。南洋通信に見られる愛息2人と妻への愛情を読み取った僕としては その経緯は非常に辛いものがある。

 僕も今でもたまに 南洋に出張する夢を見る。青い空と青い海の楽園の夢だ。中島が命を縮めた その楽園である。

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紙の本

南洋の地から日本にいる妻子を思う中島敦の熱い思いが伝わる

2003/03/17 00:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:国見弥一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「中島敦は,昭和16年6月パラオ南洋庁国語編修書記に任ぜられ、日本政府の
皇民化教育の方針に添った日本語教科書編纂のためにこれらの島々をめぐる旅に
出発し」た。
 『南洋通信』は、その際、中島敦が国の妻や息子達に贈った手紙や葉書などの
通信を纏めたものだ。
 本書で少し残念なのは、中島敦はただ、葉書を書いたのではなく、彼自らが
描いた絵で絵葉書に仕立てている。その絵がまるで見られないことだ。文庫本の
限界なのかもしれないが、ちょっとというより、かなり残念であった。
 小生は、たまたま県立神奈川近代文学館で開催されていた『中島敦展』を見て
きて、その中で展示されていた中島敦自筆の絵葉書を見る機会を得ている。
 その葉書には子供たちのために自筆の絵を添えたり、漢字をあまり使わないよ
うにするなどの気遣いが見られる。家族への思いが、熱く感じられる展示物だっ
たのだ。それだけに一つでもいいから、その絵を掲載して欲しかったのである。

 中島敦の南洋庁への赴任は、帝国海軍の膨張主義のもとでの一つの小さな逸話
に過ぎないのだろうが、しかし、一個の人間として作家としての中島敦の熱い思
いが垣間見えるのだ。
 彼は一旦は南洋で喘息が回復することを期待したし、少しは症状の緩和も見ら
れたのだが、やはり望みは断たれ、赴任した昭和十六年(敦三十一歳)の翌昭和
十七年に辞任し、その年に没している。
 その間もない死のことを敦は強く予感しつつ、しかし回復への期待を捨てられ
るはずもなく、南洋の地で家族から離れて暮らしていたのだ。

 本書『南洋通信』での収穫の一つに、「南洋譚」や「環礁−ミクロネシヤ巡島
記抄」という一文を見出したことだ。特に後者は、素晴らしい紀行文だ。独り身
の小生には、南洋通信での中島敦の身内への思いの熱さには、何処か忸怩たる思
いで読んでいることがあった。
 一方、「環礁−ミクロネシヤ巡島記抄」については、ひたすらに中島敦の叙述
の手腕に素直に従っていけばいい。まるで南洋の海の波間に身を任せ漂うように。
 中には南洋の混血美人との危うい、何処か幻想的な場面もあったりして(その
部分は読者自らが探し出して欲しい)。
 せっかくなので、その中から若干を(必ずしも一番印象的な文章というより、
哲学趣味のある小生だから尚更感じた部分を)抜書きしてみたい:

 汽船(ふね)は此の島を夜半に発つ。それ迄汐を待つのである。
 私は甲板に出て欄干(てすり)に凭った。島の方角を見ると、闇の中に、
ずっと低い所で、五つ六つの灯が微かにちらついて見える。空を仰いだ。
帆柱や策綱(つな)の黒い影の上に遥か高く、南国の星座が美しく燃えて
いた。ふと、古代希臘(ギリシャ)の或る神秘家の言った「天体の妙なる
諧音」のことが頭に浮かんだ。賢い其の古代人は斯う説いたのである。我
々を取巻く天体の無数の星共は常に巨大な音響——それも、調和的な宇宙
の構成にふさわしい極めて調和的な壮大な諧音——を立てて回転しつつあ
るのだが、地上の我々は太処よりそれに慣れ、それの聞えない世界は経験
できないので、竟(つい)に其の妙なる宇宙の大合唱を意識しないでいる
のだ、と。先刻(さっき)夕方の浜辺で島民共の死絶えた後の此の島を思
い描いたように、今、私は、人類の絶えて了ったあとの・誰も見る者も無
い・暗い天体の整然たる運転を——ピタゴラスの云う・巨大な音響を発し
つつ回転する無数の球体共の様子を想像して見た。
 何か、荒々しい悲しみに似たものが、ふっと、心の底から湧上って来る
ようであった。
    (p.156-7、一部、漢字がパソコンの都合で正しく表記できない)

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2009/05/04 23:15

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2011/01/02 20:38

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2012/08/05 22:52

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2013/04/14 17:01

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2015/08/17 10:38

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